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2024年10月27日日曜日

PM,VOC測定器 AtmotubePRO を故障させた原因物質の顕微鏡写真

 前回の投稿「とうとうPM,VOC測定器のAtmotubePROが動かなくなる:その原因は人体に通ずる物が有る」の続きです。

 分解して見つかった、測定する空気の通り道を塞いでしまっている異物を顕微鏡(PCマイクロスコープ)で見てみます。

<前回の投稿見つかった異物>

 別の初期モデルAtmotubeではこのオーバーヒート保護機能が無い様で、VOCセンサーを加熱し続けて暴走し、ケースを持てない程熱くなって完全に壊れてしまいました。


<PCマイクロスコープの画像>













 これらの様子を見ると、粒々には強力な接着性が有る様に見えます。














 接着力は強く、左画像中央の様に破裂したマイクロカプセルの残骸もまだ繊維にくっついています。繊維はその表面状態から化繊です。材料にもよるかも知れませんが、化繊の方が良く見られます。

 右画像は粒々が数珠の様にお互い連なってくっついています。














 破裂したマイクロカプセルが形状を留めていたり、ボロボロに劣化したマイクロカプセルが見られます。大気中を飛んでいた物が測定器に吸い込まれています。

 この事は、私達も呼吸器にこれらを吸い込んでいる証拠です。

 これらは慣れないと見分けが難しいかも知れませんが、次の画像をご覧ください。














 柔軟剤や洗剤に使用されるマイクロカプセルは、透明で無いと点々とした汚れとして見えてしまう為にほぼ透明です。重なって厚くなると白く見える様です。

 この為撮影も難しいですが、バックに真っ黒で異物が少ないSEM(電子顕微鏡)用の特殊な導電性両面テープを使うとこの様に形状が写ります。

 洗濯物に付着したマイクロカプセルがなぜこのように形状を保ったまま剥がれて大量に飛ぶかは文献を探しても見つかりませんでしたが、私は恐らくプラスチック表面の紫外線による劣化(塗装のチョーキング現象:塗装表面が劣化してチョークの粉の様になる)ではないかと思っています。

 ここでは破裂したカプセルですが、未破裂のカプセルも大気中を飛んでおり、顕微鏡観察中にどんどん破裂していくのを何度も見ています。

 という事は、測定器に吸い込まれて中で破裂し、カプセルから極小のPM2.5サイズのカプセルや液体を放出していると思われ、その様な現象も測定データとして捉えられています。

 これと同じことが我々の呼吸器の中で起こっている事は誰も想像できることです。

 問題は、PM2.5と呼ばれるごく小さなカプセルで、これは肺胞にまで入り、脂溶性の物は細胞膜を通過し血液中にまで入り、血液脳関門や胎盤関門・精巣関門等を通過すると言われている事です。













 測定器の出口付近の壁をぬぐって採取撮影した上記と前の③出口付近画像では点々と大量のPM2.5が見られます。


<修理結果>

 これらの異物をキムワイプとレンズクリーナー(アルコール主成分)で取り除いてAtmotubePROを元通りに組み立てて動作確認→無事動作し他の測定器よりPM感度が高い(空気の通りが良くなったせいか)。


2024年10月25日金曜日

とうとうPM,VOC測定器のAtmotubePROが動かなくなる:その原因は人体に通ずる物が有る

 2020年6月に導入し外気の PM(微小粒子状物質)とVOC(揮発性有機化合物)測定を行っていた測定器 AtmotubePRO の一号機が9月4日に電源が遮断されて動かなくなってしまいました。

 その前から時々「センサーが熱を持っています」というメッセージが出て時々測定出来ない事が有り、だんだん頻度が多くなり、とうとう電源が遮断されて動かなくなりました。

 ここで気になるのが、同じAtmotubePRO二号機を購入して余り時間が経っていない時に手が滑って落としていまい動かなくなり分解した時の事です。分解してチェックした所、動かない原因はファンの羽根が軸から外れて回っていない事でした。

 この時気になったのが、購入してまだ日が浅いのに、内部に白い綿あめ様な物が溜まっていた事です。この時の様子は以下のリンクを参照して下さい。

https://mukouryou.blogspot.com/2021/08/pm25-atmotubepro.html

 この時は、動かすのに懸命で内部の異物迄注意が行かなかったのですが、今回の「センサーが熱を持っています」という警告もファンの風量が落ちているのではと分解チェックしてみる事にしました。

