ページ

2019年7月31日水曜日

お盆の帰省3/3:土砂降りの住宅街でのマイクロカプセルとPM計測値

 お盆の帰省をするので、この機会に住宅街を歩いている時に浮遊しているマイクロカプセルを計測すると共に微粒子を収集して顕微鏡で観察してみる事にしました。なお、東海道新幹線近郊電車もデータを取りましたが、長くなるので別途投稿しました。

検討日:2019.07.22(月)往路(雨)~23(火)復路(晴れ)
測定器:ラトックシステム エアクオリティモニター REX-BTPM25V
     斉藤製作所 PCマイクロスコープ SKM-S31B-PC
     微粒子の収集は日新EM SEM用カーボン両面テープ
                     (アルミ基材)を使用

 往路の22日はずっと雨で、リュックの後ろにエアクオリティモニターをぶら下げてそこに収集用の両面テープを貼っていましたが、傘が役に立たない程の土砂降りの雨で濡れてしまいました。次の日の復路は晴れて暑い日です。


<PM2.5測定>
往路 土砂降りの中を歩いたのでPM2.5,PM10共に非常に低い値だったが、1ヶ所ピークが有ります。これは歩道で柔軟剤の臭いがひどい中学生とすれ違った時です。

復路 最初の極端なピークは、出かける為に2階から1階に降りた時に、仏壇の線香や香炉の微粒子を検出したものと思われます。その後一旦人家の無い所で低下し、後は駅まで晴れた時の住宅街を歩いたので洗濯物から出るマイクロカプセルを検出したと思われます。































<微粒子収集 PCマイクロスコープ観察>・・・春日井駅から潮見坂公園墓地迄の区間
 駅から5.5km歩いたが、本降りの雨で時々土砂降りになる中だったので、ほとんどマイクロカプセルは見つからないだろうと思った。しかし、帰ってからPCマイクロスコープで見ると、密度は低いが意外と多数見つかった。雨に会ったせいか、形が崩れてばらばらになった中身の破片と子カプセルが見られた。

 以前、激しい雷雨の中を有毒ガス検知器SPM Flexをしょって傘をさして歩いたことがあるが、激しい雨の中にも関わらずイソシアネートが検出され続けた。至近距離でマイクロカプセルの破裂が起こり、次々とイソシアネートが発生しながら消えている(別の物質に変化)可能性が高いと思われる。
20190723184410 1,000倍
ばらばらに崩れたマイクロカプセル
左上に円形を保ったカプセルが1個見える



























20190723184457 3,000倍
上の写真をデジタルズームで3倍拡大
無数の子カプセルが確認できる




























20190723184757 1,000倍
繊維くずと思われる
周りに散らばる白い点は子カプセル



























20190723184848 3,000倍
デジタルズームで3倍拡大すると、一面にびっしりと子カプセルがくっついているのが分かる





























20190723185144 1,000倍
ばらばらに崩れたマイクロカプセル



























20190723185225 3,000倍
デジタルズームで3倍拡大。大きめの子カプセルも破裂してドーナツ状になっている




























20190723192507 1,000倍
銀河の様に多数の子カプセルが見える



























20190723192601 3,000倍
右上の部分をデジタルズームで3倍拡大
1μmやそれ以下の子カプセル(解像度の限界でぼんやりした点)も多数見られる


























20190723192747 1,000倍



























20190723192850 3,000倍
上の右側のカプセルを3倍拡大










































20190723194351 3,000倍




























20190723211836 3,000倍



























20190723212720 3,000倍




























20190723213228 3,000倍




























20190723213543 3,000倍




























20190723214041 3,000倍



























20190723214146 3,000倍





























2019年7月28日日曜日

お盆の帰省2/3:近郊電車の車中でのマイクロカプセルとPM計測値

 お盆の帰省をするので、この機会に車中に浮遊しているマイクロカプセルを計測してみました。なお、新幹線と歩行もデータを取りましたが、長くなるので別途投稿します。

検討日:2019.07.22(月)往路~23(火)復路
測定器:ラトックシステム エアクオリティモニター REX-BTPM25V

<経路>
つくばエクスプレス 守谷
             ↓↑往復
            秋葉原
             乗換
JR京浜東北線   秋葉原
             ↓↑
             東京

(東海道新幹線は別途記載)

中央本線       名古屋
             ↓↑
             春日井

<PM2.5測定結果>
往路 つくばエクスプレスの新御徒町(地下)が45㎍/㎥、秋葉原駅(地下)が39㎍/㎥と高かった。

復路 つくばエクスプレスの浅草を発車して暫くの所(地下)で64㎍/㎥、八潮で87㎍/㎥と一番高かった。八潮は地上へ出て直ぐの駅だが平日の14:30という時間でも乗降客が多かった。

