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2019年6月18日火曜日

梅雨時晴れて一斉に洗濯、布団干しPM2.5,PM10大量発生

 雨の後良く晴れた日は気分が悪くなるのが経験上分かっています。窓を開けていると特に昼頃は咳や頭痛、だるさに悩まされます。その原因を測定器で確かめてみたいと思います。また、現在は窓を閉め切って何とか防いでいるので、その効果についても確認してみます。

 自宅の玄関外と締め切った室内にPM2.5,PM10,VOC等が測定できるエアクオリティモニターを置いて、前日の雨が上がった日に室内と室外の比較測定してみます。

<使用測定器>2台使用
ラトックシステム(株)製 Bluetooth エアクオリティモニター REX-BTPM25V
右下の写真の様にスマホに無線で測定データが送られ、ダウンロードも出来ます。
自動測定で最短の5分間隔で測定する様に設定します。主な仕様は以下の通りです。
PM2.5,PM10:25~1,000㎍/㎥ 光拡散方式
TVOC:0~1,000ppb 半導体方式 以下を検出
   アルコール、アルデヒド、ケトン、有機酸、アミン、脂肪族および芳香族炭化水素
測定器本体
スマホの画面コピー




















<測定結果>
・5分間隔で自動測定し、データをダウンロードしてExcelでグラフにしたものです
・実線は1号機の結果で測定器を玄関外の木高さ約1.2mにぶら下げ、破線は2号機で締め切った室内の床の間に置いた
・室外の1号機は9時台にPM2.5,PM10共に急増し60㎍/㎥を越えて昼頃までその状態が続く。その後も室内に比べて高い状態が続く。今回は観測できなかったが、以前何度か観測した所では、微粒子はほとんどがマイクロカプセルでした。
・室内の2号機は所々にピークが見られる。密度は低いが換気や人の出入りで室内に侵入したマイクロカプセルと思われる。室内空気から微粒子を捕集すると顕微鏡でマイクロカプセルが観察されるのを確認しています。ゼロにはなりませんが、窓を閉めて空気清浄機を常に作動させているので、室内はかなりきれいな空気になっています。





















 次のグラフは、室外のPM2.5,PM10にVOC測定データを重ねたものです。VOCの成分が何であるかは分かりませんが、14時頃から徐々に発生し始め17時頃には測定器が飽和する1,000ppbまで達しています。一旦飽和するまで上がると、空気のきれいな室内に持って行っても数日間は下がりません。これは測定器内部に吸い込まれセンサー近くにくっついたカプセルから微量ではあるが高濃度の揮発性有機物質が放出され続けているのではと推定していますがもう少し確認が必要です。
 我々の呼吸器に吸い込まれたカプセルも測定器と同じ現象を体の中で起こしているのではないでしょうか?カプセルが気道や肺、更には血液中で崩壊して高濃度のVOC(成分は不明)を発生しているのではないでしょうか?





















<参考:柔軟剤処理した布から発生するPM2.5,PM10>以前の実験結果
 下のグラフは以前ある柔軟剤で処理した約1X5cmの小布片を干した時に放出されるマイクロカプセルを同様に測定したものです。ペアガラスを通して閉じた空間で干し、太陽光が減衰しているせいか自宅に飛んでくる物に比べて検出される時間が長いが同じ様な傾向を示しています。(外は大量のカプセルが飛んでいて影響を受ける為に外に干せない。ペアガラスと内窓の隙間に布と測定器を入れて測定した)



 これはその時に使用した柔軟剤をスライドガラスに垂らして同上に乾燥させてから顕微鏡で観察した画像です。中央の塊から小さな粒(PM2.5)が放出されていますが、これは一例で色々な形状のマイクロカプセルと崩壊の仕方が有ります。
3,000倍(左右一杯で100μm)


 この柔軟剤は従来の複合カプセルと違って、塊のようなものが外側から崩れながら小さなカプセルを放出している様に見えます。









3,000倍(左右一杯で100μm)






 完全に崩壊が終わるとこの様に小さなカプセル(1μやそれ以下)のみになる様です。











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