技術資料

<マイクロカプセル製造方法でイソシアネートや除放が出て来る特許>
これを見ると、いかにイソシアネートがマイクロカプセルの壁材料として一般化しているかが分かると思います。

追加① ライオン 消臭剤組成物 【公開番号】特開2011-130986(P2011-130986A)
【0034】
[(c-2):壁物質]
本発明に用いられる(c-2)壁物質は、水不溶性の高分子物質であり、前記芯物質を安定にマイクロカプセル化することができる。・・・・・ポリアミン化合物としては、ヘキサメチレンジアミン等があげられる。ポリフェニルイソシアネートとヘキサメチレンジアミン、トルエンジイソシアネートとジエチレングリコールの組合せが好適に用いることができる。
http://www.ekouhou.net/%E6%B6%88%E8%87%AD%E5%89%A4%E7%B5%84%E6%88%90%E7%89%A9/disp-A,2011-130986.html


①ライオン マイクロカプセルの製造方法
 界面重合反応により疎水性液体をポリウレアあるいはポリウレタン樹脂で被覆するマイクロカプセルの製造方法において、多塩基酸ハライドと多価イソシアネートが溶解してなる疎水性液体を、・・・
http://www.j-tokkyo.com/1994/B01J/JP06000362.shtml

②ライオン 繊維製品用液体仕上げ剤組成物 - 特開2008−7872
 ウレタン系高分子は、多官能性イソシアネート化合物とポリオールもしくはポリアミン化合物との縮合反応により得られるが、例えば、ポリフェニルイソシアネートとヘキサメチレンジアミン、トルエンジイソシアネートとジエチレングリコール、などの組合せから得られる・・・
http://www.fa-navi.jp/patent/details/000095216.html#

③フイルメニツヒソシエテアノニム ポリ尿素マイクロカプセルの製造方法
 少なくとも2つのイソシアネート官能基を含む少なくとも1種のポリイソシアネートを香料に溶かして溶液を形成させるステップと・・・
http://astamuse.com/ja/published/JP/No/2014526954#

④日華化学株式会社 マイクロカプセルの製造方法
 アミン塩を有する水溶性高分子化合物の水溶液中に、疎水性芯物質を乳化又は分散させ、次いでこれに多価イソシアネート化合物又はそのプレポリマーを直接加えたのち、さらにアルカリを加え、遊離したアミノ基とイソシアネート基とを反応させることを特徴とするマイクロカプセルの製造方法・・・
http://pat.reserge.net/PatentDocument.php?pn=1992277027&dbid=JPP

⑤ 積水化学工業株式会社 マイクロカプセルの製造方法、及び、マイクロカプセル WO 2014024971 A1
 上記非極性溶液bに添加される架橋剤は特に限定されず、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート、油溶性シランカップリング剤、チタンアルコキシド、イソシアネート含有ポリマー、イソシアネート含有オリゴマー、シリコンアルコキシオリゴマー等が挙げられる。

⑥ライオン株式会社 香料組成物及びそれを含む繊維製品用処理剤組成物
 ウレタン系高分子は、多官能性イソシアネート化合物とポリオール若しくはポリアミン化合物との縮合反応により得られる。多官能性イソシアネート化合物としては、ポリフェニルイソシアネート、トルエンジイソシアネート等が挙げられる。

⑦株式会社ソフト99コーポレーション 香料マイクロカプセル含有芳香消臭剤
 壁物質にポリウレタンやメラミンを使用する実施例が有る特許(ポリウレタンということは、イソシアネート?)
http://astamuse.com/ja/published/JP/No/2014198070

⑧長谷川香料株式会社 カプセル化香料およびその用途
 本発明のカプセル化香料に用いられるカプセル壁形成物質としての高分子物質は、通常、カプセル壁膜に使用されるものを用いることができ、例えば、・・・ウレタン化合物、メラミン化合物、エポキシ化合物などを挙げることができる。かかる高分子物質の使用量は特に制限されないが、通常、芯物質である香料1重量部に対して0.01~10重量部の範囲とすることができる。
http://www.j-tokkyo.com/2006/C11B/JP2006-249326.shtml


⑨ライオン株式会社 特開2015-101806繊維製品用処理剤組成物
 残香性に優れ、香調の変調が少ない繊維製品用処理剤組成物を提供する。
(a−2)壁物質は、カプセル化香料が破壊された際の発香性の観点から、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂或いは尿素−ホルムアルデヒド樹脂からなるアミノプラストポリマー、ポリアクリル酸系或いはポリメタクリル酸系ポリマーであることが好ましい。特に、特開2010−520928号に記載されているようなアミノプラストポリマーが好ましい。具体的には、ポリアミン由来の部分/芳香族ポリフェノール由来の部分/メチレン単位、ジメトキシメチレン及びジメトキシメチレンを有するアルキレンおよびアルキレンオキシ部分からなるターポリマーであることが好ましい。
http://ipforce.jp/patent-jp-A-2015-101806


