我が家の空気は、窓を開けているとMAXで2ppbもの猛毒イソシアネートが連続して観測され、それは窓を閉めると2~3分で消滅することを過去の測定で確かめています。イソシアネートは反応性が非常に高く、部屋の中に閉じ込められた状態では別の物質にすぐ変化してしまいます。
イソシアネートは大気中に2~3分しか存在出来ないのに連続して観測されるという事は、イソシアネートを発生する基になる物が次々と来ている事を意味します。たぶん、それは透明なポリウレタン製のマイクロカプセルで、崩壊しながらイソシアンートを出している事が想定され、捕集して顕微鏡で観測してみる事にしました。
<捕集方法>
両面テープでも大気中の浮遊物を簡単に捕集できることを教わったので、簡単に出来るこの方法を試してみる事にしました。(但し、顕微鏡で見た時バックにテープの粘着剤が見えてしまう欠点が有る事が分かった)
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両面テープで大気中の浮遊物を捕集中 |
両面テープをそのままスライドグラスにテープで固定し、上の剥離紙を剥がして放置します。もちろん、事前に異物が付着していない事を顕微鏡で確認しておきます。
玄関前の植木の枝に固定しておきます。(朝玄関を開いて新聞を取りに行くと柔軟剤臭がする事が多い場所)
収集時間:
8月22日(水)18:07~
8月23日(木)9:00(約15時間)
気候条件:晴れ、南寄りの風やや強い1.2~3.8m/s(つくば市館野、気象庁のデータ)
この方法は捕集が出来ても、裏面が剥離紙の白で、透明なマイクロカプセルは見つけるのが大変でした。後から裏面に黒い紙を貼り付けて透明物体が目立つようにしました。
<観測結果>
一般的な微物に比べて非常に多くの大小マイクロカプセルがくっついていました。また、カプセルが破裂した残骸らしき物も見られました。マスク無しで外に出たり、窓を開けているとこれらを吸い込んでいる、恐ろしい事が起こっています。
長時間の庭仕事で頭に被っていたタオルから3.5ppb、作業着から0.6ppbといった高いレベルのイソシアネートが検出されたのもこれで納得がいきました。
そう言えば、車のフロントガラスにキラキラ光る物が無数に見えたり、眼鏡のガラスにキラキラ光る物が多数くっついて拭いてもなかなか取れず苦心した事が有った。次回は人混みや電車車中で捕集してマイクロカプセルかどうか見てみたいと思います。
<顕微鏡画像>
光学1,000倍(左の画像)と更にデジタルズーム3倍で拡大した3,000倍の画像(右の画像)です。左の画像はレイアウトの都合で小さいですが、クリックすると大きなサイズで見られます。
①大きなカプセル(多数見られる)
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長手方向258μ、中の粒13μ |
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長手方向258μ、中の粒13μ |
細長い大きなカプセルで、中に小さな粒々が連なっている子供のカプセルが見えます。左下の部分は顕微鏡のLEDリングライトの光を受けて光り輝いています。
100μを越える大きなカプセルは一般的に壊れやすいと言われています。
南風がけっこう強く吹いていたので、この様な大きなマイクロカプセルも飛んできたと思われます。
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外側の長径152μ、中の粒6μ |
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外側の長径152μ、中の粒6μ |
長丸形のカプセルで、中央部に小さな粒々がリング状に連なっているのが見えます。
外殻が破裂すると、中の液と共に小さな粒が周りに打ち上げ花火の様に飛び散っていくのでしょうか?
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右側外側長径89μ、中の粒1μ |
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外側長径89μ、中の粒1μ |
中の粒が1μ程度と小さなタイプです。この大きさでは飛び散った小さな粒はPM2.5となり、空中を浮遊し、肺の奥深く入り込む心配が有ります。
②小さなカプセル(多数見られる)
③照明で光り輝くカプセル(多数見られる)
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外径54μ、中の粒3μ |
中の粒々が顕微鏡のLEDリングライトの光を反射し光輝いているのが見えます。
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外径96μ、粒9μ |
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外径96μ、粒9μ |
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寸法測定不可、明るく輝いている |
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外径72μ、粒7μ |
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外径72μ、粒7μ |
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中の粒々が明るく輝いている |
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外径48μ |
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外径48μ |
上と同じ物でピント位置を上げていくと、下の様に輝いて見えます。
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外径48μ、粒6μ |
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外径48μ、粒6μ |
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外径51μ |
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外径51μ |
④破裂したカプセルの残骸?や形状の異なるカプセル(数は少ない)
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破裂したカプセルの残骸? |
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破裂したカプセルの残骸? |
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異なる形状のカプセル |
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異なる形状のカプセル |
中に粒々が見えます。
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異なる形状のカプセル |
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異なる形状のカプセル |
中に細長い粒々が光って見えます。
イソシアネートが空気中で2~3分しか持たないというデータは間違い。環境省初期リスク評価書や米国資料では実測1~2日と書いてある。湿度が体時には短いだろうとも。
返信削除空気中にあるイソシアネートは水中のようにばらばらな分子ではなく、凝集していたり液滴になっていたり、ほかの物質と一緒だったり。また水分子も水中のように多いわけでなく、水分子と急分子が出会うのは液中のように必ず出会うのではないよ。情報を見直して修正してください。
窓を開いて常にイソシアネートが観測されている時に、窓を閉めると2~3分でゼロになり、測定器のテープの反応も全く無くなるのはどう考えたら良いのでしょうか?
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