ページ

2017年1月31日火曜日

小児科にも柔軟剤臭の有毒物質が押し寄せて

孫が熱を出したので小児科医院へ連れて行った時の事です。
超小型のVOC(揮発性有機化合物)測定器を持参して空気の汚染具合を測ってみました。
私は人混みが苦手なので、活性炭のマスクをして出かけました。

<Atmotube測定例 1月31日(火)孫を小児科医院に連れて行く>
時刻  TVOCppm   環境・症状(活性炭マスク着用時)
 9:54   0.8     小児科医院感染症患者用待合室・・・空気清浄機稼働中マスク着用でこの時は
            問題無し。
10:07   0.7           同上。新しい母子が来たらマスク効かず酸っぱい柔軟剤臭で咳止まらず
            車へ逃げる
10:20   0.6     車中にて症状治まる
10:43   0.7     待合室に戻ったら母子居なくなりOK
11:01   1.0     待合室で柔軟剤臭きつく目にしみる。新しく来た人が原因と思われる。
11:12   1.0     調剤薬局へ移動したが問題無し
11:58   0.9     自宅1F和室OK
15:02   1.0     同上OK
18:20        複視ひどい

 10:07にはTVOC(揮発性有機化合物の総量)が減っているのにも関わらず、マスクをしていても臭いがして咳が出てきた。この事は、ごく微量でも症状が出る物質が作用している事を物語っている。

2017年1月25日水曜日

柔軟剤臭のサービスマンが入室した時を測定

<訂正記事>
2017.02.08  SPM Flexのイソシアネートテープで測定スタートして直ぐにアラームが鳴った原因は、前回測定時にテープの測定終了位置をエンピツでメモしたのをセンサーが今回の測定時に読み取っていた為でした。(下の画像は入れ替えました)

 柔軟剤臭は毒性ガス検知器(イソシアネート用のテープ装着)とTVOCモニターAtmotubeでは検出出来なかった。しかし、私の症状は出る。

 この日は朝の(夜中の)2時に鼻の奥からの出血で目が覚める。5時過ぎに玄関トアを開いて新聞を取りに出ると無風状態で酸っぱい柔軟剤の臭いが充満していた。

 体調が優れない時に更に昼間柔軟剤臭のすごいサービスマンが入室したので、ダウンして昼寝した。昼寝から起きると、左の胸がチクチクと刺す様に痛かった。




2017年1月15日日曜日

SPM FlexとAtmotubeを線量計の様に持ち歩いてイソシアネートとTVOCを測定

 ここ数日、室内でもマスクをしていないと喉が痒くなり、声を出すと喉が痛んだり声がかすれる状況が続いてマスクが手放せません。外出した妻は柔軟剤の臭いを貰って洋服が柔軟剤臭くなってしまったと嘆いていました。

 1/13(金)は午前3時半に目が覚めると喉が酸っぱくなっていて、2階から階段を下りると酸っぱい臭いがしていました。玄関の外へ出ると強い酸っぱい臭いがして、窓を開けているトイレの中や浴室の中も酸っぱい臭いがしました。逆転層で近所の家からの夜干し洗濯物(近所を回ったら2軒夜干し有り)からの柔軟剤臭や排気口からの柔軟剤臭(2軒が排気口近くで臭う)が溜まっていました。

 1/4~1/6の我が家の室外大気観測でもイソシアネートがほとんど途切れる事無く観測されたので、離れた所での様子を調べてみる事にしました。とりあえずいつものウォーキングコースを我が家から北に約2km測定器を持って歩いてみる事にしました。途中昼食を駅のフードコートで取り、その後帰り道途中に大規模ショッピングセンターの書店と食品スーパーで買い物をします。
 SPM Flexはショルダーベルトが付いて可鍛型なので、簡単に持ち運べますがけっこう重いので、長時間持っていると肩が痛くなってきます。TVOCを測定出来るAtmotubeと登山で使っているGPS受信機も持参しました。





























 今回も、閉め切った自宅室内以外は住宅街なので全て低濃度(0.4ppb未満)のイソシアネートが検出されました。近所ではどこに行ってもイソシアネートから逃げられないという事です。

 但し、このテープは感度は低いですが他の一部の物質でも反応する性質が有るので、100%イソシアネートとまでは言えない様です。私の知る限り、これを確かめるには、特殊な方法でガスを捕集してHPLC(高速液クロマトグラフ)という装置でガスの種類を分析する方法が有り、国際規格ISOに規定されています。最も注意することは、イソシアネートは気体だけではないという事です。
 イソシアネートはモノマーおよびオリゴマーで存在し気中に気体と粒子状で存在することが知られています。 これらを包括的に捕集し測定できないと測定結果が過小評価となる危険が伴います。詳細は当ブログの以下ページ(ISOの測定方法)を参照して下さい。→リンク

 11時に出かける直前には1回だけ薄く検出されていますが、これは開け閉めする玄関に測定器を置いたので、外部から侵入したイソシアネートに反応したものと思われます。以前から玄関では外部から侵入したのが、時々検出されています。

 テープの反応した痕跡を見ると、レベルは低い(職業病の管理レベルは5ppbで今回は0.4ppb未満)ですが、閉め切った室内以外では常時イソシアネートを吸っていると思われます。そして、一度感作された人は、どんなに低レベルのイソシアネートでも吸うと症状が出ると言われているので、私の場合は後者に当たると思います。

2017年1月14日土曜日

室外大気のイソシアネートとTVOC測定

 年末に最新型の毒性ガス検知器を借用することができ、何とか基本的な機能は使える様になったので、さっそく2日間連続して窓の外の空気を測定してみました。

<使用測定器>
①Honeywell社 Toxic Gas Detector(毒性ガス検知器) SPM Flex
 低レベルの有害物質を検出出来るテープベースのガス検知器です。
 テープはイソシアネート用を使用。
 メーカーの商品紹介ページ→リンク

②INDIEGOGO社 Atmotube
 スマホと連携してTVOC(一酸化炭素を含む)を測定できる超小型機器です。
 メーカーの商品紹介ページ→リンク


<測定期間>
2017.01.04(水)16:33~2017.01.06(木)16:49

<測定結果>
①デジタル値
 SPM Flexでは0.4ppb以上の値しかデジタル値として読み取れませんが、4つの測定時間帯で0.4ppb越が観測されました。

 1/4 17:43頃・・・0.5ppb
 1/6   7:37  8:07  8:22頃・・・0.53~0.57ppb
     この時間帯は、室内でも目が痛く、咳や鼻水が出て活性炭マスクを使用しました。




②アナログ値(テープに残された反応の画像)
 赤い丸の部分がイソシアネートを検出して反応した部分で、その濃度がガスの濃度に比例する。
 下の画像の様に、ほとんど消えることなくイソシアネートにテープは反応している