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2016年9月29日木曜日

柔軟剤香料マイクロカプセルの正体(臭いの正体)その1

キンモクセイの花
朝玄関の扉を開くとキンモクセイの良い匂いがします。この匂いでは咳が出たり頭痛がしたりする事は有りません。我が家の庭にはキンモクセイの木が4本有り一斉に咲いて匂いに包まれています。

 この匂い(気体)はせいぜい隣家の途中位までしか感じませんが、柔軟剤の臭いは数十メートルから百メートル近くも感じます。

 また、キンモクセイの匂い(気体)はそこを通ってもずっと体に付いてくる事はありませんが、柔軟剤の臭いは保育園から帰ってきた孫やスポーツジムから帰った妻にくっついてきます。


 この秘密を知りたくて、柔軟剤をしみ込ませた布を以前デジカメで撮影して拡大し、何かキラキラ光る物が付いているのを見つけました。









アクリル繊維に付いた柔軟剤の香料カプセル

 今日はデジタル顕微鏡を借用する機会がありましたので、前回デジカメで光る点にしか見えなかったのを千倍で見てみました。

 左の写真の様に丸い粒の中に更に小さなつぶつぶが沢山入っているのが見えます。

 千倍でも小さいので、ここでは画像処理で拡大しています。








                 ↓香料カプセルがはじけると


香料カプセルがはじけた残骸と思われる


 また、こちらの様に破裂した風船の様な物も見られます。これは上の香料カプセルがはじけた残骸ではないかと推定されます。中の小さなつぶつぶは飛び散って空中を飛んで行ったのでしょうか?

 そして、誰かにこの沢山の粒を吸わせて匂いを感じさせたのでしょうか?

 これだけ小さいとPM2.5として肺の奥深くに入って効率よく(何かの文献で見た記憶だと85%位の効率で)吸収され血液に香料やカプセル剤が入り込む可能性は無いのでしょうか?

 化学物質の分解が得意な人は大丈夫かもしれませんが、一部の分解が遅い人は、香料成分やカプセル成分が体に溜まり、色々な症状が出るのではないでしょうか?受動喫煙よりもっとひどい状況だと思いませんか?

2016年9月25日日曜日

ファミレスでやられました:咳、頭痛、複視、だるさ

 今日は妻の実家の墓参りに行ってきました。お寺では他の墓参りする人の柔軟剤臭もそんなにひどくなく、最近の香料入り線香も気になる程ではなく、無事に墓参りを済ませました。

 ところが、悲劇はその後昼食で寄ったファミレスで起こりました。最初は空いていて近くに人が居なくて、空調の吹き出し口が真上に有って寒いくらいで快適でしたが、途中で私の背中位置に案内されてきた二人連れが物凄い柔軟剤臭です。

 やばいと思って妻に席を交換してもらい反対側でその時は臭いを感じなくなりましたが、食べているうちにだんだん臭くなってきました。さらに、そこに後から来た家族の人が増えたら、ますます臭いがひどくなり、ゆっくりする暇もなく食事が終わり次第店を出ました。

 車に戻ると咳こむ様になり、頭痛もしてきました。まだ運転に支障がある程ではありませんでしたが、家に着くと体がだるく昼寝をすると、2時間も寝てしまいました。そして、PCでメールを見ようとすると、ひどい複視(文字がダブって見える)状態で、運転中にこの状態にならなくて良かった。この状態だと、標識の文字がほとんど判読できなくなります。

 合成香料アレルギー(化学物質過敏)の症状は、何ともない人には理解できないでしょうが、下のキーボードの画像を見て下さい。私が今見ているキーボードはこの様な状態です。

←現在のキーボードの見え方









 もちろん、画面も同様な状態です。

2016年9月19日月曜日

繊維にくっついた柔軟剤のマイクロカプセル観察と色々な疑問

柔軟剤の香りを長持ちさせる為の香料カプセルが繊維にくっついた所を撮影してみました。

 デジタル顕微鏡等が有ると綺麗に撮影出来ますが、我が家には無いので、デジカメに等倍のマクロレンズを付けて限界まで近づき、レンズの一番解像度が良い点で撮影しました。

 画像を拡大して、何とか点として見える所まで出来ました。良く見ると、右側の画像にはマイクロカプセルが小さな点としてくっついているのが見えると思います。


       柔軟剤使用前                 柔軟剤使用後















 布は綿100%、ウール100%、アクリル90%とウール10%の混紡の3種類をやってみましたが、なぜかウール100%のが良く見えます。

 このカプセルがはじけて中から合成香料が出て、あの強烈な臭いが出てきますが、はじけた殻はどうなっちゃうんでしょうか?

 また、しっかり繊維にくっつけなかったPM2.5並みの大きさのカプセルは、風とかでシャボン玉の様に空中をさまよい、我々はカプセル毎吸い込んで、肺の中でカプセルの色々な化学成分が効率よく血液の中に取り込まれて色々困った症状が出るのでは?

