リュックにぶら下げたエアクオリティモニター上部に電子顕微鏡用の両面テープを付けて、そこに落ちてきてくっついた微粒子を観察します。登山開始時に両面テープの保護紙を剥がしで収集を開始し、終了時にはそれ以上汚染されないようにサンプル管に入れて持ち帰ります。
この日は天候が不安定で、途中で細かい雨が降ったり、またリュックにレインカバーを付けるほどの雨にもなりましたが、両面テープは覆わなかったので少し雨に濡れました。
なお、登山については以下のリンクを参照して下さい。
https://yasouseikatsu.blogspot.com/2019/08/blog-post_13.html
<エアクオリティモニターの観測結果>
ほとんど湿度100%の状態で、登りは汗が噴き出す状態でした。柔軟剤の香りは汗や温度に反応する(マイクロカプセルが盛んに破裂し香りを放出)ので、行き交うほとんどの観光客や登山者の柔軟剤がきつい臭いを放出し、たまに臭いのしない人と会うとほっとします。
しかし、5分間隔で自動測定しているエアクオリティモニターではすれ違った時にPM2.5やPM10が急増するといった現象は見られず、きれいな空気でした。
この間のモニター計測温度は24.8℃~29.4℃で体温を越える場合は一度も無かった。現在検討中ですが、体温を越えると爆発的にPM2.5が発生する事がわかってきました。これはマイクロカプセルが激しく破裂し内容物を周りに放出している為と思われます(この後で別途投稿予定)。
<電子顕微鏡用両面テープに降り注いだ微物の例>一部です
気温があまり高くなかったので、激しく崩壊するマイクロカプセルが見られなかった。
このため、カプセルの中に留まっている粒が多く、PM2.5,PM10の測定値に現れなかったと思われる。
20190813184924 400倍 |
20190813185208 1000倍 上の一部を拡大 カプセルの中に小さな粒々が沢山入っているのが分かる 右側にはカプセルから出たと思われる小さな粒も見える |
20190813185248 3000倍(画面の左端から右端までで100㎛) デジタルズームで更に3倍拡大 小さな粒は2.4㎛~1㎛以下(解像度の限界ではっきり見えない) |
20190813185316 3000倍(画面の左端から右端までで100㎛) もう一つのカプセルもデジタルズームで更に3倍拡大 小さな粒は3㎛~1㎛以下 |
20190813185134 3000倍 これはカプセルではない微物 |
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20190813185357 1000倍 一部を拡大。つぶれたカプセルか? |
20190813185513 3000倍 一部をデジタルズームで3倍に拡大(画面の左端から右端までで100㎛) 中に小さな粒が入っているのが見える。3㎛~1㎛以下 |
20190813185616 3000倍 別の場所に移動。 |
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20190813185846 400倍 |
20190813190027 1000倍 |
20190813195300 3000倍 中には無数の小さな粒が見える 5㎛~1㎛以下 |
20190813195300 3000倍 一部の壁が破れているのが見える |
20190813195335 3000倍 |
20190813195405 3000倍 |
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20190813204547 400倍 |
20190813204701 1000倍 中央部を拡大 |
20190813204732 3000倍 デジタルズームで更に拡大 アケビの種の部分みたいに、粒が何かに包まれている 包んでいる物が崩れて粒が放出されている |
20190813204757 3000倍 |
20190813204852 3000倍 右端の開放部を拡大 中から粒が外に出ている |
次回は気温が体温を越える(直射日光が当たる)時の測定値とマイクロカプセルの観察をしてみたいと思います。
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