⑩MICROENCAPSULATION FRAGRANCE APPLICATION
 REACTANTS Hexamethylene-1,6-diisocyanate(HDMI)(Bayer,Desmodur W) as the  isocyanate;
http://www.slideshare.net/nireus/microencapsulation-fragrance-app


⑪花王 香り持続性マイクロカプセル
マイクロカプセルの壁材としてはポリウレア、ポリウレタン、ポリアミド、メラミン樹脂、尿素樹脂、アルギン酸塩、ゼラチン、アラビアゴム、デンプン等の各種高分子化合物が挙げられる。
http://www.ekouhou.net/%E9%A6%99%E3%82%8A%E6%8C%81%E7%B6%9A%E6%80%A7%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%AB%E3%83%97%E3%82%BB%E3%83%AB/disp-A,2010-1417.html


⑫花王 香料放出剤 WO2013015293 A1
 本発明は、下式(1)で表されるケイ酸エステル化合物を含む香料放出剤で ある。 式(1):Si(OR1)(OR2)(OR3)(OR4) 〔式中、R1、R2、R3及びR4は独立に、水素原子、又は炭素数1~30のアルキル基若しくはアリール基等であり、R1、R2、R3及びR4のうち1つは、4-(3-オキソブチル)フェノールからフェノール性水酸基を除いた残基であり、他の2つ又は3つは、2級若しくは3級アルコールから水酸基を除いた残基である。〕
http://www.google.com/patents/WO2013015293A1?cl=ja

⑬Microencapsulation of Perfumes For Application in Textile Industry 英文 ポルト大学(ポルトガル)
(リンクをクリックするとダウンロードされるので、そのファイルを開いて下さい)

第5章 Microencapsulation of Limoneneに注目

Material type     Polyurethane
Isocyanate        HMDI (0.38 mL)
Diol              Ethylene glycol (1.12 mL)
Active agent      Limonene (2.4 mL)
Organic solvent   Acetone (80 mL)

 https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=3&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwi__MistMLKAhWFn5QKHVNmBQcQFggtMAI&url=https%3A%2F%2Frepositorio-aberto.up.pt%2Fbitstream%2F10216%2F57560%2F1%2F000143206.pdf&usg=AFQjCNGPk61b4kIL90OfUS6HlIXeUL9B-w


<マイクロカプセル資料>
①株式会社 島津テクノリサーチ
 液体洗剤中マイクロカプセルの物性測定(カプセルの粒子径分布、破壊強度測定)

 http://www.shimadzu-techno.co.jp/technical/microcapsule.html


②マイクロカプセルとは? (株)MCラボ
http://www.mc-labo.jp/html/Q&A.html

(株)MCラボ 香料内包マイクロカプセル
http://www.mc-labo.jp/pdf/1_perfume_MC.pdf


③マイクロカプセルの生分解性
http://www.kim-lab.info/classic/kaizen01/h13-4th/4c22c/4c22c1.htm#生分解性(1.3.4)

④工業所有権レポート マイクロカプセルに関する特許について マイクロカプセルの原理
 表面と断面の電子顕微鏡写真有り

http://www.kim-lab.info/classic/kaizen01/h13-5c/5c05c.htm


⑤反応ジイソシアネートのマイクロカプセル化と自己回復防食塗料への応用 公告番号 US20130196071 A1     

本発明は、マイクロカプセルコア材として液状イソシアネートをマイクロカプセル化する方法に関する。本発明はまた、水中油型エマルジョン系における界面重合法によるポリウレタンシェルの反応性液相ジイソシアネートモノマーのマイクロカプセル化のために単純化された方法に関する。本発明はまた、自己修​​復防食被膜と各コーティング組成物を製造するための方法を提供します。自己回復防食コーティングの製造方法によれば、本明細書に記載されたマイクロカプセルは、自己修復コーティングを得るために樹脂中に分散されてもよいです。自己修復効果は、腐食防止の用途に使用することができます。(英文機械翻訳)
http://www.google.com/patents/US20130196071




2 件のコメント:

  1. ケミレスクラブです。参議院会館ではお疲れ様でした。ありがとうございました。
    花王のマイクロカプセルは特開2008−63575号公報等と記載されています
    。特開2008−63575号公報の特許捜すことができません。見つけていただけませんでしょうか

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    1. 特許情報プラットホームの以下ページで
      https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopPage
      特許・実用新案の中の1.特許・実用新案番号照会を選択し、一番上の蘭に2008-63575と入力して照会をクリックすると出ます。
      【発明の名称】嵩高いフレグランス分子のカプセル化という特許です。

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