前回の再現試験です。
今回はマイクロカプセルを捕集した両面テープを保管できる様に、サンプルの面積を保管用の瓶に入る様に小さくしました。
また、外気に暴露する時間を1時間と短くしても十分なサンプルが得られるか確認します。今後できれば電車の中とか、強烈な臭いの柔軟剤使用の家の換気口近くとかでサンプリングする予定。
今回曝露する場所は前回と同じで玄関外の植木の枝にテープで固定
サンプリング時間:1時間(2018.08.28 14時~15時)
サンプルサイズ:20mmX9mm
<観測風景>
1,000倍のデジタル顕微鏡(USB顕微鏡)を使用
<観測結果>
おびただしい数の色々な形状のカプセルが両面テープにくっついていました。
この小さな面積で観察するのがいやになる程のマイクロカプセルがくっついています。あまりにも数が多くて途中で全部見るのは諦めました。
特長別にサンプル画像を添付します。左が光学1,000倍で右はデジタルズームで更に3倍に拡大しています。左の画像はレイアウトの都合で小さいサイズですが、クリックすると大きく見えます。
1時間も外で作業するとこの様なマイクロカプセルを大量に吸い込んで、更に体の表面にも付着するのでは?恐ろしいことです。
子カプセルが数珠の様に連なっているのが見える
マイクロカプセルの墓場?
壊れて中身が出て来た
外側が破裂して散り散りになったカプセル
外側のドーナツにも粒々が有るのが見える
面白い形状、左の出口の様な部分が照明のLED光を反射して光っている
丸の中に粒々
中の粒が光を放つ
破裂の跡?
私は2007年に産業医から「合成香料アレルギーで微量でも症状が出る」と言われました。最近のテレビで良く宣伝されている強い臭いの長続きする柔軟仕上げ剤の人と出会うと(極端な場合は姿が見えなくてもその残り香で)、喉や気管支が痒くなり咳が出たり頭痛や体が異常にだるくなったりします。その他、視覚や聴覚にも異常が出て脳梗塞ではないかと思った事もあります。 この症状は化学物質過敏症の一種と言われており、柔軟剤以外にもいろいろな物で起こりますがまだ十分解明されていないのと周知されていないので、気がつかない方も多いのではないかと思います。私は化学や医療の専門家ではありませんが、起こった事をありのままに伝えて、同じような症状に悩んでおられる方々の理解の助けになればと思います。
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2018年8月28日火曜日
2018年8月26日日曜日
恐ろしや、我が家の外気はマイクロカプセルだらけだった:外気の浮遊物質捕集観察
我が家の空気は、窓を開けているとMAXで2ppbもの猛毒イソシアネートが連続して観測され、それは窓を閉めると2~3分で消滅することを過去の測定で確かめています。イソシアネートは反応性が非常に高く、部屋の中に閉じ込められた状態では別の物質にすぐ変化してしまいます。
イソシアネートは大気中に2~3分しか存在出来ないのに連続して観測されるという事は、イソシアネートを発生する基になる物が次々と来ている事を意味します。たぶん、それは透明なポリウレタン製のマイクロカプセルで、崩壊しながらイソシアンートを出している事が想定され、捕集して顕微鏡で観測してみる事にしました。
<捕集方法>
両面テープでも大気中の浮遊物を簡単に捕集できることを教わったので、簡単に出来るこの方法を試してみる事にしました。(但し、顕微鏡で見た時バックにテープの粘着剤が見えてしまう欠点が有る事が分かった)
両面テープをそのままスライドグラスにテープで固定し、上の剥離紙を剥がして放置します。もちろん、事前に異物が付着していない事を顕微鏡で確認しておきます。
玄関前の植木の枝に固定しておきます。(朝玄関を開いて新聞を取りに行くと柔軟剤臭がする事が多い場所)
収集時間:
8月22日(水)18:07~
8月23日(木)9:00(約15時間)