 また、内部に異物が有った場合は、PCマイクロスコープで観察してみる事にします。

  なお、分解した場合は保証が受けられなくなりますし、内部にはレーザー光源が有り危険が伴うので、知識の有る方が自己責任で行ってください。












































































































































次に続く
https://mukouryou.blogspot.com/2024/10/pmvoc-atmotubepro.html

2021年9月18日土曜日

予備測定:自宅近辺のイソシアネート値は米国の職業病予防基準を越える

  有毒ガス検知器(米国Honeywell社製 SPM Flex)にイソシアネート検出用カセットをセットし、自宅近辺を約1時間肩に掛けて散策してデータを取ってみました。

 この検知器は、有毒ガスを扱う工場や研究機関等で、ガスが漏れたのを検知し一定レベルを越えると警報を鳴らしたり、自動的にガスを遮断する機能も有ります。

 今回使用したイソシアネート用カセットは、呈色反応でソシアネート基を検出し、ガスやエアロゾルに反応して濃度に応じて赤く変わり、その変色度合いを光学的に読み取り記録したり警報を出したりする装置です。

<測定器本体とカセットの外観>















測定器の詳細については以下のページに解説していますのでリンクで参照して下さい。

https://mukouryou.blogspot.com/p/blog-page_62.html

Honeywell社の製品紹介

https://sps.honeywell.com/jp/ja/products/safety/gas-and-flame-detection/high-tech-and-semiconductor/spm-flex


<測定結果> 測定日:2021.09.05(日)

一番高かった地点→3.8ppb 産婦人科医院駐車場脇の歩道を通った時

沼の脇を通る→1.7ppb 一時弱い雨が降ってきたので、その影響か?

途中立寄ったコンビニの中、自宅室内→ゼロ(検出限界0.4ppb未満)の地点

自宅近辺外気→1.4ppb MAX(職業病の危険が有るのでアラーム1)

ACGIH(アメリカ産業衛生専門家会議)は8時間労働のイソシアネート許容濃度を1ppbと定めています。24時間暮らす自宅近辺に工場など無い住宅密集地で許容濃度を越えていて、弱い一部の人は職業病になると思われます。





2021年8月25日水曜日

PM2.5微小粒子状物質測定器 AtmotubePRO を分解修理

 先日、PM2.5 微小粒子状物質測定に使用している米国製でレーザー散乱方式の測定器AtmotubePROをうっかり植木鉢の上へ落としたら動かなくなってしまいました。

 この測定器は米国から直輸入で購入した物ですが、今は在庫切れでもう入手出来ません。そこで、内部構造を知るのも兼ねて分解修理する事にしました。

 (注)内部にはレーザー光線の光源が有ります。私はバッテリーが空になるのを待って行いましたが、スマホからのコマンドで電源を切る方法も有るので、危険の無い様に。また、分解したら保証が受けられなくなるのでご注意下さい。

 

 AtmotubePRO

 最初に外装の小さな+ネジ4本を時計ドライバーで外します。

 次に爪の位置を探りながら-時計ドライバーの小さい物から差し込み、隙間が出来たら大きな時計ドライバーで広げ、この操作を繰り返して爪を外します。











上下のケースが分離したら、今度は緑のプラスチックカバーのセンサー部を分解しますが、分解防止のトルクスネジという特殊ななネジが使われており、普通のドライバーでは回りません。

 そこで、ネジの大きさを測ってドライバー(T型トルクスレンチ)を購入します。


 ネジの寸法を測るとネジの穴の対角線が1.65mmのT6という呼び径の様ですが、もし寸法が外れても良い様に、前後の呼び径を含んだセットを購入しました。

 このネジはぴったりのレンチで外さないとネジの溝が潰れてしまい、取れなくなってしまいます。(外す奥の手は有るが、ネジは使えなくなる)