 共に人の移動が激しい所でレベルが高い。以前イソシアネートを測っている時に、一斉に降りた後でアラーム状態になった事がある。人か一斉に動くと衣類に付着した香料カプセルが一斉に弾けて大量のイソシアネートを発生すると共に、周りにPM2.5サイズのカプセル内容物を大量に飛び散らせていると思われる。


2019年7月27日土曜日

床屋へ行くと気分が悪くなる原因:服にくっつくマイクロカプセル

床屋の帰り道
・喉がおかしい
・身体がだるい
・真っすぐ歩けない(歩いているつもりだが)・・・平衡感覚が狂う
 →車を運転している時だと車線を逸脱しそうになる

自宅に帰ったら
・自分の身体から強烈な柔軟剤臭がする
・着ていたTシャツとズボンから出ていた
・声がおかしい
 →危険なので直ぐに着替えた

ズボンを顕微鏡で見てみた
・肉眼でもLED照明で見るとキラキラ光る微小な点が見える
・観察中に目にしみて、声がおかしくなり、頭痛がしてきた。もう止めよう。

 なお、繊維の色は黒くないとこの様には見えません。濃い青とかだと何とか見えますが、黄色や白では見るのは困難です。

犯人はズボンの繊維にくっついた香料マイクロカプセルの破裂した内容物
 白い氷砂糖みたいのと小さな点(子カプセル)が破裂したマイクロカプセル(香りのカプセル)から放出された物で、他人の柔軟剤処理した衣類から座席を介してうつった
20190727181617 400倍




























20190727181656 1000倍
上の中央部を拡大






























20190727181724 3000倍
更にデジタルズームで3倍拡大
20190727182009 400倍
20190727182055 1000
中央部を拡大
20190727182124 3000倍
更にデジタルズームで3倍拡大
20190727175629 400倍




































































































































20190727181428 400倍




























20190727180507 3000倍




























20190727181252 3000倍



























 これらが臭いを出している犯人です。更に、破裂する時に猛毒のアレルギー物質イソシアネートを出す物が有る。

お盆の帰省1/3:新幹線の車中でのマイクロカプセルとPM計測

 お盆の帰省をするので、この機会に新幹線の車中に浮遊しているマイクロカプセルを計測すると共に微粒子を収集して顕微鏡で観察してみる事にしました。なお、近郊電車と住宅街の歩行もデータを取りましたが、長くなるので別途投稿します。

検討日:2019.07.22(月)往路~23(火)復路
測定器:ラトックシステム エアクオリティモニター REX-BTPM25V
     斉藤製作所 PCマイクロスコープ SKM-S31B-PC
     微粒子の収集は日新EM SEM用カーボン両面テープ
                     (アルミ基材)を使用

<PM2.5,PM10計測結果 往路 東京→名古屋>下のグラフ参照
 PM2.5,PM10共にレベルは低くきれいな空気だった。乗車したのが早朝で折り返し運転で無く、まだ車内が汚染されていない。席が2/3位しか埋まってない状態で空いていたのも幸いしている。

 しかし、新横浜を過ぎて女性が2名空席を探して横を通った時に柔軟剤臭がして急増した。一人は三人掛けの窓際に座ったが、もう一人通路側に座った人が咳込み始めた。少し前の方でも咳をする声が聞こえ始めた。

 昨年手術で病院へ入院した時、清掃や消毒が行き届いていてもベッド脇の床にキラリと光るマイクロカプセルを発見した事が有ります。隣の部屋の柔軟剤臭が酷かったので、そこから飛んで来たのか、医師や看護師さんにくっついてきて落ちた物と思われます。電車でも人の衣類から飛んだマイクロカプセルが床や座席に溜まり、粒子の大きさからして舞い上がったりもするようです。

<PM2.5,PM10計測結果 復路 名古屋→東京>下のグラフ参照
 最初に名古屋駅の駅ビルで土産物を買った時が雑踏でレベルが高くなっている。次に新幹線ホーム上の有名きしめん店に入った時は更に上昇した。
 乗った列車は広島発で、途中で乗換が発生しているし、またほぼ満席で行きに比べてレベルが全般的に高い。途中高い所が何か所か有るが、人の行き来と思われるが詳細は不明です。

東海道新幹線 東京-名古屋間の測定結果





<新幹線内往路の微粒子収集(品川→名古屋)>
 往路の微粒子は少なく密度は高くなかった。内容はマイクロカプセルが破裂した残骸や内容物、中に入っている微小なカプセル(数μm~1μm以下)がほとんどだった。微小なカプセルは問題で、肺の奥深く入り込み、血液にまで達して脳関門を突破し脳にまで入り込むと医師が言っている危険な物です。

 なお、復路については残念ですが収集は行っておりません。
20190724095346 3,000倍
マイクロカプセルの親カプセル残骸と子カプセル
長径43μm 子カプセル2μm~1μm以下




























