観測を進めていくうちに、テスト用の布片が汚染されている事が分かりました。関係の無いマイクロカプセルや他の物質も写り込んでいると思われるので、公開を停止します。
試験前にテスト用の布片の確認はしましたが、確認が十分ではありませんでした。隅から隅まで確認したら汚染されている部分が有り、確認不十分で申し訳ありません。
汚染の原因を調べて、写り込まない方法が見つかったら再度公開しますので、宜しくお願いします。
私は2007年に産業医から「合成香料アレルギーで微量でも症状が出る」と言われました。最近のテレビで良く宣伝されている強い臭いの長続きする柔軟仕上げ剤の人と出会うと(極端な場合は姿が見えなくてもその残り香で)、喉や気管支が痒くなり咳が出たり頭痛や体が異常にだるくなったりします。その他、視覚や聴覚にも異常が出て脳梗塞ではないかと思った事もあります。 この症状は化学物質過敏症の一種と言われており、柔軟剤以外にもいろいろな物で起こりますがまだ十分解明されていないのと周知されていないので、気がつかない方も多いのではないかと思います。私は化学や医療の専門家ではありませんが、起こった事をありのままに伝えて、同じような症状に悩んでおられる方々の理解の助けになればと思います。
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2018年7月25日水曜日
2018年7月6日金曜日
受動喫煙どころではない受動香料カプセル:イソシアネート0.9ppbの正体
妻がスポーツジムから帰ってくると、柔軟剤の臭いを貰ってきます。そして、部屋の中を歩くと2m位離れていても私は咳が出たり頭痛がしたりします。
以前、この時着ていたTシャツを有毒ガス検知器でチェックしたところ、Tシャツを体温程度に温めると0.9ppbといった工場規制値1.0ppbに近い値のイソシアネートが検出されました。
<以前測定した時のデータ>
2018.01.31 ピークで0.9ppb(ドライヤーで30数℃まで温めると2分間出た。)
2018.02.09 ピークで0.9ppb(ドライヤーで40℃まで温めると2分間出た。)
最近の香りが長持ちする柔軟剤や洗剤には、合成香料をマイクロカプセルに入れて徐々に香料を放出したり、擦ったり汗や温度でカプセルを破壊して香りを出す構造になっています。このカプセルの材料には透明性や徐々に内容物が漏れ出す等の便利な性質の為にポリウレタンが使われる事が多い様です。そしてこのポリウレタンは破壊の熱で分解すると元々の材料であるイソシアネートが発生する性質があるそうです。
香料マイクロカプセルにポリウレタンを使用するメリットは公開特許公報 特開2014-198070に以下の様にはっきりと書かれています。
「香料マイクロカプセルの壁物質がポリウレタン樹脂を採用すると、ポリウレタン樹脂の高い気密性によって液剤中での香料の放出がなくなる、という作用が発揮されるだけでなく、ポリウレタン樹脂の優れた透明性によって噴霧対象物(塗布対象物)での白残りの発生も抑えられる。香料マイクロカプセルの粒子径は、作製時の制御により多様に調整可能である。好ましい香料マイクロカプセルの粒子径は、約1.5~50μmである。」
妻の臭いを貰って来たTシャツにはこのマイクロカプセルが付着しているのではと顕微鏡を借用して見てみる事にしました。
<使用顕微鏡>
PC Microscope(デジタル顕微鏡とかUSB顕微鏡とか呼ぶことも有る)
メーカー:斉藤光学株式会社
型番:SKM-S31B-PC
光学倍率:400倍~1,000倍ズーム(デジタルズーム併用で私のPCでは約3,000倍)
デジタルズーム:約3倍
アクセサリー:X-Yステージ、計測ソフト用校正スケール0.1mm目盛
(計測ソフトは使用せず、校正スケールとの比例計算で画面上で寸法割り出し)
<画像を見る前に予備知識の勉強>
浮遊粒子を人が吸い込んだ時どうなるか?(国立環境研究所 資料より)
<臭いを貰って来たTシャツを直接顕微鏡で観察>
画像は何れも光学1,000倍Xデジタルズーム約3倍で撮影。概略の寸法を下部に記載。
私は素人なので、マイクロカプセルとその残骸以外の物が写っていてもご容赦下さい。
これらは何れも破裂したマイクロカプセルやそのかけらでしょうか。
探してやっと見つかる程度ですが、かなり臭います。このTシャツは石鹸洗剤で洗濯すれば全く臭いはしなくなります。
<ラップフィルムに付着したマイクロカプセルと思われる物を顕微鏡で観察>
(ラップフィルムはTシャツの下に顕微鏡の汚染防止のため敷いた)