 T6のトルクスレンチで無事カバーが外れました。

 センサー部が上下に合体している構造で、内部を見るにはまたトルクスネジ(同じサイズ)を4本外します。






センサー部を分解しているところ










 無事上下が分離しました。

 詳細に目視チェックすると、写真にうまく撮れませんが、排気ファンの羽が傾いて回りません。ピンセットを突っ込んで位置を修正したら軽く回る様になりました。

 ここで気になるのは、白い粒の大きな塊のような物が空気の通路2ヵ所に見られます。




 一つ目は上の写真の左側で、拡大してみると白い綿あめの様な物が溜まっています。







 もう1ヶ所右側の排気ファンの左側の部分に灰色の粒々の塊のような物が見えます。


 他にも空気の通路の至る所に粒々がくっついています。



 細かくて取りにくいですが、キムワイプで大きな物は取り除き、レンズ拭きのアルコールシートで仕上げ拭きしました。フォトダイオード表面も汚れていたので傷を付けないように慎重に作業しました。

 これは作業中の全景ですが、作業が終わり、逆に組み立てていきます。

 センサー部を合体させケースに収めてカバーを閉じようとすると何かが当たって閉まりません。

 もう一度センサー部を取り外して何が当たっているか見ると、底に小さなスプリングが落ちていました。

 センサーユニットの箱状のシールド板を基板のアースと接触させる為のスプリングの様です。ちょうどぴったり収まる穴が有ったので、その穴に入れて組み直したら無事組み上がりました。

 電源を供給してバッテリーを充電すると、センサーが熱を持っています。というメッセージが出ましたが、暫くすると正常になりました。もう1台の物と同じ場所で比較すると、PMの値はほぼ一致しています。しかし、VOCは低めの値が表示されます。VOCの高い所で校正されてしまったせいかもしれないので、一度バッテリーを放電させ、清浄な空気の所でもう一度動作を開始させてみます。

 直すのに一生懸命で後から思ったのは、空気の通路に溜まっていた異物を保存しておいて顕微鏡で見たら良かったかと思いましたが、後の祭りゴミ箱に捨ててしまいました。ひょっとしたら、マイクロカプセルが溜まり溜まった物かも知れません。粘着性なので、うまく排出されずに空気がよどんだ所に溜まってきたのかもしれないからです。

 これがもしマイクロカプセルなら、私たちの気道の中も同じように汚染されていると思われるからです。次回もし分解する機会が有れば、ぜひ顕微鏡で観察してみたいと思います。

2021年6月25日金曜日

建て込んだ住宅地では窓を開けると危険:有毒ガス検知器がイソシアネートを検知しアラーム

 コロナで窓を開けて換気しなさいと言われているけど・・・我が家の様な建て込んだ住宅地では、化学物質に敏感な人は危険です。

 有毒ガス検知器を借りられたので、イソシアネート濃度を測ってみました。この測定器は危険なガスを扱う職場等でガス漏れ等が発生したのをモニターし、作業者に危険が差し迫ったのをアラームで知らせる装置です。

 米国からの輸入品です。日本でも化学テロ対策用として後から開発された類似の物は有りますが、残念ながらイソシアネート用のテープが有りません。化学テープは反応しやすいので保存には0℃以下に冷凍保管が必要です。

 イソシアネートは−N=C=O という部分構造を持つ化合物のグループで、個々の物質としては色々有ります。その中で住宅街で主に検出される物として分かっている成分はICA(イソシアン酸)です。測定器メーカーに確認したら、この測定器はイソシアネート基に反応するので、イソシアン酸も検出できる確認が取れています。

 但し、イソシアン酸としての検量線は持っていないので、表示される値は校正されたものでは有りません。ここではTDIの検量線で測定しています。

 

有毒ガス検知器がアラーム状態で1.4ppbを
表示している

(但し、期限切れテープ使用なので実際は
もっと高いと思われる
)

 締め切った部屋の中で測定器を動作させるとゼロだったが、窓を開くと1.4ppbが表示されアラームが鳴る。

 但し、消費期限を過ぎた化学テープを使用しているので、実際より低い表示になっていると思われます(古いと検出感度が低下する)






呈色反応のテープは確かに反応して
赤い丸に変色している(↓箇所)

 光学的にテープの化学反応変化(呈色反応)を読み取っているので、念のために化学テープが反応している事を確認しました。


 空気を通した丸い部分が赤く反応して間違いなくイソシアネートに反応しています。





血中酸素濃度が95に低下している
今朝は体がだるく複視の症状が出ている

 朝から体がだるく複視の症状が出ているので念のために血中酸素濃度を測ると95に低下していました。

 必ずしもだるい時に低下している訳ではありませんが、この様に低下している時も有り、一番低かった時は92でした。


2021年6月5日土曜日

有毒ガス検知器動作テスト:屋外や玄関マット上でイソシアネートが職業病アラームレベル

 有毒ガス検知器を借りられたので動作確認テストを行いました。借りてきた状態の機器に装填されていた有毒ガス検出用イソシアネートカセットテープは長期間常温で放置されていたので、バックグラウンドエラー(テープが化学反応してしまって使用不可)で使用できませんでした。

