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2019年7月24日水曜日

大気中のマイクロカプセルをSEM用アルミ基材カーボン両面テープで収集

 空気中に舞っているマイクロカプセルを捕らえるのに下図のように一般的な両面テープやスライドグラス(顕微鏡で使うガラス板)を使っています。一般的な両面テープは安くて良いのですが、テープのネバネバの部分が白く写ってしまい透明なカプセルとの区別がしづらい欠点が有ります。

 マイクロカプセルは、ほぼ透明でコントラストが取れないので、バックに黒い物を置かないとはっきり写りません。

 この黒い紙も曲者で、ほとんどの物が購入した時点でマイクロカプセルだらけです。試したもので一番ひどかったのはマスキングテープで、真っ黒で表面も緻密で良かったのですが、テープをほどいたばかりなのに多数のマイクロカプセルが付着していて使い物になりませんでした。テープの原反作成場所で柔軟剤を使用した作業者が働いているのかも知れません。

 真っ黒で表面が滑らかな物を探していたら、偶然SEM(電子顕微鏡)用の両面テープで更にアルミ基材の物は表面が緻密で滑らかな物が見つかりました。下の写真の物を早速購入して試してみました。

 写真のように余分な物が写らずにすっきりしました。しかし、散乱光の照明が無くなったので一方向のみの照明となり、立体感が失われてしましました。まだ照明を工夫する余地が有りそうです。


SEM用カーボン両面テープ
(アルミ基材)
























<和室の机上>2019.07.20
 最初に何もしないで、ブランク状態のチェックを行います。と言っても、観察場所はクリンルームでは無いので、顕微鏡で観察中にマイクロカプセルが落ちてきて見えてしまいます。以下はその写真です。最初は無かったのに、ピントや露出・照明の調節をしているうちに周りから飛んできて写ってしまいました。
20190720145715 3,000倍
直径約22μm まだ原型を保っている
見づらいが周りに2μm~1μm以下の放出された子供のカプセル




























20190720151243 400倍
破裂した抜け殻のカプセル
周りの小さな点は中から放出された子供のカプセル
親カプセルの中にもまだ多数の子カプセルが見える




























20190720151506 400倍
破裂して粉々で放出されたカプセルの中身






























<玄関外の門燈の所>2019.07.20 15:23~19:32
PM2.5測定場所で収集したマイクロカプセルです。

20190720194742 3,000倍
長径32μm 子カプセル2~1μm




























20190720195126 3,000倍
長径50μm 子カプセル3~1μm以下




























20190720195824 3,000倍
長径48μm 子カプセル2~1μ以下



























20190720195859 3,000倍
長径167μm 子カプセル5~1μ以下
中にまだ多数の子供のカプセルが見られる




























20190720200332 3,000倍
長径56μm



























20190720201119 3,000倍
破裂で放出されたカプセルの中身
子カプセル3~1μm以下




























20190720202408 3,000倍
二つに割れたカプセル?




























20190720204450 3,000倍
大きい方直径19μm 小さい方直径8μm





























20190720203221 3,000倍
直径32μm



























20190720203008 400倍
破裂したカプセルから飛び散った中身





























20190720193959 3,000倍
これもカプセル?




























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