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2021年4月24日土曜日

車のフロントガラスに付着したキラキラ光る点を顕微鏡で見てみる

 昨日夕方、車で西に向かっている時の出来事です。フロントガラスに西日が当たり正面が日陰で暗い状態の時です。フロントガラスに無数のキラキラ光る微小な点が多数見られました。

 トンネルに入って対向車のライトを浴びた時も同じ現象が起こりましたが、条件が揃わないと普通に透明なガラスにしか見えません。

 この状態は一眼レフでマニュアルで撮影しないと景色しか写らないので以前撮影した画像を流用して載せると下の左の様な状態です。この時は一眼レフにマクロレンズと10倍のエクステンションチューブを付けて拡大して撮影しましたが、PCで拡大すると、右の写真の様に光り輝くマイクロカプセルの特徴的な姿が確認できました。これはフロントガラスの内側から外側のマイクロカプセルを透かして見ている状態です。

 今回は、フロントガラスに付着した物を電子顕微鏡用の特殊な両面テープを押し付けてくっつけて顕微鏡で見てみる事にします。テープを強く押し付けすぎて剥がすのに苦労する程でしたので、カプセルを破壊してしまったかも知れません。テープの粘着剤の跡が残っている画像も有ります。

 色々なメーカーのマイクロカプセルが混ざって飛んで来ていると思われるので、形は様々と思われますが、明らかにマイクロカプセルと思われる物がほとんどでした。わずかに松の花粉や砂粒も見られました。

20210423165242 1000倍
テープの端で壊れずに済んだ?
パックリと割れた半透明なマイクロカプセル


















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色々な壊れ方をするマイクロカプセル



















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壊れて大小のカプセルが出てきた


















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下の方はまだ外形が残っているカプセル


















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回りのもやもやした塊はバラバラに壊れたカプセルの殻か?


















 こんな物が我々の呼吸している空気の所を飛び交っているのが問題です。吸い込んだマイクロカプセルが呼吸器の中でこの様に壊れて更に小さなPM2.5カプセルを出しているのではないでしょうか。

2021年4月11日日曜日

身近にあるマイクロカプセル(顕微鏡写真集のスライド)

 色々な所に有り、香害や移香を引き起こしている香料マイクロカプセルの顕微鏡(PCマイクロスコープ)写真集です。これらが空中を飛んでいたり、椅子などにくっついていて呼吸器に入ったり目や皮膚に付着したりして敏感な人々を苦しめています。他人の衣類も汚染してその影響は下着にも及びます。

画像は10秒で送られますので、じっくり見たい時は、一時停止してご覧ください。



2021年4月2日金曜日

これが目に入らぬかー!:ハハー、入ってます。肺にも。目が痛くなってきた。

  3月28日(日)に義弟の49日でお寺の後に和食レストランで会食となりました。食事に向かう前に雨で濡れたメガネをきれいに拭いて汚れが無い事を確認しました。

 レストランは日曜日とあって混雑していましたが、会食は個室で二人の従業員がサービスしてくれました。そのうちの一人が柔軟剤臭かったけど、隣に座る妻は感じないと言っていました。コロナ対策で食べる時以外はマスクをして用心していましたが、個室で激しい雨だったので窓も開けられず換気は悪そうでした。

 自宅に帰って手を洗って着替えて数時間したら目が痛くなってきました。鏡を見ても目の中には何も入っていません。メガネを注意深く見ると、二つ下の写真の様に細かい点々が沢山付いています。メガネを交換して暫くすると段々と治ってきました。いつも外出後には目を洗うのですが、今回忘れてました。

 マイクロカプセルの付着が疑われるので、下の様な手順でメガネの表面を顕微鏡(PCマイクロスコープ)で見てみる事にします。

カプセルはほぼ透明なので、真っ黒な紙を敷いて見易くします。

①真っ黒なケント紙を敷く














透明だがLED照明で角度をうまく調整すると下の様に点々が見える。

②メガネに付いたマイクロカプセル(スマホでぎりぎりまで接近して撮影)














③顕微鏡での観察の様子


 顕微鏡(PCマイクロスコープ)になるべく水平になる様にセットする。(消しゴムを支えに敷いています)


 マニュアルモードで明るさをぎりぎりに絞ってガラスの上面にピントを合わせ撮影する。
















 直径が114㎛の大きなマイクロカプセルが見られた。

 左側は破裂して穴が開いている。破裂して吹き飛んだ残骸は見つからない。

20210328201850 1000倍 D=114 破壊したマイクロカプセル

















 画像を拡大して見ると、大きなカプセルの周りには無数の極小の粒が取り巻いている。

 これらの粒の大きさは4㎛~1μm以下です。大半はPM2.5と呼ばれる微粒子で、吸い込むと肺の奥深く肺胞にまで効率よく達すると言われています。

 さらに血液中にまで入り込み(赤血球は4㎛位)、脳関門を突破して脳にまで達したり、胎盤を通って胎児迄達すると言われています。


















大きさの異なる2個の101㎛と44㎛の破裂したマイクロカプセル。

20210328205147 1000倍D=101,44


















大きい方を拡大して見る。破れた所に小さな粒々が確認できる。


















 小さな方のカプセルを拡大して見る。大きく壊れて中からモヤモヤした液体の様な物が出ている様に見える。


















 3個のマイクロカプセルでメガネの中央に近い方で撮影。光の関係(恐らくメガネレンズのコーティングからの反射)で色が付いて見える。

20210328211422 1000倍 中央D=67

















 中央部の67㎛の物を拡大して見る。中央左寄りに破裂で開いた穴が見える。

 周りは無数の小さなカプセルが取り巻いている。


















 取れなくなるといけないので、次の朝カメラレンズクリーナーで拭きました。表側を拭いて確認するとまだ点々が見えるので、良く見ると内側(目の側)にも多数くっついていて、内側も拭いたらきれいになりました。

 目が痛くなったのは、恐らくカプセルから出た極小さな粒々が目に入った為と思われます。これだけレンズに付着しているということは、体中にカプセルが付着していると思われます。

 また、風呂に入る時に下着まで柔軟剤臭い事に気が付きました。香り付き柔軟剤を使用している人からマイクロカプセルが剥がれて空中を飛んで、周りの人々にこの様に付着しています。

 なお、マイクロカプセルの構造はメーカー・製品によって大きく異なりますので、これは一例である事をご承知下さい。