2021年9月26日日曜日

住宅街で窓を開けるとイソシアネートがアラームレベルで入ってくる

 2021年9月23日(秋分の日)実験

 有毒ガス検知器(Woneywell社 SPM Flex)を使用して、住宅街の我が家で窓を開けると危険レベル(米国の職業病予防基準1.0ppbを越える)のイソシアネートが入ってくる実験をしました。

 窓を開ける前はゼロを表示していますが、二重窓を開けて網戸越しに測定すると、暫くしてイソシアネート濃度が上がっていき、1.4ppbにも達しました。危険を知らせる為に画面が赤くなり、アラームレベルを表示しています。

 我が家ではほとんど窓を開けられません。窓を開けると咳が出て頭痛になります。

早送りの動画Youtubeをご覧ください。



 念のために呈色反応が起こっているか確認する為に、カセットテープを撮影しました。スマホで撮影したので色が正しく有りませんが、テープ中央にイソシアネートに反応した赤い丸が確認出来ます。




2021年9月18日土曜日

予備測定:自宅近辺のイソシアネート値は米国の職業病予防基準を越える

  有毒ガス検知器(米国Honeywell社製 SPM Flex)にイソシアネート検出用カセットをセットし、自宅近辺を約1時間肩に掛けて散策してデータを取ってみました。

 この検知器は、有毒ガスを扱う工場や研究機関等で、ガスが漏れたのを検知し一定レベルを越えると警報を鳴らしたり、自動的にガスを遮断する機能も有ります。

 今回使用したイソシアネート用カセットは、呈色反応でソシアネート基を検出し、ガスやエアロゾルに反応して濃度に応じて赤く変わり、その変色度合いを光学的に読み取り記録したり警報を出したりする装置です。

<測定器本体とカセットの外観>















測定器の詳細については以下のページに解説していますのでリンクで参照して下さい。

https://mukouryou.blogspot.com/p/blog-page_62.html

Honeywell社の製品紹介

https://sps.honeywell.com/jp/ja/products/safety/gas-and-flame-detection/high-tech-and-semiconductor/spm-flex


<測定結果> 測定日:2021.09.05(日)

一番高かった地点→3.8ppb 産婦人科医院駐車場脇の歩道を通った時

沼の脇を通る→1.7ppb 一時弱い雨が降ってきたので、その影響か?

途中立寄ったコンビニの中、自宅室内ゼロ(検出限界0.4ppb未満)の地点

自宅近辺外気→1.4ppb MAX(職業病の危険が有るのでアラーム1

ACGIH(アメリカ産業衛生専門家会議)は8時間労働のイソシアネート許容濃度を1ppbと定めています。24時間暮らす自宅近辺に工場など無い住宅密集地で許容濃度を越えていて、弱い一部の人は職業病になると思われます。