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2025年8月17日日曜日

農家の直売所で購入したブドウに付着したマイクロカプセル

 農家のブドウ直売所で購入したブドウ表面をPCマイクロスコープで撮影してみました。

 畑の真ん中にあるブドウ園で、家族経営の為安くて美味しいブドウを購入出来るので毎年購入している場所です。


<PCマイクロスコープで直接ブドウの粒表面を撮影している所>

<洗わない状態のブドウの粒を直接撮影>

一部しかピントが合いませんが、破損したマイクロカプセルが沢山見えました。













<洗わない状態のブドウの粒にSEM用両面テープを押し付けて表面の微物を採取>

(上記のブドウを使用)

 背景が黒いので、破裂したマイクロカプセルから出たごく小さなPM2.5サイズの子カプセルが気持悪い位良く見えます。













観察中に破裂し形状が変わってしまったマイクロカプセル


<いつも通り洗った状態のブドウの粒を直接撮影>

(別の粒を使用)

丸ごとのマイクロカプセルは見られなかったが、一部カプセルの破片が見られた。

これからはいつもよりもっと良く洗って食べることにします。













 以前イチゴ狩りのイチゴやスーパーで購入したイチゴを観察して沢山のマイクロカプセルが付着していて驚きましたが、ブドウもお前もかという感じです。

 洗わないで皮ごと食べるブドウ狩りには行く気にならなくなりました。



2025年4月26日土曜日

庭から摘み取った三つ葉に付着したマイクロカプセル

 庭には毎年三つ葉や青じそが勝手に生えてきて、ちょっとした料理には便利に使えます。

 今は庭のあちこちに三つ葉が生えてきていますが、住宅街の大気中には近所の洗濯物から飛んで来たと思われるマイクロカプセルが多数見られます。

 庭の三つ葉も汚染されているのではと、PCマイクロスコープで撮影してみました。

 マイクロカプセルは衣類の繊維に付着した時に透明で無いと汚れとして見えてしまうので、ほぼ透明か透明です。この為、三つ葉を直接撮影する方法では工夫しても鮮明には写りませんが、存在は分かって戴けると思います。





























 葉っぱの特に葉脈部には沢山の形状を留めたマイクロカプセルが見られました。

 そこで、台所で水栓をシャワーにして手でこれでもかと洗って撮影して見ました。




























 かなり取れましたが、まだ葉脈には残っている物が有ります。中には割れたカプセルや中に更に小さなカプセルの粒々が見られる物も有ります。

 ちょっと食べるのをためらってしまいます。

2024年10月27日日曜日

PM,VOC測定器 AtmotubePRO を故障させた原因物質の顕微鏡写真

 前回の投稿「とうとうPM,VOC測定器のAtmotubePROが動かなくなる:その原因は人体に通ずる物が有る」の続きです。

 分解して見つかった、測定する空気の通り道を塞いでしまっている異物を顕微鏡(PCマイクロスコープ)で見てみます。

<前回の投稿見つかった異物>

 別の初期モデルAtmotubeではこのオーバーヒート保護機能が無い様で、VOCセンサーを加熱し続けて暴走し、ケースを持てない程熱くなって完全に壊れてしまいました。


<PCマイクロスコープの画像>













 これらの様子を見ると、粒々には強力な接着性が有る様に見えます。














 接着力は強く、左画像中央の様に破裂したマイクロカプセルの残骸もまだ繊維にくっついています。繊維はその表面状態から化繊です。材料にもよるかも知れませんが、化繊の方が良く見られます。

 右画像は粒々が数珠の様にお互い連なってくっついています。














 破裂したマイクロカプセルが形状を留めていたり、ボロボロに劣化したマイクロカプセルが見られます。大気中を飛んでいた物が測定器に吸い込まれています。

 この事は、私達も呼吸器にこれらを吸い込んでいる証拠です。

 これらは慣れないと見分けが難しいかも知れませんが、次の画像をご覧ください。














 柔軟剤や洗剤に使用されるマイクロカプセルは、透明で無いと点々とした汚れとして見えてしまう為にほぼ透明です。重なって厚くなると白く見える様です。

 この為撮影も難しいですが、バックに真っ黒で異物が少ないSEM(電子顕微鏡)用の特殊な導電性両面テープを使うとこの様に形状が写ります。

 洗濯物に付着したマイクロカプセルがなぜこのように形状を保ったまま剥がれて大量に飛ぶかは文献を探しても見つかりませんでしたが、私は恐らくプラスチック表面の紫外線による劣化(塗装のチョーキング現象:塗装表面が劣化してチョークの粉の様になる)ではないかと思っています。

