2021年6月23日水曜日

窓を開けると危険な日:外は異常な微粒子

2021年6月15日(火)  

 今朝起きると外は晴れて無風状態、微かに石鹸臭がしました。これ位はいつもの事で異常に思いませんでした。

 支度してウォーキングに出ると、外に出た瞬間に今度は薬品臭がしました。少し歩いた近所の家の前では酸っぱい石鹸の様な臭い気持悪い石鹸の強い臭いハッカの様な臭いと柔軟剤使用の家々からはいつもの様に色々な臭いがします。

 帰ってきて朝食の準備をしていると右胸が痛くなってきました。8時前になると胸の痛みは強くなり、スマホには外気微粒子測定値の警報が届いて異常を知らせています。

 急いで微粒子収集用の電子顕微鏡用両面テープを外に出し、降り注ぐ微粒子を収集してPCマイクロスコープ(PCで撮影出来る顕微鏡)で観察して微粒子が何であるか見てみます。

 胸が痛くなった原因がこの微粒子かどうか肺の中を覗くことは出来ませんが、関連が有るかも知れません。

 イソシアネートが測定できる有毒ガス検知器は借りてきて有りますが、測定用のテープが期限切れで感度が落ちているのと、残り少ないので冷凍庫に保管中で直ぐには測定出来ないので今回諦めました。


1.外気微粒子計測結果

















 6時頃から外気の微粒子濃度が上がり始め、8時頃にピークで徐々に低下しています。また、9時には異常なVOC(揮発性有機ガス)が爆発的に急激に発生し、その時は微粒子は一時的に減少しています。

 我が家から約1km離れた所にある「そらまめ君」のPM10測定値を黄色で示していますが、ほぼ同じ傾向を示しています。8時のそらまめ君の風の測定データは北北東の風2.2mで我が家の方から拡散していった可能性も有ります。この測定器は1時間毎の測定で測定方式も異なるのですが、今回は似ているので、広範囲の現象である事が分かります。


2.微粒子の室内侵入 

















 室内(早朝を除いて食堂のテーブル上に設置)の計測値を見ると、室内は微粒子は非常に低い値ですが、積極的に換気が出来ないので通常VOCは高くなっています。

 しかし、台所でガスを使う為に換気扇を回すと、外部から微粒子が侵入してきているのが顕著です。


3.微粒子顕微鏡写真

①中身有り20210615110537 1000倍

















 これはまだカプセルの中身(わたのような物とごく小さな粒)が残っています。良く見ると周辺には非常に小さなPM2.5かPM1.0の粒子が散らばっています。


①中身無し20210615114443 1000

















 これは上の物と同じ仲間か。しかし中身はもう無くなっている。



②溶けていく20210615114137 1000倍

















 溶けてちぎれて飛んでいくタイプか。ワタの様な物が溶けて無くなると、中のごく小さな粒々が放出されている。


②溶けた20210615120002 1000倍

















 更に溶けてくると、この様に粒々だけになってくる。この粒はPM2.5やPM1.0で肺の奥深く効率よく入り込むと言われている。


③殻のみ20210615120853 1000倍
















 破裂して中身が飛んで行って殻だけ残った物と思われる。


④中身20210615131400 1000倍

















 カプセルの中に色々な形状の物を入れたタイプか。中にはまた二重のカプセルも入っている。


⑤伸びる20210615120144 1000倍

















 右側のアメーバみたいなのは、潰れて伸びてしまったカプセルか。

 台所で朝食の準備や片づけをしていると良く咳が出始めるのは、以上の様に微粒子が外から侵入している為と思われる。台所はどうしてもガスを使う関係で換気が必要で避けられません。それにしても外気の方が室内より汚染されているのは異常です。

2021年6月8日火曜日

新型コロナウイルスワクチン接種1回目

 2021年6月6日(日) 総合病院へ

 新型コロナウイルス、ファイザー社ワクチン接種の接種券が届いて直ぐにインターネットで予約した日が来ました。数日前に腎細胞がんの手術後の検査で病院へ行ったので、主治医にワクチンの可否を確認して問題無いとの確認を取りました。

 ワクチン接種当日一番不安だったのは、混雑していて柔軟剤臭が充満して咳込んだり頭痛になったりすることでした。そこで、微粒子とVOCの測定器をカバンにぶら下げ、またカバンに微粒子収集用の特殊な両面テープを貼って出掛けることにしました。

 両面テープによる微粒子の収集は、病院の玄関を入る時に保護紙を剥がし、帰りに玄関を出る時にサンプル保管のガラス瓶に入れて、病院内のみで収集する様にしました。

<計測結果>
















 病院へ着くと、人はまばらで、受付待ちゼロ人で、問診票チェック~問診~接種は全て待ち無し。接種後の15分経過観察も外来待ちの場所でしたが、人はまばらで他の人と十分距離を取って座る事が出来ました。

 計測結果もアルコール消毒の影響でVOCは高いものの、途中の歩いて行った道路の方が雨にも関らず微粒子は多かった。活性炭シートの入ったマスクをしていきましたが、病院内では心配した咳や頭痛も無く無事接種が済みました。接種後気分が悪くなる事も有りませんでした。

<病院内の飛散微粒子>

 まばらにマイクロカプセルの破裂した破片が見られる程度でした。代表的な写真を掲載します。

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破裂したカプセルの残骸?

















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カプセルの内容物がバラバラになり極小の粒を放出

















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割れてしまったカプセル

















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伸びてしまったカプセル


















<衣類への柔軟剤臭付着>

 病院から帰ると香料マイクロカプセルを室内に拡散させない為に直ぐに着替えました。脱いだ衣類の状況は、

半袖ポロシャツ 柔軟剤臭い

下着のシャツ  背中の椅子に接した部分が柔軟剤臭い

ズボン      柔軟剤臭い

パンツと靴下は無事でした。


接種後の副反応>

 当日夜 何ともない

 翌日  腕を上げると突っ張った感じがする程度

翌々日 何ともない

 なお、私はインフルエンザ予防接種は毎年行っていますが、いつも何とも有りません。ほんとにワクチンが効いているか心配な位です。肺炎球菌のワクチンも一度受けましたが同様でした。

 しかし、柔軟剤や洗剤の臭いがするとめっぽう弱い。その原因の一つは、有毒ガス検知器が借りられたので、次回以降お知らせします。