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2020年10月21日水曜日

富士山中腹(御中道と五合目、奥庭)のPM2.5とマイクロカプセルは意外と多かった

  富士山中腹の御中道へ黄葉を見に行くついでにPM1.0,PM2.5,PM10とTVOCを測定し、微粒子を収集して持ち帰り顕微鏡撮影してみます。

 富士山中腹の落葉松(からまつ)黄葉はこちらを参照して下さい→リンク


<測定結果>

御中道(往路・復路)標高2,400m付近

・往路は人が少なく短時間人と接するのみでPM,VOC共に低かった。我が家の良好な外気の時と同じレベルでした。

・復路は途中で会う人が多く同じ方向で接近する時間も長く、ほとんどの人から柔軟剤臭がした。中でも同じ方向へ進んでいた1名はきつい臭いで20m位離れないと臭いを感じ、目にしみてきた。接近しない様に距離を取りながら後ろを歩いた。

 それでも我が家の異臭がする様な時に比べるとピークで1/7位の値でした。
















<微粒子の顕微鏡写真>

1.往路の御中道のみ(PM測定値が低い時)

 ほとんどがマイクロカプセルやその内容物・破片でした。

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きれいな所は視野320㎛X240㎛内にわ数個の数㎛以下の粒子が見られるだけです

















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中央ははっきりと形を保っているマイクロカプセル
右側は破裂したカプセルの破片と思われます

















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大きなマイクロカプセルがつぶれて伸びた物でしょうか?
内壁が剥がれて数㎛~1㎛以下の極微小のカプセルが無数に飛び出しています





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マイクロカプセルの左側が破れて臓物が出てきています
左の縦に長いわた状の物は両面テープの端面(切断面)です


















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鉱物にマイクロカプセルの内容物(白い部分)が付着した様に見えます










2.復路五合目~御中道・御庭・奥庭まで(PM測定値が比較的高い時)

 こちらもほとんどがマイクロカプセルやその内容物・破片でした。

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マイクロカプセルが激しく破裂し吹き飛んだ跡



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激しく破裂し飛び散ったカプセル内容物を拡大


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クラスター爆弾みたいに放出された極小のカプセル
大きさは数㎛~1㎛以下で、これを吸いこむと肺の奥深く入り、
血液中にまで入ると言われている


















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極小の2㎛~1㎛以下のカプセルが詰まった大きなカプセル
左下の物は上部が破れて中身が放出され空になっている


















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破裂して中身が出てしまったカプセルの殻

















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鉱物にマイクロカプセルの中身(青く光っている)がくっついた物でしょうか?


















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両面テープ端面にくっついて伸びてしまったカプセルと思われます
左下の塊から盛んに極小のカプセルが放出されています































人の多い五合目(標高2,305m)と人の少ない奥庭(標高2,200m)比較

・五合目は広くて人も多く、なるべく人に接近しない様にしていたので、トイレを除いて低かった。
・トイレは入口に扉が有り換気が悪いので、微粒子濃度が非常に高かった。
・VOCが高い2ヶ所はコロナ対策でアルコール消毒をした時のアルコールを感知している。
・奥庭荘(山小屋)で休憩中に人が近くを通り柔軟剤臭がした時が有りPMが高くなっている。入口と出口の扉は開放状態だったが、扉の中間辺りで奥まったストーブの近くで換気が悪かったのが影響していると思われる。






























 富士山中腹の落葉松(からまつ)黄葉は見頃できれいでしたが、御中道の帰路途中に柔軟剤で気持ちが悪くなり頭痛もしてきて、帰りの車運転の前に駐車場で仮眠してから出発した。

 頭痛はだいぶ良くなったので夕食をとってから高速に入ったが、体調が良くないので左車線をゆっくり走った。しかし、中央道では平衡感覚がおかしく左に寄ってしまい、ブーという車線逸脱警告音がして修正するのが何度も有った。途中でまた頭痛がしてきて、突然右足がつって痛みをこらえて運転しなければならなかった。私は柔軟剤で症状が出ると平衡感覚が狂ったり、足がつったりもする。

 迷路のような首都高を抜けなければならないので、石川PAでゆっくり休憩してから走って、2度の追突事故渋滞と工事渋滞に巻き込まれたが無事自宅まで戻りました。

 臭いの強い柔軟剤が車の運転にも影響する事を知らないで事故になっているのが有るのではないかと心配になります。

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