 使用期限を1年以上過ぎた(28 Jun 2019)他のイソシアネートテープが冷凍庫に有り、変色具合を見たら使用出来そうでしたので、裏技を使って動作させてみました。但し、検出値は何割か低く表示されて正しくない可能性が有ります。

<測定器の概要>


 SPM Flexは、低レベル有害ガス対応のガス漏洩検知警報器です。イソシアネート検出用のカセットテープを装填すると、ウレタン・接着剤製品の原料であるイソネシアネート系化学物質など作業環境に存在する感知困難な低濃度ガスを検出します。

 作業環境で職業病を予防する為の産業用機器で米国から輸入した物です。

<イソシアネートに注目する理由>

 自宅で柔軟剤臭が一番きつい場所=車庫で毒性の特段に強いガスの濃度を色々測定したところ、微量の青酸ガスとイソシアネートが検出されました。

 青酸ガスは多くの方がご存知の猛毒のガスですが、イソシアネートは更にその5千倍もの毒性が有り、職業病で恐れられているアレルギーを発症する物質です。臭いを感じた時は生命が危ないと言われており、臭いで有無を判別することは困難です。


<自宅で先ずは動かしてみる>

 その様な機器を我が家で作動させると、驚くべきことが起こります。

・自宅1階窓締め切り状態の和室 0ppb

・玄関マット上 3.8~7.1ppb

玄関マットが高いのは、外で作業した衣類をここで着替えたり、出入りが一番多く多数のマイクロカプセルが落ちているのが原因ではないかと思われます。

・自宅和室前外気(時間で変化する)

15:11 3.6ppb 東風で石鹸臭

15:29 1.5ppb

17:37 1.0ppb 左の写真でアラーム1レベル(警告で画面が赤色になっている)

*米国の職業病予防基準値(この環境で8時間働く)は1ppbとなっており、1ppb以上はアラームが鳴ります。但し、敏感な人はこれ以下でも危険な場合が有ると言われています。




<光学読み取り系の確認>

 テープはイソシアネート基に反応し、赤い丸に変色している(呈色反応)のを確認できました。スマホで撮影したので色が正しく有りませんがイソシアネートに反応した赤い丸が確認できました。

 この化学テープはイソシアネート基に反応しますので、色々なイソシアネートに反応し、イソシアネートの種類は分かりません。

 このため、この測定ではTDI(トルエンジイソシアネート)の検量線で測定しています。

 しかし、一昨年の12月に我が家の室内、外気のイソシアネートを高速液体クロマトグラフで分析して貰った結果では、TDI,MDI,HDIといった一般的なイソシアネートはごく微量か検出限界以下で、ICA(イソシアン酸)が2桁多く検出されました。

 






<検出ガスの種類>











 メーカーの仕様書にはICA(イソシアン酸)はリストアップされていませんので日本の代理店に問い合わせました。
 「ICA(HNCO)の経験はなく、その反応性は不明ですが、イソシアネートテープは、高ppmレベルのICAに反応する可能性はあります」とのこと。また、検量線を持っていませんので、その定量性も不明とのことです。


 1月15日の測定結果では、イソシアン酸は未検出なのに、イソシアネート基が多く検出されている。このデータは我が家と似た環境にある建て込んだ空宅地で測定した物です。

 イソシアン酸の暴露を受けた時の症状について書かれた物はなかなか見つかりませんでしたが、CAMEO Chmicals化学データセットや国立環境研究所の環境展望台に記述が有りました。

 有毒ガス検知器本体の動作が確認出来たので、イソシアネート用ケミカセットを手配しましたが、米国からの輸入になるので、2.5~3ヶ月の納期が掛かる様です(世界的な半導体関連材料不足の影響)。

 新しいケミカセットが納入されたら、飛散微粒子(ほとんどがマイクロカプセルやその破片)と異臭、イソシアネートの関係(1ヶ月に数回異常なピークが出る)現象と主な柔軟剤や香り付け剤からのイソシアネート発生確認試験を行いたいと考えています。

