2018年10月2日火曜日

布団干しや洗濯物干しで付着するマイクロカプセル


 以前、布団を干した日の夜は妻が痒くて寝られないと言っていたし、私も洗濯物を畳んでいると咳が出る事が多い。2階のベランダに干した布団や洗濯物が汚染されていると思われます。

 我が家では石鹸の洗剤しか使っていません。近所のマイクロカプセルを使った柔軟剤(香りが強く長持ちする)で処理し、干した洗濯物から剥がれて飛び散ったマイクロカプセルが疑われます。

 2階ベランダの手すりに飛来するマイクロカプセルを両面テープで捕集して顕微鏡で観察してみました。両面テープの裏に黒い紙を予め貼っておいて、観測する時に表の剥離紙を剥がして観測を開始します。

 裏に貼った黒い紙もマイクロカプセルが僅かに付着(部屋の中にも存在するため)していますが、顕微鏡の焦点の位置で区別して、その物は除外しています。

観測日時:2018.10.02(火) 8:30~14:00(5時間半)
天候:晴れ 西寄りの風 2m前後(つくばのアメダスデータ)

今回は天候が安定し、風も強くなかったので、以下の様に円形(実際は球形)のマイクロカプセルしか見られなかった。風向きが変われば別の形状の物(メーカーや銘柄が異なる)が見られるかも知れません。

 付着数は探して見つかる程度でそんなに多くは無かったが、これらが干した布団や洗濯物に付着してアレルギー(特に咳や皮膚アレルギー)を引き起こしている可能性がありそうです。

2018.10.04追記
 昨夜寝て1時間半位経った頃、激しい咳で目が覚めました。咳はなかなか治まらず眠れません。原因を考えると、そうだ、タオルケットが昼間外に干されたのだった。もしやカプセルだらけではないか?柔軟剤の臭いはしませんが、タオルケットを外して隣の部屋に隔離し、薄い掛け布団だけにしたら暫くして咳は治まりいつもの様に眠れました。
中身が出ているカプセル外径48μ 3,000倍
飛び出した小カプセルで小さい物は1μ程度
それ以下の小さい物も有りそうです















カプセルが球状なのが良く分かります(透明な膜の様な物が光って見える)3,000倍
球の直径36μ
















中身が激しく飛び散った様に見えます 3,000倍
球の直径57μ





















中身の小カプセルがまだ残っています 3,000倍
外径38μ 小カプセルは直径1μ程度
















一番大きなカプセル 3,000倍
外径84μ

















飛び散ったカプセルと思われる物 3,000倍
手前と一番奥に丸い物が見えます


















2018年10月1日月曜日

花粉と同じ?大気中に大量に飛んでいるマイクロカプセル

 今日は台風一過、早朝ウォーキングも雨や強風で大気がきれいになったせいか爽やかでした。いつも柔軟剤臭を出している近所の家々も臭いがしません。キンモクセイの良い香りがします。

 8時半ごろ妻が二階のベランダに洗濯物を干そうとしたら、手すりにキラキラ光るものが大量に付着していて私を呼んでくれました。太陽の光を反射してキラキラ光るごく小さな粒が沢山見えます。この頃は近所からの気持ち悪い柔軟剤臭がしていました。台風で飛んできたものか今朝干された洗濯物から飛んできたものかは不明です。

 ふき取る前にデジカメで撮影してから両面テープにくっつけて顕微鏡で見てみる事にしました。

<ベランダ手すりをデジカメでマクロ撮影>
キラキラ光る物が多数付着したベランダの手すり 2018.10.01 8:30























<両面テープでくっつけて500倍の顕微鏡で見る>
 背景が両面テープ剥離紙の白でコントラストが無く見辛いですが急いでいたのでご勘弁下さい。透明な物なので、顕微鏡をいろいろ調節してこれがベストの画像です。一般的なスライドガラスでは見るのが困難と思われます。倍率は全て500倍で、0.1mmゲージを撮影して確認したら画面の端から端迄が縦で0.5mm、横で0.65mm位です。
多数のマイクロカプセル
























巨大なマイクロカプセル

























色々な形をしたマイクロカプセル
























中身が下に漏れ出している大きなマイクロカプセル
























壊れた残骸のマイクロカプセル























<物干しざおに付着したマイクロカプセル>
 庭のステンレスの物干しざおにも同様に付着していたので、黒い紙を背景として貼り付けた両面テープにくっつけて500倍の顕微鏡で撮影しました。こちらはバックが黒で見易くなりました。
押し合いへし合いのマイクロカプセル
物干しざおを拭かないで干したらこれが洗濯物にくっつきます
























小さなマイクロカプセル
PM2.5の大きさだと長い間大気中に浮遊して肺の奥深く入り込みます























ちぎれてばらばらになったマイクロカプセル
透明なので恐らくポリウレタンと思われます。
分解すると猛毒のアレルギー物質であるイソシアネートが発生するそうです。

























壊れて中身が出ているマイクロカプセル
カプセルの中から合成香料や更に小さな合成香料と思われる物を入れたカプセルが出ています。
























気持ちが悪い程の沢山のマイクロカプセル
























中の粒(更に小さな子カプセル)がまだ残っているマイクロカプセル(右下)
























塊のまま出てしまったマイクロカプセルの中身
























中が良く見えるマイクロカプセル
























カプセルの中から出ている液とつぶつぶ























マイクロカプセルが割れて飛び散っている様に見える
























バラバラになったマイクロカプセル
























球形の面影を残すマイクロカプセル
























ぐちゃぐちゃになったマイクロカプセル























  我が家はこの状況で、私は朝6時半頃から下肢の神経が痛く、15時過ぎに昼寝から起きると咳が出て喉がおかしいので活性炭のマスクをしました。17時頃からは右のわき腹が痛くなってきた。
 妻も午後脚の神経が痛くなり、首や腕に5ミリ位の赤くて痒い斑点が多数出る。暫くすると消えるそうです。
 困ったものです。マイクロカプセルを何とかして下さい。ポリウレタンだと崩壊時に発生するイソシアネートは発がん性も有る事が動物実験で確かめられており、私は左の腎臓が最も悪性のがんになり8月に摘出しました。これががんの原因だとしたらそのうち右の腎臓も失ってもう生きられなくなります。
 そもそも、こんなにマイクロプラスチックが空中を舞って、我々が吸い込んだり皮膚にくっついたり平気な訳が有りません。