 ここでは破裂したカプセルですが、未破裂のカプセルも大気中を飛んでおり、顕微鏡観察中にどんどん破裂していくのを何度も見ています。

 という事は、測定器に吸い込まれて中で破裂し、カプセルから極小のPM2.5サイズのカプセルや液体を放出していると思われ、その様な現象も測定データとして捉えられています。

 これと同じことが我々の呼吸器の中で起こっている事は誰も想像できることです。

 問題は、PM2.5と呼ばれるごく小さなカプセルで、これは肺胞にまで入り、脂溶性の物は細胞膜を通過し血液中にまで入り、血液脳関門や胎盤関門・精巣関門等を通過すると言われている事です。













 測定器の出口付近の壁をぬぐって採取撮影した上記と前の③出口付近画像では点々と大量のPM2.5が見られます。


<修理結果>

 これらの異物をキムワイプとレンズクリーナー(アルコール主成分)で取り除いてAtmotubePROを元通りに組み立てて動作確認→無事動作し他の測定器よりPM感度が高い(空気の通りが良くなったせいか)。


2024年10月25日金曜日

とうとうPM,VOC測定器のAtmotubePROが動かなくなる:その原因は人体に通ずる物が有る

 2020年6月に導入し外気の PM(微小粒子状物質)とVOC(揮発性有機化合物)測定を行っていた測定器 AtmotubePRO の一号機が9月4日に電源が遮断されて動かなくなってしまいました。

 その前から時々「センサーが熱を持っています」というメッセージが出て時々測定出来ない事が有り、だんだん頻度が多くなり、とうとう電源が遮断されて動かなくなりました。

 ここで気になるのが、同じAtmotubePRO二号機を購入して余り時間が経っていない時に手が滑って落としていまい動かなくなり分解した時の事です。分解してチェックした所、動かない原因はファンの羽根が軸から外れて回っていない事でした。

 この時気になったのが、購入してまだ日が浅いのに、内部に白い綿あめ様な物が溜まっていた事です。この時の様子は以下のリンクを参照して下さい。

https://mukouryou.blogspot.com/2021/08/pm25-atmotubepro.html

 この時は、動かすのに懸命で内部の異物迄注意が行かなかったのですが、今回の「センサーが熱を持っています」という警告もファンの風量が落ちているのではと分解チェックしてみる事にしました。

 また、内部に異物が有った場合は、PCマイクロスコープで観察してみる事にします。

  なお、分解した場合は保証が受けられなくなりますし、内部にはレーザー光源が有り危険が伴うので、知識の有る方が自己責任で行ってください。












































































































































次に続く
https://mukouryou.blogspot.com/2024/10/pmvoc-atmotubepro.html

2023年12月17日日曜日

登山ではマイクロカプセル破壊が激しい

 一番香りの強い柔軟剤は各メーカーが以下の様に香りの出るのをPRしています。

・動きに反応

・わずかな水分・汗に反応

・体温を感じて香る

・カプセルがはじけるたびに香りが12週間続く(累積で溜まる)

 これらの条件で、動いて汗をかいて体温も上がる三拍子そろうのが登山の時です。

 実際、登山ですれ違う人の柔軟剤臭はすさまじく、普段スポーツジムで柔軟剤の臭いをたっぷり貰ってきても平気な妻も、「今すれ違った人はすごい臭い」と言います。

 また、こんな時は追越されて数分経っても臭いがずっと消えません。谷間などでは10分位続く事も有ったり、人影はないのに臭いだけがしたりします。

 これらの柔軟剤や洗剤の評価が何度も専門家により行われていますが、いずれも1回の洗濯のみで静かに干して発生する化学物質を測定するというものです。

 これでは、一番化学物質が出ない条件での測定ばかりです。メーカーが言っている様にマイクロカプセルの破壊を伴う条件で、また繰り返し洗濯をした物で評価する必要が有ります。1回洗濯してその衣類は捨てますか?