2021年2月23日火曜日

体調悪い時の人間ドック:複視の見え方とアレルギー抗体検査

  2018年の人間ドックでは、超音波で腎細胞がんが発見され命拾いしました。一番悪性なタイプで、あの時に「まあ今年は遅くなったから1回飛ばしてしまえ」と思っていたら手遅れになっていたかも知れません。関連する投稿へのリンク↓

https://mukouryou.blogspot.com/2018/08/blog-post.html

https://mukouryou.blogspot.com/2018/08/blog-post_15.html

 今年は腎細胞がんのフォローチェックの合間で人間ドックを予約して22日に受けましたが、前日は突然の腹痛と下痢、当日は夜中に3回も起きて咳が出てなかなか寝られませんでした。そのせいかいつもより血圧が高かった。

 その時計測していた我が家の微粒子とVOCは以下のグラフの様に、住宅街にしては異常な値を示しています。特に深夜の活動が止まっている時間帯に微粒子が大量に検出されたり、外に干した洗濯物が乾き始める午前中に大量のVOCが発生しています。































 この影響である証明は簡単では有りませんが、当日朝は複視もひどく、視力検査はピントが合っているのにブレていてヤマ感で読んでやっと0.8と0.9でした。

 もっと驚いたのは、眼底撮影の時の固視灯という目が動かない様に見つめる光の見え具合です。下の図の様に、明るい本物の輝く明かりの左右に薄く偽物が見えた事です。



 検査の人に訴えましたが、検査する方からは正常に見えているそうで、撮り直しは有りましたが無事終了しました。










 次の眼圧測定(非接触で風がぴゅっと出る)の照準は上下にわずかにぶれているだけでひどくは無かった。明るさか光の波長に依存性が有りそうです。実際に文字を見た時に、ブレ具合が照明で大きく変わるのを経験しています。


 上下に少しブレて見えましたが、測定には支障が無いそうです。












 この複視は何人もの医師に診て貰いましたが、網膜迄には異常ないそうです。神経か脳が化学物質の影響を受けている様です。視神経専門の診察できる病院も有りますが、治療法は無く有毒物質を避けるしか無いので診て貰ってはいません。

 我が家の外気では有毒ガス検知器SPM Flexの測定で多い時で2ppbものイソシアネートが検出されます。この値は最新の米国の職業病予防基準の倍にもなります。イソシアネートはNCOという元素を含む物質の総称で、その中でも職業病でIgE抗体検査が出来るのがTDI、MDI、HDIの3種類です。今回、いつも人間ドックを受けている病院で検査可能になったので受けてみました。結果は直ぐ出ないので後日になります。

 以前、有毒ガス検知器SPM Flex(NCOに反応し、ほとんどのイソシアネートの合計を検出)で数ppbの値が出ている時に、同時にTDI、MDIを検出可能なイソシアネートバッジを試してみましたが全く反応は有りませんでした。

 その後、或る研究機関で我が家の室内と外気のイソシアネートを高速液体クロマトグラフで分析して貰う機会が有り、その分析結果でTDI、MDI、HDIはごく僅かで桁違いのICA(イソシアン酸)が検出されました。この詳細については別途紹介しますが、今回のIgE抗体検査では異常は出ない事が予想されます。

2021年2月17日水曜日

11mの差

  今朝は新聞を取りに玄関を開けると薬臭い臭いがしました。ウォーキングで無風状態の自宅の周りを歩くと、柔軟剤を使用している家の近くでは色々な臭いがします。酸っぱい臭い、石鹸の臭い、酸っぱいハッカの様な臭い、甘く焦げた臭い、レ〇〇の臭い、何とも表現しようのない変な臭い・・・。しかし、臭いのする範囲は狭く、少し歩くと感じなくなります。

 そこで、我が家で連続測定をしている玄関外と11m離れた車庫の車のワイパーの部分で微粒子とVOCを同じ機種の測定器AtmotubePROで比べてみました。

 車庫の車のフロントガラスは直射日光が当たるとマイクロカプセルがキラキラ無数に光って見えます。車庫では以前イソシアネートと微量のシアン化水素(青酸ガス)が検出されました