気候条件:晴れ、南寄りの風やや強い1.2~3.8m/s(つくば市館野、気象庁のデータ)
この方法は捕集が出来ても、裏面が剥離紙の白で、透明なマイクロカプセルは見つけるのが大変でした。後から裏面に黒い紙を貼り付けて透明物体が目立つようにしました。
<観測結果>
一般的な微物に比べて非常に多くの大小マイクロカプセルがくっついていました。また、カプセルが破裂した残骸らしき物も見られました。マスク無しで外に出たり、窓を開けているとこれらを吸い込んでいる、恐ろしい事が起こっています。
長時間の庭仕事で頭に被っていたタオルから3.5ppb、作業着から0.6ppbといった高いレベルのイソシアネートが検出されたのもこれで納得がいきました。
そう言えば、車のフロントガラスにキラキラ光る物が無数に見えたり、眼鏡のガラスにキラキラ光る物が多数くっついて拭いてもなかなか取れず苦心した事が有った。次回は人混みや電車車中で捕集してマイクロカプセルかどうか見てみたいと思います。
<顕微鏡画像>
光学1,000倍(左の画像)と更にデジタルズーム3倍で拡大した3,000倍の画像(右の画像)です。左の画像はレイアウトの都合で小さいですが、クリックすると大きなサイズで見られます。
①大きなカプセル(多数見られる)
細長い大きなカプセルで、中に小さな粒々が連なっている子供のカプセルが見えます。左下の部分は顕微鏡のLEDリングライトの光を受けて光り輝いています。
100μを越える大きなカプセルは一般的に壊れやすいと言われています。
南風がけっこう強く吹いていたので、この様な大きなマイクロカプセルも飛んできたと思われます。
長丸形のカプセルで、中央部に小さな粒々がリング状に連なっているのが見えます。
外殻が破裂すると、中の液と共に小さな粒が周りに打ち上げ花火の様に飛び散っていくのでしょうか?
中の粒が1μ程度と小さなタイプです。この大きさでは飛び散った小さな粒はPM2.5となり、空中を浮遊し、肺の奥深く入り込む心配が有ります。
②小さなカプセル(多数見られる)
多数の同じ位の大きさのカプセルが見られます。
外径と内部の粒々の間のドーナッツ状の部分にもカプセルが見られ、近くにはそれが飛び散った様な物が見られる。
外周近くに明るく光り輝く3μカプセルが見られる。
たまたま斜めから見られたカプセルで立体形状が分かります。
外側が破裂して吹き飛んで中のリング状の粒々だけ残った物でしょうか?
中央部の小さなリングは拡大すると1μ未満の極小の粒々で構成されている様に見えます。この顕微鏡の分解能の限界です。
③照明で光り輝くカプセル(多数見られる)
中の粒々が顕微鏡のLEDリングライトの光を反射し光輝いているのが見えます。
上と同じ物でピント位置を上げていくと、下の様に輝いて見えます。
④破裂したカプセルの残骸?や形状の異なるカプセル(数は少ない)
中に粒々が見えます。
中に細長い粒々が光って見えます。
イソシアネートは大気中に2~3分しか存在出来ないのに連続して観測されるという事は、イソシアネートを発生する基になる物が次々と来ている事を意味します。たぶん、それは透明なポリウレタン製のマイクロカプセルで、崩壊しながらイソシアンートを出している事が想定され、捕集して顕微鏡で観測してみる事にしました。
<捕集方法>
両面テープでも大気中の浮遊物を簡単に捕集できることを教わったので、簡単に出来るこの方法を試してみる事にしました。(但し、顕微鏡で見た時バックにテープの粘着剤が見えてしまう欠点が有る事が分かった)
両面テープで大気中の浮遊物を捕集中 |
両面テープをそのままスライドグラスにテープで固定し、上の剥離紙を剥がして放置します。もちろん、事前に異物が付着していない事を顕微鏡で確認しておきます。
玄関前の植木の枝に固定しておきます。(朝玄関を開いて新聞を取りに行くと柔軟剤臭がする事が多い場所)
収集時間:
8月22日(水)18:07~
8月23日(木)9:00(約15時間)
気候条件:晴れ、南寄りの風やや強い1.2~3.8m/s(つくば市館野、気象庁のデータ)
