場所は、妻が行きたいと言っていた南会津の七ヶ岳黒森沢コースという、ロープで沢登りする中級登山コースです。途中で会ったのは僅か2名です。そのうち同じコースはたったの1名で、強い柔軟剤臭のする人で我々を追い越して行きました。登山カードによると、以前の登山者は1週間以上前しか居ませんでした。
登山の詳細は以下のリンクを参照して下さい。
https://yasouseikatsu.blogspot.com/2019/09/blog-post_27.html
<①PM2.5,PM10,VOC測定結果>
沢登りの途中で、沢の対岸を1名が追越していきました。この時は柔軟剤臭は感じませんでした。
山頂で昼食を食べていると、山頂下で休憩していた私達を追い越した人が山頂に来ましたが、強い柔軟剤臭を感じました。昼食中だったので、何とか我慢して居たら先に出発し、私たちがこれから行くコースを先行して行きました。
すると、それまで低かったPM2.5,PM10やVOCが急上昇していますが、我々は遅いので距離が離れて臭いは感じません。4時間後位まで減衰しながら続きましたが、途中林道を歩いていると爽やかな山の空気にも関わらず、私は咳が出始めました。
爽やかな山中の空気にも関わらず、VOC(成分は不明)は上昇を続け、測定器が飽和する1,000ppbまで上昇しています。
<②マイクロカプセルの顕微鏡写真>
*今回はリュックにぶら下げた測定器上に貼った電子顕微鏡用のアルミ基材両面テープで収集したのですが、何度も木をくぐる際に引っかかったりしたのでテープが折れ曲がっていました。
枝を引っかけた際の異物も混入しているかも知れないので、はっきりマイクロカプセルと確認出来る物だけ紹介します。
これらは、私たちの先を行く、たった一人の人から発生した香り付き柔軟剤から飛び散った物と思われます。特に、繊維くずにびっしりと付着した柔軟剤の成分は洗濯を繰り返して累積したと思われます。メーカーでこの様にびっしりと柔軟剤成分が付着した評価はしているのでしょうか?メーカーが言っている、単なる使用量だけの問題だけでなく、洗濯を繰り返した累積付着と劣化で飛び散る問題が有りそうです。
周りに飛び散った柔軟剤マイクロカプセルの中身を我々が大量に吸い込んでいると思われます。こんな物を大量に吸っておかしくなるのが化学物質敏症でしょうか?むしろ症状の出ない人を化学物質不感症と呼びたいくらいです。
20190928202455 400倍 中央部にマイクロカプセルが見える |
20190928202539 1000倍 破裂したマイクロカプセルの残骸と思われる |
20190928202619 3000倍 破裂して中身を放出しているマイクロカプセル ごく小さな粒は1㎛以下で肺の奥深く入り、血液中にまで入り込むと言われている |
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20190928203429 400倍 飛んで来た繊維くずに柔軟剤の内容物が付着している |
20190928203531 1000倍 右端のちぎれた部分にはびっしりと柔軟剤成分が付着 |
20190928203627 3000倍 傷んだ繊維くずにびっしりとマイクロカプセルの内容物が付着 1㎛やそれ以下の粒が無数に見られる |
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20190928205505 400倍 |
20190928205556 1000倍 良く見ると無数の粒々から構成されている |
20190928205634 3000倍 小さい物は1㎛やそれ以下 |
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20190928205953 400倍 破裂しバラバラになったマイクロカプセルの残骸と思われる |
20190928210035 1000倍 破裂したマイクロカプセルの一部と思われる |
20190928210113 3000倍 ボロボロに崩壊している |
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20190928211600 400倍 飛んで来た繊維くず |
20190928211720 1000倍 表面を覆うようにびっしりと柔軟剤成分が付着している |
20190928211803 3000倍 多数の子カプセルが分厚く付着しているのが確認出来る |
20190928212148 3000倍 何度も洗濯してびっしり繊維にくっついた柔軟剤成分 |
20190928212456 3000倍 劣化して繊維からぼろぼろ剥がれている柔軟剤成分 |