 NIH(National Library of Medicine)の以下の文書にメラミン樹脂のマイクロカプセルを長時間放置した後の放出や外力を与えた時の放出特性が詳しく記載されています。

https://www-ncbi-nlm-nih-gov.translate.goog/pmc/articles/PMC6384642/?_x_tr_sl=en&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=sc

 これを見ると、一般に行われている評価がいかに実際の被害とかけ離れているのか理解できるでしょう。但し、これも繰り返し洗濯してカプセルが劣化した状態の評価が行われていません。

 では、実際の登山での状況をお知らせします。
















  計測結果は、柔軟剤臭の人が近くに居たり、人が集まる所は僅かにPM2.5がわずかに上昇しています。このわずかな量で症状が出るという事は、かなり毒性の強い物質が関係しているか、濃度100%の液体(カプセル自体)を吸い込んでいるのではないでしょうか?














  登山開始から終了までに収集した微粒子をPCマイクロスコープで見てみました。














 上の写真は、大きなカプセルが破裂して中からごく小さな粒々カプセルが液体の様な物と一緒に出ています。香りの強さは表面積に関係するので、この様なごく小さな粒の中に香料を入れれば何十倍もの強力な香りを出す事が可能になります。

 繰り返し洗濯をした繊維は右の写真の様にべっとりと小さなカプセルが厚く付着しています。

 私はすれ違っただけで咳が出たり、頭痛、目に沁みてひどいと目が開けられなくなった事も有ります。また、ひどい疲れや眠気(と言うより麻酔の様な)症状や足がつったりするのが数時間遅れて出る事も有り、帰りの車運転中に路肩に緊急停車して休んだことも有ります。

 専門家の実態に即した評価で、原因の究明が進む事を期待しています。

2022年7月14日木曜日

富士山奥庭のPM2.5は人から発生していた

 2022年7月2日(土)

 孫が富士山へ行きたいと言っていたので、マイカー規制が始まる前に五合目まで車で登って散策する事にしました。


 五合目の駐車場へ着くと窓も開けられない土砂降りでした。

 雨雲レーダーを見ると、少し下がった奥庭は雲が切れていそうです。

 行ってみると小雨の状態で、支度をしているうちに雨は止みました。

 しかし、山頂は残念ながら雲の中です。







 7歳と4歳の孫を連れて奥庭を散策し、山小屋の奥庭荘で昼食にしました。








 以下は五合目駐車場から奥庭駐車場へ車で移動し、奥庭を散策してから奥庭荘で昼食を食べた時のVOCとPMのグラフです。
 奥庭の後は富士スバルライン料金所を出て直ぐの生物多様性センターを見学しています。

 VOCで大きな値が出たのは車中で孫たちがアルコール消毒を行った時のものです。

 PMで大きな値が出たのは山小屋で食事中に隣の席にグループが来た時で、PM1(1㎛以下の成分)がほとんどを占めています。私は食べ終わって粒子とガス対応のマスクをしていたので分かりませんでしたが、柔軟剤等のマイクロカプセルが破裂して微粒子が放出された可能性が有ります。

 



2022年7月8日金曜日

調理でホルムアルデヒド計のアラームが鳴る

 室内でマイクロカプセルから出ると言われているHCHOホルムアルデヒドを常時監視しています。

 測定はNDIR方式の測定器を使用しています。

 この測定器はFTIRと同じ原理で、分子振動により特定の波長の赤外線が共振して吸収される原理です。FTIRは周波数成分を分析して解析出来ますが、NDIR方式は固定の赤外線光学フィルターを使用して、特定の周波数が吸収されて減衰するのを検出しています。

 我が家では通常は数十㎎/㎥位ですが、建物の反対側に有る台所で調理をしていると、下の様に極端な値が出る時が有ります。台所で何を使っているのが妻に聞くと、この時はみりんでした。他にも料理酒を使っている時も同じくらいの値が出ます。













 みりんや料理酒の成分であるC2H6OエタノールとHCHOホルムアルデヒドの赤外線吸収パターンをデータベースから探して比較すると、下の様にほぼ同じ所にピークが有るのが原因して、NDIR方式の測定ではこの両者が区別できない様になっている様です。

 この他にも、丸干しイワシをガスで焼いていると、これほど大きな値は出ませんが、やはり100越えのアラームレベルの検出が有ります。これは成分の何が影響しているかはまだ分かっていません。


 この様に測定器は、その原理を知って弱点を理解していないと嘘の測定をしてしまう事が有ります。FTIRでも波形を解析して区別していますが、S/N比(信号対雑音比)が100位しか取れないというのが論文に書かれているのを読んだことが有ります。