20190724095602 3,000
マイクロカプセルの内容物と子カプセル
子カプセル2μm~1μm以下




























20190724095652 3,000
マイクロカプセルの内容物と子カプセル
子カプセル3μm~1μm以下




























20190724095747 1,000倍
白く明るい点が子カプセルで密度低い



























20190724095958 3,000
マイクロカプセルの親カプセル残骸、内容物、子カプセル
長径28μm 子カプセル2μm~1μm以下



























20190724100043 3,000
マイクロカプセルの内容物と子カプセル
子カプセル3μm~1μm以下




























20190724100441 3,000
繊維くず?表面に子カプセルらしき物付着




























20190724100645 3,000
マイクロカプセルの内容物と子カプセル
子カプセル2μm~1μm以下




























20190724101059 3,000
マイクロカプセルの内容物と子カプセル
子カプセル3μm~1μm以下




























20190724101748 3,000
子カプセル3μm~1μm以下

























20190724102241 3,000
マイクロカプセルの内容物と子カプセル
子カプセル2μm~1μm以下




























20190724102602 3,000
マイクロカプセルの内容物と子カプセル
子カプセル2μm~1μm以下



























20190724104451 3,000
マイクロカプセルの内容物と子カプセル
子カプセル2μm~1μm以下




























20190724105134 3,000
マイクロカプセルの内容物と子カプセル
子カプセル2μm~1μm以下




























20190724105728 3,000
マイクロカプセルの内容物と子カプセル
子カプセル2μm~1μm以下




























20190724110028 3,000

マイクロカプセルの内容物と子カプセル
子カプセル3μ~1μm以下







































2019年7月24日水曜日

大気中のマイクロカプセルをSEM用アルミ基材カーボン両面テープで収集

 空気中に舞っているマイクロカプセルを捕らえるのに下図のように一般的な両面テープやスライドグラス(顕微鏡で使うガラス板)を使っています。一般的な両面テープは安くて良いのですが、テープのネバネバの部分が白く写ってしまい透明なカプセルとの区別がしづらい欠点が有ります。

 マイクロカプセルは、ほぼ透明でコントラストが取れないので、バックに黒い物を置かないとはっきり写りません。

 この黒い紙も曲者で、ほとんどの物が購入した時点でマイクロカプセルだらけです。試したもので一番ひどかったのはマスキングテープで、真っ黒で表面も緻密で良かったのですが、テープをほどいたばかりなのに多数のマイクロカプセルが付着していて使い物になりませんでした。テープの原反作成場所で柔軟剤を使用した作業者が働いているのかも知れません。

 真っ黒で表面が滑らかな物を探していたら、偶然SEM(電子顕微鏡)用の両面テープで更にアルミ基材の物は表面が緻密で滑らかな物が見つかりました。下の写真の物を早速購入して試してみました。

 写真のように余分な物が写らずにすっきりしました。しかし、散乱光の照明が無くなったので一方向のみの照明となり、立体感が失われてしましました。まだ照明を工夫する余地が有りそうです。


SEM用カーボン両面テープ
(アルミ基材)
























<和室の机上>2019.07.20
 最初に何もしないで、ブランク状態のチェックを行います。と言っても、観察場所はクリンルームでは無いので、顕微鏡で観察中にマイクロカプセルが落ちてきて見えてしまいます。以下はその写真です。最初は無かったのに、ピントや露出・照明の調節をしているうちに周りから飛んできて写ってしまいました。
20190720145715 3,000倍
直径約22μm まだ原型を保っている
見づらいが周りに2μm~1μm以下の放出された子供のカプセル




























20190720151243 400倍
破裂した抜け殻のカプセル
周りの小さな点は中から放出された子供のカプセル
親カプセルの中にもまだ多数の子カプセルが見える




























20190720151506 400倍
破裂して粉々で放出されたカプセルの中身






























<玄関外の門燈の所>2019.07.20 15:23~19:32
PM2.5測定場所で収集したマイクロカプセルです。

20190720194742 3,000倍
長径32μm 子カプセル2~1μm




























20190720195126 3,000倍
長径50μm 子カプセル3~1μm以下




























20190720195824 3,000倍
長径48μm 子カプセル2~1μ以下



























20190720195859 3,000倍
長径167μm 子カプセル5~1μ以下
中にまだ多数の子供のカプセルが見られる




























20190720200332 3,000倍
長径56μm



























20190720201119 3,000倍
破裂で放出されたカプセルの中身
子カプセル3~1μm以下




























20190720202408 3,000倍
二つに割れたカプセル?




























20190720204450 3,000倍
大きい方直径19μm 小さい方直径8μm





























20190720203221 3,000倍
直径32μm



























20190720203008 400倍
破裂したカプセルから飛び散った中身





























20190720193959 3,000倍
これもカプセル?