自宅⇔つくばエクスプレス⇔地下鉄千代田線⇔参議院会館
国会議事堂の脇にある参議院会館に香害の原因物質の一つであるイソシアネートについて説明に出かける機会が有りましたので、自宅から参議院会館までの経路でイソシアネートを測定してみました。
参議院会館での出来事は以下リンクの里見りゅうじ議員のツイッターを参照して下さい。
http://satomi-ryuji.com/2018/01/27/11556/?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
<測定器具>
イソシアネート Honeywell社 SPM Flex(イソシアネート用ケミカセット使用)
*イソシアネートの種類は不明の為、トルエンジイソシアネート
として測定を行った。
TVOC、温度、湿度 Atmotube(参考値)
位置情報 GPSロガー(地下が多いのでほとんど役に立たず)
【イソシアネート測定結果の概要】
混雑していると高いレベルのイソシアネートが必ず出る訳ではなく、一部の人に依存している様に今回感じました。身動きできないほど混雑していても出ない時も有りました。
また、下車した一団が通り過ぎて居なくなった後でもイソシアネートが残っていて、ほとんど人の居ないホームで1.3ppbと一番高い値が測定されました。
テープ画像を見ると、電車の車中や乗り換え通路部分の人が動く所ではイソシアネートの反応は薄く、黒い数十μの異物が多数テープに付着しているのが見られます(次回の1/27の投稿に写真掲載)。手持ちの顕微鏡が無いので、一眼レフにマクロレンズを付けて撮影し、限界まで拡大した画像です。単純なホコリでは無い様に見受けられます。
テープ画像では、閉め切った自宅の室内ではかすかな反応しか有りませんが、外ではデジタル値として切り捨てられゼロとして表示される0.4ppb未満でも、テープはしっかりと反応しています。
⇅ ゼロ(テープは反応している)
守谷駅
⇅つくばエクスプレス 北千住に近づいてからと乗り換え通路で検出
北千住
⇅地下鉄千代田線 車中の一部区間と降りてから出口に向かうまで検出。特にホーム
で1.3ppbとピークを記録した。
国会議事堂前
⇅地上に出て直ぐは検出されたが、歩いているうちに検出されなくなる
参議院会館
会議室までの経路で検出無し
【イソシアネート測定結果詳細】
<守谷→北千住:つくばエクスプレス>
出発時刻が遅いことも有り、座れなかったが混雑なく最初はイソシアネートは検出されなかった。
北千住に近づいて混雑してくるとイソシアネートが検出され、一斉に人が動く乗り換え通路まで持続している。
<北千住→国会議事堂前:地下鉄千代田線>
地下鉄千代田線に乗り換えると、かろうじて空いた席に座れた。最初は検出されなかったが、前を1人通ったら途端に検出され新お茶の水まで継続した。新お茶の水では、数人降りたがまた新しい人が乗ってきて混雑状態は同じ位だが検出されなくなった。
日比谷からはまた検出され、下車駅の国会議事堂前まで継続した。ところが、ホームで案内板を見たりもたもたして、下車した一団が去ってほとんど人が居ないのにピークの1.3ppbを測定した。改札を出てトイレに寄るとここは検出されなかった。しかし、1番出口に向かう通路にはほとんど人が居ないにも関わらずまた上昇し0.8ppbが出た。
<国会議事堂前→北千住:地下鉄千代田線>
帰宅時間と重なり、身動きできないほど混雑した状態で測定した。国会議事堂前で乗車したが最初は検出されなかった。ところが二重橋前を過ぎると検出され継続したが、千駄木で空調が入る音がしたら検出されなくなった。その後北千住で下車するまで検出されず、北千住では混雑する地下通路から改札を出てつくばエクスプレスに向かう辺りまで検出された。
<北千住→守谷:つくばエクスプレス>
乗車した途端に検出され、八潮まで上昇を続けたが、八潮で降りる人がいると2分後には無くなった。しかし、流山おおたかの森で東武野田線からの乗り換え客がどっと乗って来るとまた検出され、守谷駅まで出続けた。守谷駅では下車する一団と一緒だったが検出されなかった。
<テープ画像>
テープの位置が正確に割り出せないので、玉一つ分(15分)のずれが有るかも知れません。
毎回気になっていますが、往路・復路共に電車の中や乗り換え通路では黒い微小(数十μ)の異物が付着しています。
往路
復路
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