昨日は肌寒い雨の中、電車を乗り継いで東京の病院に出かけました。午後の診察で、電車は余り混雑していなくてほとんど座っての往復になりました。電車の中では柔軟剤臭がして咳き込んだりするので、少し息苦しいですが、活性炭のマスクを漏れが無い様に付けています。そのおかげで、数回臭いを感じただけで咳は出ないで済みました。
ところが、自宅に帰ってきてマスクを外すと自分の体から柔軟剤の臭いがします。そして、動くと臭いが強くなり咳が出ます。
脱いだ衣類の臭いを嗅いでみると、材質により臭いの付き方が異なります。電車の中では薄いジャンパーは前のファスナーは開いて電車に乗っていた状態です。ジャンパーやその下の登山用のシャツは鼻を近づけてもかすかに感じる程度ですが、一番下の肌着のシャツは離れていてもかなり臭います。もっとひどいのは綿の少し厚めのズボンですごい臭いです。材質をタグで見て整理すると以下の様になります。
<上半身外側から>
薄いジャンパー ポリエステル100% 鼻を付けてかすかに臭う程度
登山用シャツ ポリエステル100% 同上
肌着のシャツ 綿100% 離れいてもかなり臭う
<下半身外側から>
少し厚めのズボン 綿100% 離れていてもすごく臭う
パンツ 綿100% 感じず
靴下 不明 足の臭い
ポリエステルは臭いが付きにくく、綿は付き易い傾向が有ります。これは以前にも経験しています。上に着ているジャンパーやシャツの繊維の隙間を通して、肌着の綿のシャツに何かが付着している様です。
パンツは綿100%だが、ズボンが厚めなので中まで侵入しなかったと思われます。
なお、これらの臭いは石鹸洗剤で洗濯して全く臭いを感じないレベルまで落ちました。
電車の中ではピークで1.4ppb位のイソシアネート(有毒ガス検知器でトルエンジイソシアネートとして測定)が測定され、米国の工場規制値を越え測定器のアラームが鳴ります。という事は、工場の有毒ガス漏れ事故状態です。
この時の測定器のテープに付着した物質が気になります。これは測定の為に電車内の空気をポンブで吸い込んで、化学反応テープに空気を通していますが、その時にテープ付着していた物質の写真です。おそらくこの様な物質が衣類に付着して臭いを発していると想像されますし、我々が吸い込んでいる事にもなります。デジカメのマクロしか撮影手段が無かったので不鮮明なのが残念です。
その他にも他からうつったと思われるイソシアネートは、
町内会の回覧板・・・・・・・ 0.8ppb (2018.01.31測定)
スポーツジム帰りのTシャツ・・・0.9ppb (2018.01.31測定)
庭仕事の作業着・・・・・・・・・0.6ppb (2017.06.26測定)
タオル・・・・・・・・・3.5ppb (2017.06.26測定)
等となっています。この為、外から帰ったらすぐに着替えて、うがい、目洗い、顔洗いをする様にしています。
因みに米国の資料によると、イソシアネートを扱う工場では、作業服は決して家に持ち帰ってはならないと指導されています。
私もヨガから戻ってきたら毎回全身柔軟剤臭でした。そう言えば、私は、上下とも綿のウエア着てます。私の言っているクラスは2つとも、柔軟剤臭マシなグループだと思います。一方のクラスの先生に香害のことを話して、柔軟剤からマグちゃんに変えてくれたので助かっています。ここ2週間ほど、帰ってきて柔軟剤臭していないので、うれしいです。
返信削除日本の梅雨と夏は湿気多いので、どうしても生乾き臭が出易くなります。乾燥機でガッと乾かすか、お日様でガッと乾かすかがベストだと思いますが、綿とかだと縮むのが心配です。綿ニット(メリヤス)でも、種類によって、生乾き臭出るものと出ないものがあるのですが、厚さの外に処理の仕方、編み方、、、何が違うのか簡単には私では分析できなさそうです。できれば、生乾き臭しにくい素材を選んでいけたらと思いますが、簡単ではなさそうです。天然繊維が好きです。綿は涼しくて暖かいです。
タオルも、厚みの要素の他に、生乾き臭出易いのと出にくいのがある気がします。昨今のふわふわタオルは、もともと嫌いですが、生乾き臭出易い気がします。
なぜ、生乾き臭の話をするかと言うと、世間の人が柔軟剤を使う理由の大きなものが生乾き臭だと思うからです。柔軟剤を使ってもマスキングしているだけで、臭いをばら撒いているだけです。柔軟剤以外のいい方法を提案できればと思っています。よかったら一緒に考えてください。