 微粒子PM1.0,PM2.5,PM10は同じ傾向ですが、VOCは3か所(①~③)の違いが有ります。なお、微粒子の計測値でPM2.5はPM1.0をPM10はPM2.5とPM1.0を含んだ値です。

①は玄関前の方ではっきりとピークが出ていますが、車庫では少しレベルが上がる位です。

②は逆に車庫の方で鋭いピークになっています。5分程度で元の大きな変化に戻っています。

③は玄関では全く出ていないのに、車庫では1.5ppmという大きな値が出ています。なお、VOCの値は絶対値の校正が出来ていないので相対値として見て下さい。 

 この様に共通のガスと11m離れただけで局部的に検出されるガスが有る事が分かります。このガスの成分は現在測定器が使用できないですが、以前簡易ガスクロマトグラフで分析した所、ほとんど柔軟剤から出る成分と一致しました。

2021年1月24日日曜日

高齢者講習で自動車教習所へ:混みあった住宅街の自宅の環境汚染の方がひどかった

  運転免許更新の為の高齢者講習のハガキが県の公安委員会から来て、なかなか予約が取れないと聞いていたのでその日に即予約しました。それで取れた一番早い予約が4か月後で、やっとその日が来ました。

 当日実車の講習も有ると言うので、前1週間は外に出て柔軟剤にやられて運転に支障が出ない様に、ほとんど家に籠っていました。ひどく柔軟剤にやられると、麻酔が掛かった様なひどい眠気やだるさ、平衡感覚が狂ったり、ひどい複視だと標識の文字が読めなくなります。今はこれらが分かっているので気を付けて、それでも危険を感じた時は途中で仮眠して回復を待ったりした事も有ります。

 そのおかげで教習所のコースを指摘事項も無く無事クリヤして終了証明書を貰えました。一番心配だったのが同じ受講グループの中にきつい柔軟剤臭の人が居る事でしたが、幸運にも活性炭のマスクをしていて感じる事は有りませんでした。最初受付して座った待合室では、一つ空けて隣の人が柔軟剤臭く咳が出たので、露骨に逃げて遠くの方へ行きました。途中の乗車待ちの場所でも教習生からの柔軟剤臭で、仕方なく座らずに外へ出る所で立って待ちました。

 乗った車も少し臭いましたが何とか我慢できる程度で、下手な車庫入れも一発で入り、山で鍛えているS字、クランクはすいすいと行きました。

 ちょうどその日に米国に注文していた2台目の測定器AtmotubePROが届いたので、早速持参して微粒子(PM1.0,PM2.5,PM10)とガス濃度(TVOC)を測定し自宅の外気と比較してみました。

<21日に教習所でカバンにぶら下げて身近に置き測定した結果>


 待合室等の人の多い室内では微粒子PM1.0(1㎛以下の粒子)が主流。車の中では指導員と二人のみの乗車で外なので微粒子は低いがVOCは高くなっている。この時活性炭のマスクでも少し柔軟剤臭を感じた。

 視野の検査室や講習室といった部屋の中ではVOCは低いが微粒子の濃度が高い。帰宅時は教習所の広い駐車場で一旦低くなるが、自分の車に乗車するとまた上がっている。自分の車の内部は妻が貰ってきたマイクロカプセルで汚染されている。最後有る鋭いピークは自宅車庫到着3分前で自宅近くの住宅街を走っている時です。

それでは、もう一台の測定器で同じ時刻に自宅外気を測定したグラフで見てみると、

<21日教習所へ行っていた同じ時刻の自宅外気>


 15時台は低いが徐々に微粒子、VOC共に上昇して教習所でのピークに近くなっている。外気なのに教習所の混みあった待合室や講習室と同じレベルになっている。

この先気になるのでこの日と次の日の自宅変化を見てみると、

<21日~22日の自宅外気>

















 21日夜は徐々に上昇し、22日早朝にPM1.0(1㎛以下の粒子)が主流で51㎍/㎥を記録しています。今回、約1km離れた所にある県の測定点でのPM10(そらまめくん)と比べると、21日の11時あたりを除いて波の大きな傾向は似ていました。