いろいろな形をしたマイクロカプセルと思われる物や、破裂した残骸と思われる物が見られました。これらやカプセルの中身が近くの人や干した洗濯物から放出され、もし空気中を漂っていると、人が吸い込み小さな物では下部気道に達する大きさの物も有ります。更にここでは載せていませんが顕微鏡でも点にしか映らない小さな物も有り、その様なナノカプセルがもし空気中を漂っていると肺から血液中に入り込む恐れも有るようです。
次回は各メーカーの柔軟剤や洗剤で布を処理して顕微鏡で見てみたいと思います。そして究極は、我が家の外気に漂うマイクロカプセルを捕らえてみたいと思います。
以前、この時着ていたTシャツを有毒ガス検知器でチェックしたところ、Tシャツを体温程度に温めると0.9ppbといった工場規制値1.0ppbに近い値のイソシアネートが検出されました。
<以前測定した時のデータ>
2018.01.31 ピークで0.9ppb(ドライヤーで30数℃まで温めると2分間出た。)
2018.02.09 ピークで0.9ppb(ドライヤーで40℃まで温めると2分間出た。)
最近の香りが長持ちする柔軟剤や洗剤には、合成香料をマイクロカプセルに入れて徐々に香料を放出したり、擦ったり汗や温度でカプセルを破壊して香りを出す構造になっています。このカプセルの材料には透明性や徐々に内容物が漏れ出す等の便利な性質の為にポリウレタンが使われる事が多い様です。そしてこのポリウレタンは破壊の熱で分解すると元々の材料であるイソシアネートが発生する性質があるそうです。
香料マイクロカプセルにポリウレタンを使用するメリットは公開特許公報 特開2014-198070に以下の様にはっきりと書かれています。
「香料マイクロカプセルの壁物質がポリウレタン樹脂を採用すると、ポリウレタン樹脂の高い気密性によって液剤中での香料の放出がなくなる、という作用が発揮されるだけでなく、ポリウレタン樹脂の優れた透明性によって噴霧対象物(塗布対象物)での白残りの発生も抑えられる。香料マイクロカプセルの粒子径は、作製時の制御により多様に調整可能である。好ましい香料マイクロカプセルの粒子径は、約1.5~50μmである。」
妻の臭いを貰って来たTシャツにはこのマイクロカプセルが付着しているのではと顕微鏡を借用して見てみる事にしました。
<使用顕微鏡>
PC Microscope(デジタル顕微鏡とかUSB顕微鏡とか呼ぶことも有る)
メーカー:斉藤光学株式会社
型番:SKM-S31B-PC
光学倍率:400倍~1,000倍ズーム(デジタルズーム併用で私のPCでは約3,000倍)
デジタルズーム:約3倍
アクセサリー:X-Yステージ、計測ソフト用校正スケール0.1mm目盛
(計測ソフトは使用せず、校正スケールとの比例計算で画面上で寸法割り出し)
<画像を見る前に予備知識の勉強>
浮遊粒子を人が吸い込んだ時どうなるか?(国立環境研究所 資料より)
<臭いを貰って来たTシャツを直接顕微鏡で観察>
画像は何れも光学1,000倍Xデジタルズーム約3倍で撮影。概略の寸法を下部に記載。
私は素人なので、マイクロカプセルとその残骸以外の物が写っていてもご容赦下さい。
54μX24μ |
27μX21μ |
17μX14μ |
左上の物 13μX10μ |
18μX10μ |
16μX10μ |
33μX24μ |
21μX12μ |
25μX19μ |
22μX10μ |
これらは何れも破裂したマイクロカプセルやそのかけらでしょうか。
探してやっと見つかる程度ですが、かなり臭います。このTシャツは石鹸洗剤で洗濯すれば全く臭いはしなくなります。
<ラップフィルムに付着したマイクロカプセルと思われる物を顕微鏡で観察>
(ラップフィルムはTシャツの下に顕微鏡の汚染防止のため敷いた)
直径9μ |
20μX12μ |
42μX33μ |
直径20μ(中の粒は3μ程度) |
12μX12μ |
いろいろな形をしたマイクロカプセルと思われる物や、破裂した残骸と思われる物が見られました。これらやカプセルの中身が近くの人や干した洗濯物から放出され、もし空気中を漂っていると、人が吸い込み小さな物では下部気道に達する大きさの物も有ります。更にここでは載せていませんが顕微鏡でも点にしか映らない小さな物も有り、その様なナノカプセルがもし空気中を漂っていると肺から血液中に入り込む恐れも有るようです。
次回は各メーカーの柔軟剤や洗剤で布を処理して顕微鏡で見てみたいと思います。そして究極は、我が家の外気に漂うマイクロカプセルを捕らえてみたいと思います。