この方法は捕集が出来ても、裏面が剥離紙の白で、透明なマイクロカプセルは見つけるのが大変でした。後から裏面に黒い紙を貼り付けて透明物体が目立つようにしました。
<観測結果>
一般的な微物に比べて非常に多くの大小マイクロカプセルがくっついていました。また、カプセルが破裂した残骸らしき物も見られました。マスク無しで外に出たり、窓を開けているとこれらを吸い込んでいる、恐ろしい事が起こっています。
長時間の庭仕事で頭に被っていたタオルから3.5ppb、作業着から0.6ppbといった高いレベルのイソシアネートが検出されたのもこれで納得がいきました。
そう言えば、車のフロントガラスにキラキラ光る物が無数に見えたり、眼鏡のガラスにキラキラ光る物が多数くっついて拭いてもなかなか取れず苦心した事が有った。次回は人混みや電車車中で捕集してマイクロカプセルかどうか見てみたいと思います。
<顕微鏡画像>
光学1,000倍(左の画像)と更にデジタルズーム3倍で拡大した3,000倍の画像(右の画像)です。左の画像はレイアウトの都合で小さいですが、クリックすると大きなサイズで見られます。
①大きなカプセル(多数見られる)
長手方向258μ、中の粒13μ |
長手方向258μ、中の粒13μ |
細長い大きなカプセルで、中に小さな粒々が連なっている子供のカプセルが見えます。左下の部分は顕微鏡のLEDリングライトの光を受けて光り輝いています。
100μを越える大きなカプセルは一般的に壊れやすいと言われています。
南風がけっこう強く吹いていたので、この様な大きなマイクロカプセルも飛んできたと思われます。
外側の長径152μ、中の粒6μ |
外側の長径152μ、中の粒6μ |
長丸形のカプセルで、中央部に小さな粒々がリング状に連なっているのが見えます。
外殻が破裂すると、中の液と共に小さな粒が周りに打ち上げ花火の様に飛び散っていくのでしょうか?
右側外側長径89μ、中の粒1μ |
外側長径89μ、中の粒1μ |
中の粒が1μ程度と小さなタイプです。この大きさでは飛び散った小さな粒はPM2.5となり、空中を浮遊し、肺の奥深く入り込む心配が有ります。
②小さなカプセル(多数見られる)
中央の物 外径43μ、粒1μ |
外径43μ、粒1μ |
多数の同じ位の大きさのカプセルが見られます。
外径52μ 粒1μ |
外径52μ 粒1μ |
外径48μ 粒2μ |
外径48μ 粒2μ |
外径と内部の粒々の間のドーナッツ状の部分にもカプセルが見られ、近くにはそれが飛び散った様な物が見られる。
中央部 外径52μ 粒2μ |
外径52μ 粒2μ |
外周近くに明るく光り輝く3μカプセルが見られる。
外径24μ |
外径24μ |
たまたま斜めから見られたカプセルで立体形状が分かります。
外径17μ 粒2μ |
外側が破裂して吹き飛んで中のリング状の粒々だけ残った物でしょうか?
外径62μ 粒1μ未満 |
外径62μ 粒1μ未満 |
中央部の小さなリングは拡大すると1μ未満の極小の粒々で構成されている様に見えます。この顕微鏡の分解能の限界です。
外径54μ、中の粒3μ |
中の粒々が顕微鏡のLEDリングライトの光を反射し光輝いているのが見えます。
外径96μ、粒9μ |
外径96μ、粒9μ |
寸法測定不可、明るく輝いている |
外径72μ、粒7μ |
外径72μ、粒7μ |
中の粒々が明るく輝いている |
外径48μ |
外径48μ |
上と同じ物でピント位置を上げていくと、下の様に輝いて見えます。
外径48μ、粒6μ |
外径48μ、粒6μ |
外径51μ |
外径51μ |
④破裂したカプセルの残骸?や形状の異なるカプセル(数は少ない)
破裂したカプセルの残骸? |
破裂したカプセルの残骸? |
異なる形状のカプセル |
異なる形状のカプセル |
中に粒々が見えます。
異なる形状のカプセル |
異なる形状のカプセル |
中に細長い粒々が光って見えます。