 なお、これら微粒子を何度もPCマイクロスコープで観察していますが、ほとんどが柔軟剤や洗剤の香りを付けるマイクロカプセル香料やその破片である事を確かめています。

 今やマイクロカプセル香料の環境汚染が深刻です。富士山五合目や福島県の原生林、南会津のほとんど人が来ない登山道でも観測されます。

















  一方、教習所に測定器を持ち出したところを除いて室内を見てみると、微粒子は22日の7時を除いて低いことが分かります。この7時は雨戸を開ける為に、一時的に窓を開けた時、外から入り込んできたマイクロカプセルです。ほんのわずかな時間でも室内に入り込みます。22日の7時の時の外気はPM10で46㎍/㎥も有るので、短時間窓を開けて30が出ても不思議では有りません。

 この測定値が物語る様に、混みあった住宅街で化学物質に弱い人は換気の為に窓を開けると短時間でも大量のマイクロカプセルが入り込み、そこから出る有毒なガスや微粒子を吸い込み症状が出てしまう事になります。

2020年8月22日土曜日

マイクロカプセル飛散の季節変動:自宅2階ベランダで測定

 自宅2階ベランダに椅子を置いて、その上にエアクオリティモニターを置いて5分間隔で連続測定した値をグラフにしたものです。1月から4月にかけて我が家に飛んで来る微粒子が多くなっています。

 電子顕微鏡用の両面テープを置いて微粒子を収集しPCマイクロスコープで見ると、たまに花粉や砂粒と思われる物が見つかりますが、ほとんどがマイクロカプセルやその破裂した破片や内容物です。

1.積み上げグラフによるPM2.5とPM10季節変動
 PM2.5の赤が表示で見える値より実際には高いのですが、うまく表示されません。データが細かすぎるせいかも知れません。PM2.5とPM10を足した包絡線の値は有っていますので、その傾向をご覧ください。

1月から4月頃に掛けて多く、2月の初めが一番多くなっています。この頃、外の臭いもひどく、我が家の周り半径100m位が柔軟剤のいやな臭いに包まれています。この頃肺炎になったり、喉をやられて声が1週間出なくなった事もあります。





























 なぜこの時期に微粒子が沢山飛ぶのか疑問でしたが、臭いが特にひどくなるのが雨の後で晴れた次の朝とか、ぐっと冷え込んで逆転層が起きる時で、温度の変化が関係している気がします。
5分毎に計測した温度グラフを見ると温度変化の振れ幅が微粒子の量と同じ傾向である事が分かります。なお、この温度は直射日光の当たる所で測定していますので、気温より高くなっています。

 湿度もグラフにしたかったのですが、湿度計が2台共おかしくなってしまいました。恐らく湿度センサー表面にびっしりとマイクロカプセルがこびりついて正しく測定出来ない状態と推測しています。













2020年7月24日金曜日

自宅と近辺の色々な場所でマイクロカプセル測定

 住宅街で大気中に漂っている微粒子を顕微鏡(PCマイクロスコープ)で観察すると、ほとんどマイクロカプセルやその破裂した内容物です。これらのうち破裂する前の大きなカプセルや大きな塊は計測出来ませんが、小さな物はPM10やPM2.5更に小さなPM1.0として計測出来ます。

 大きなカプセルが顕微鏡で観察しているうちに破裂した物も有ります。また、一度だけですが外気にさらした両面テープにびっしりと未破裂のマイクロカプセルが付着していて、顕微鏡の調整をしている間にほとんどが破裂してしまった事が有ります。本来洗濯物にくっついて香りを出す目的の物が、条件により剥がれて大量に空気中を漂って別の場所で破裂していることになります。

 これらの微粒子は呼吸と共に私たちの呼吸器に入り込み、PM2.5やPM1.0は肺の奥深く入り込むと言われています。

 最近では数千円でこれらを計測する物も入手出来ますが、記録機能が有る物は数万円からです。私が最近使っているのはAtmotubePROという米国製の物で輸入品ですが、小型でレーザー拡散方式で微粒子を計測し、スマホで計測値を表示しパソコンでデータを取り込んで処理しています。
詳細は以下に紹介しています。
https://mukouryou.blogspot.com/p/atomotube-pro.html


 この測定器をぶら下げて部屋の中や近所を移動しながら測定してみました。

 測定結果で明らかなのは、室内より外の方が空気が大量の微粒子(顕微鏡で見るとほとんどがマイクロカプセルやその破片、内容物)で汚染されており、今や窓を開けてきれいな空気を入れようというのは通用しません。