2016年9月14日水曜日

トルエン・ジイソシアネート(TDI)とToluenediamine(TDA):発癌性の証拠(NIOSH)

たまたまこの様な怖い資料を見つけました。

出所は国立労働安全衛生研究所(米国)
The National Institute for Occupational Safety and Health (NIOSH)
原文ページ↓
https://www.cdc.gov/niosh/docs/90-101/

以下は要約を機械翻訳したものです。

Abstract
要約

Experimental studies in animals have demonstrated that toluene diisocyanate (TDI) is a carcinogen. When rats and mice were exposed orally to commercial-grade TDI (an 80:20 mixture of 2,4- and 2,6-TDI), tumors were induced in both species. The systemic nature of TDI carcinogenicity was demonstrated by the appearance of tumors at multiple sites (pancreas, liver, skin, mammary glands, and circulatory system). Although not statistically significant, rare brain tumors were found in rats exposed to TDI (two gliomas and one pinealoma). Historical controls have a low incidence of gliomas and no reported incidence of pinealomas.
動物の実験的研究は、トルエン・ジイソシアネート(TDI)が発がん物質であることを証明しました。ネズミとマウスが口で商業レベルTDI(2,4-と2,6-TDIの80:20の混成)にさらされたとき、腫瘍は両方の種で誘発されました。TDI発癌性の全体的な性質は、多部位(すい臓、肝臓、皮膚、乳腺と循環系)で、腫瘍の外見によって示されました。統計的に有意な、まれな脳腫瘍がTDI(2つの神経膠腫と1人の松果体ママ)にさらされるネズミで見つからなかった。歴史の規制は、神経膠腫とpinealomasの報告された発生率でないことの低い発生率を持っています。

Experimental studies in animals have also demonstrated that 2,4-toluenediamine (TDA), a hydrolysis product of 2,4-TDI, is a carcinogen. When rats and mice were exposed orally to TDA, tumors were induced in the livers, skin, and mammary glands of both species. The National Institute for Occupational Safety and Health (NIOSH) concludes that the data on carcinogenicity provide sufficient evidence to warrant concern about the potential consequences of occupational exposure to TDI and TDA. The tumorigenic responses observed in both rats and mice treated with either TDI or TDA meet the criteria of the Occupational Safety and Health Administration (OSHA) Cancer Policy for classifying a substance as a potential occupational carcinogen [29 CFR 1990]. Although the carcinogenic potential of the other TDI and TDA isomers has not been adequately determined, exposure to all TDI and TDA isomers should be reduced. NIOSH therefore recommends that all the isomers of TDI and TDA be regarded as potential occupational carcinogens and that occupational exposures to TDI and TDA be limited to the lowest feasible concentrations. The potential for TDI- or TDA-induced cancer in humans has not been determined, but the risk of developing cancer should be decreased by reducing exposure to TDI and TDA in the workplace.
動物の実験的研究は、2,4-toluenediamine(TDA)(2,4-TDIの加水分解製品)が発がん物質であることをも証明しました。ネズミとマウスが口でTDAにさらされたとき、腫瘍は両方の種の肝臓、皮膚と乳腺で誘発されました。国立職業保安・健康協会(NIOSH)は、発癌性に関するデータがTDIとTDAへの職業的な露出の潜在的結果に対する懸念を正当化する十分な証拠を提供すると結論します。TDIかTDAで扱われるネズミとマウスで観察される腫瘍形成性の反応は、物質を潜在的職業的な発がん物質[29のCFR 1990]と分類するために、職業安全衛生管理局(OSHA)蟹座方針の基準を満たします。他のTDIとTDA異性体の発癌の可能性が十分に決定されなかったが、すべてのTDIとTDA異性体への暴露は減らされなければなりません。したがって、NIOSHはTDIのすべての異性体とTDAが潜在的職業的な発がん物質とTDIとTDAへのその職業的な露出時間と考えられているよう勧めます。そして、最も低い可能な集中に限られていてください。人間のTDIまたはTDAによって誘発されたガンへの可能性は決定されませんでした、しかし、ガンになる危険は職場で露出をTDIとTDAに下げることによって減少しなければなりません。

2016年9月13日火曜日

香りが強く長続きする柔軟剤のマイクロカプセル撮影(原液)

 顕微鏡は持っていませんが、デジカメ+マクロレンズ(等倍撮影)で柔軟剤のマイクロカプセルが見えないか試してみました。

 先ずは原液の中につぶつぶが無いのか、爪楊枝の先に原液を付けてプレパラートに垂らして撮影してみます。画像をクリックすると、大きな画像が表示されます。

14:22スタート
14:26(4分後)

最初の頃はただの水滴の様です。

乾燥してこないとつぶつぶは見えません。










14:27(5分後)

乾燥してくると、徐々に何かが浮き出て来る様です。















14:28(6分後)


徐々にはっきりしてきます。
















14:29(7分後)
















14:31(9分後)
















14:34(12分後)






小さな黒い点が沢山浮き出てきます。














以下は16:00(1時間38分後)に焦点を向う側から手前側にずらしながら撮影



小さな細かい点がマイクロカプセルと思われますが、個々の形を見るのは高倍率の顕微鏡でないと無理の様です。





































←爪楊枝でなぞった跡と思われる




←一番細かい点がカプセルか?




 今回は原液をそのまま観察しましたが、次回は規定の希釈率で薄めた物や繊維にくっついた状態で観察してみたいと思います。