2022.07.10 追記
 残留クリーニング液にも反応してしまう事が分かりました。クリーニングして仕舞ってあったあった礼服が近くに置かれたら、数百㎎/㎥の表示が出ました。礼服に近づけると値が上がり、遠ざけると下がりました。IRパターンとの関係は別途調べて見たいと思います。

2022年7月5日火曜日

戸建て住宅密集地の我が家の外気連続観測6月:大量の微粒子の正体

 我が家の外気観測結果6月分です。6月前半は雨が多く微小粒子状物質は少な目でしたが、雨が上がって晴れた16日~17日は異常に多くなっています。我が家の環境は、2階建ての住宅が混みあっている住宅街です。近くには工場等は有りません。

<微小粒子状物質の環境基準>

環境省 1日平均値が35㎍/㎥以下/年平均値15㎍/㎥以下

WHO   1日平均値が25㎍/㎥(暫定目標)/ガイドラインは年間平均10㎍/㎥

 これらは昔の工場ばい煙や自動車の排ガスを問題にしていた頃の基準で、現在は住宅街では後述の様に物質が全く異なっているので、健康影響を考えて新たな基準が必要と考えます。


<6月の全観測データ>

















<PM10のみを1km離れた環境省の自排局と比較>

 自宅から約1kmの距離に環境省の自排局が有りPM10を観測していますので、その測定値との比較です。

 但し測定方式が異なり、我が家はレーザー散乱方式で1分間隔の測定ですが、自排局はベータ線減衰方式で1時間毎の測定です。測定方式は異なりますが、17日~18日のピークはほぼ一致している様に見えます。



















<6月のピークである17日~18日を拡大して見る>

 17日~18日を拡大して見ると、約1km離れている自排局とほぼ同じ値が出ていて、犯人は広域な成分の様です。また、我が家の測定器はPM1も測定できるので、成分はほとんどがPM1が占めている事が分かります。


















<17日~18日のPM10を環境省の自排局と比較>


















<ピーク時の微粒子を捕集して工業用顕微鏡で観察>

 17日のピーク時刻で4:18~8:02の3時間44分の間に微粒子を電子顕微鏡用両面テープで収集して工業用顕微鏡で観察して見るとほとんどが柔軟剤等に使用されている香料マイクロカプセルやその破裂、分解物でした。以下に代表的な写真を掲載します。

これらを呼吸で大量に吸い込んで、鼻腔で破裂したり、肺の奥深く血液にまで入ってしまってどうなるのだろうか?


未破裂マイクロカプセル

20220617115902 1000倍 未破裂

 直径90㎛の未破裂大きなマイクロカプセル。

 本来繊維にくっついて香りを出す機能の物が、そのまま剥がれて飛んできている。カプセルの表面が紫外線劣化しているのがくさい。

 大気中や吸い込んだ人の気道で破裂し、高濃度の合成香料液を飛ばしていると思われる。

 吸い込んだ人はどうなるのだろうか?




20220617110726 1000倍 未破裂


上は直径32㎛



下は直径20㎛






破裂してまだ中身が残っている物

20220617105736 1000倍 破裂しまだ中身が残る


 直径20㎛程度の破裂して中身が一部出てしまったカプセル。拡大して見ると、中に微粒子や液体、塊が見える。








破裂した殻

20220617102429 1000倍 破裂した殻


 長径67㎛の破裂して中身が吹き飛んでしまったカプセルの殻










中身がしみ出る

20220617102641 1000倍 染み出る

 直径20㎛のカプセル

 上の方から液体の様な物がしみ出ている。









20220617115109 1000倍 染み出る

 長径113㎛の大きなマイクロカプセル。

 左側から液体や微粒子が放出されている









20220617131727 1000倍 染み出る

 直径20㎛のカプセル

 右上に向かって液体を飛ばしている様に見える









伸びて溶けていく

20220617101830 1000 伸びて溶ける

 上の方は両面テープのエッジが見えている。付着したPM2.5微粒子が沢山見える。

 真ん中の伸びてしまったマイクロカプセルの右下から液体の様な物が噴き出している。他にも下側から液体や微粒子が放出されている。







20220617105521 1000倍 溶けながら粒子を放出

溶けて分解しながら微粒子を放出している。










20220617114800 1000倍混合未破裂溶けるかけら


 いろいろ混ざった状態









(注)画像の分類は、私が数千枚の顕微鏡観察中に破裂したのを見た経験を基に分類した物です。専門家の方で、もし間違い等に気付かれましたらご助言戴けると助かります。