 また、洗濯物や布団を外干しすると、大気中に漂っているマイクロカプセルやその破片が付着し、部屋に取り込んで畳んだりするとその刺激でカプセルが飛び散ったりガスを出して部屋中に拡散します。

1.早朝ウォーキング(途中で折り返して往復約5km、往復で一部経路は異なる)

①6/29曇りでスタート時無風
 途中でPMの大きなピークが見られるが、これはお寺で野焼きを行っている煙の影響です。
 野焼きは市の条例違反のはずです。近所の人は迷惑しているはずですが、誰も文句を言わないのでしょうか?
 VOCも高いが煙の影響が広範に拡散していると思われます。大量のHCHO(ホルムアルデヒド)が発生する事を以前別の測定器で確認しています。
































上記の野焼きの影響部分を除くと、

 極端にPMの高い所は有りませんが、自宅の部屋から外に出ると高くなり、外の空気の方がはるかに汚れている事が分かります。柔軟剤臭のする所は、微粒子は変わりませんがVOCが上昇しています。しかし、野焼きの影響が広範囲なので、この場合は野焼きの影響と思われます。































②6/30曇りでスタート時無風
今朝は野焼きが無かったので極端なピークは無かった。VOCの増加もない。
PMのピークはいやな臭いを出していたF家である。






























③7/3晴れスタート時北微風
 途中でPMの大きなピークが二つ見られるが、これはお寺で野焼きを行っている煙の影響です。
 VOCは風が有るせいか今日は大きな変動はない。































上記の野焼きの影響部分を除くと

 極端にPMの高い所は有りませんが、自宅の部屋から外に出ると高くなり、やはり外の空気の方がはるかに汚れている。
 PM値のピークはほとんどの時に柔軟剤臭を出しているマンションである。































④7/5曇り雨上りスタート時無風
 自宅の外に出るとPMが急増する。いつもいやな臭いを出している最近出来たマンションは相変わらずPM値が高い。































②郵便ポスト往復(直線距離約300m、経路距離約400mを往復)
 梅雨の雨止み間で空気がきれいな時

 室内から外へ出るとPMは急上昇、VOCは低下する。

      自宅室内 玄関内  外でのピーク
PM10           2          3         7  PM10より大きな粒子(マイクロカプセル)は計測不可
PM2.5          1          2         5
PM1.0          1          1         2































2.窓を開けて換気すると
 外からPM10,PM2.5,PM1.0が入ってくる。以前何度も計測したが、窓を開けて有毒ガス検知器で測ると米国の工場規制値を越えるイソシアネートが検出された。窓を閉じると数分でイソシアネートは無くなる(別の物質に変化)。窓を閉めて暫くすると部屋に入ったマイクロカプセルがガスを出してVOCが急上昇する。しかし、臭いは感じない。































こちらは別の測定器(エアクオリティモニター)で測定した結果です。































3.布団干しの後で
 梅雨の晴れ間に布団を干すと寝た時はふんわり気持ちが良いのですが、夜中に咳で目が覚めたり、トイレが異常に近くなったりします。これは何度も経験している現象です。

 こちらの投稿も参照して下さい→https://mukouryou.blogspot.com/2019/11/blog-post.html
                   →https://mukouryou.blogspot.com/2018/10/blog-post_2.html


 二日前に布団を干したのですが、夜中に咳で目が覚めてしまったので布団の上に計測器を置いて測定しました。
 1度のみですが、50㎍/㎥を越える大きなピークが見られ、おそらく布団に付いたマイクロカプセルが破裂したものと思われます。その数時間後にはVOCが異常に高くなっています。


































4.洗濯物を取り込んで和室に持ってくると
 測定器は洗濯物と同じ部屋で3m程離れています。
 外干しした洗濯物を持ってきた途端にPMとVOC共に急増しています。PMは1時間~1時間半かけて減少しますが、VOCはだらだらとしか落ちません。解放したふすまの先に空気清浄機が稼働していてもこんな状態です。

 外干しした洗濯物を畳んでいると咳が出たり頭痛がしてくるのはこの為と納得がいきます。

 洗濯物を最初から部屋干しした時は測定値に変化有りません。外干しで付着したマイクロカプセルが破裂して飛び散っていると思われます。外気を収集して顕微鏡で観察している時にカプセルが破裂した写真を何枚も撮影出来ています。また写真を撮影していると咳が出る時が有ります。