調査日時:2018年9月9日 8:53~13:50(4時間57分)
天候:曇り、霧 後晴れ
調査場所:筑波山の北東側、東筑波ハイキングコースで筑波高原キャンプ場を出発し、つつじヶ丘までを往復8.1km(下記地図参照。紫色の線がGPSで記録された歩いた軌跡です)

平日はほとんど人に遭わないコースですが、日曜日なので20名位に追い越されたりすれ違ったりしたでしょうか。
<調査方法>
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スクリュー管と捕集用両面テープ |
マイクロカプセルの捕集には、ビニール袋の中に入っている黒い紙に両面テープを貼った物を使用しました。両面テープの部分は20X8mmです。
捕集開始時に両面テープの剥離紙を剥がして粘着面を出します。
バックが黒いので、このまま顕微鏡で観察できます。但しこの方法は簡単ですが粘着面も見えてしまうのが欠点です。
直ぐに撮影出来ないので、左のスクリュー管に入れて保管します。今回はスクリュー管が間に合わなかったので、捕集後1日だけ上と同じチャック付きビニール袋で粘着面が付かない様に保管して、撮影してからスクリュー管に入れました。
特記無き画像は光学1,000倍Xデジタルズーム3倍=3,000倍で撮影しています。
周りの両面テープ粘着剤が光って見にくいので、目立たなくする為に2枚目からは周りの明度を落とす加工を施しています。
<カプセルやその破片、飛び出した中身が沢山見られる>
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光学1,000倍 |
気持ち悪いぐらいカプセルだらけで、まるでマイクロカプセルの墓場です。これは、私のウェストバッグに飛んできた物です。
空気のきれいなハイキングの山の中でこの空気を吸っていると考えるとぞっとします。
マイクロカプセルはマイクロスフェアとも呼ばれ、透明な(ポリウレタンが適していると色々な特許に書かれています)カプセルの中に合成香料を入れたり、更に合成香料を入れた小さなカプセルを多数入れています。これらが繊維がこすれたり、汗や水分、温度変化、自然劣化等で破壊されて香りを放出します。壊れやすさをコントロールすることで、早く壊れる物から遅く壊れる物まで色々混ぜる事で長く匂い続けることが出来ると考えられます。以下の写真の物はどこのメーカーのどの製品の物かは分かりませんが、山の中でもこれだけ飛んでいるとは驚きです。
<壊れたマイクロカプセルから中身が出ている>
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<中身がばらばらに吹き飛んだカプセル>

一部がまだ中に残っている
<子カプセルがさらに破裂?>

飛んできた子カプセルが更に割れて中身が出ていると思われる。
<塊となって飛び散ったカプセルの中身?>
