寒く乾燥した日が続き、玄関の門灯にぶら下げたPMとVOCの測定器から「危険」という通知が届く様になりました。コロナで窓を開けて換気と言われていますが、我が家ではこの様な時に窓を開けると危険な状態です。
また、風呂が終わった後で1階風呂場の換気扇を回すと、室内が負圧となり外気が取り込まれますが、 2階の寝室で寝ていると臭いはしませんが咳込んで寝られない時も有ります。仕方が無いので活性炭のマスクをして何とか寝られますが、それでも咳がなかなか止まらない時も有りました。
12月の測定データを見てみると、24日から25日の日付が変わる頃にPM、VOC共にピークとなり、PM1が69㎍/㎥、PM2.5が74㎍/㎥(PM1を含む)、VOCが10ppmを越えています。
使用測定器:Atmotube PRO notAnotherOne社製(米国製) PMはレーザー散乱方式で測定
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<12月のPM,VOC外気測定グラフ>
<11月のPM,VOC外気測定グラフ>
また、比較の為に11月のデータも見てみると、やはり月に数回PMやVOCが非常に大きな値となる時が有ります。天候との関連を調べてみましたが、はっきりした傾向は分かりませんでした。おそらく飛び散ったマイクロカプセルの寿命が一斉にきて破裂し大量の微粒子が飛び散っているのではないでしょうか?
以前、各社の匂いの強い柔軟剤から発生するイソシアネートを室内で測定した事が有りますが、ある時測定器のアラームが鳴り、測定器の誤動作かと思いましたが、その後声が1週間出なくなり声帯をひどくやられました。耳鼻科へ行って声は直りましたが、後で撮ったCTで肺も炎症を起こしていて、この時の炎症跡は今も消えていません。外はイソシアネート濃度が高く実験できないので、室内で囲ってやったのですが、遮蔽が不十分で漏れ出したものと思われます。この様にある時突然大量のイソシアネ^トも発生する事象が有りそうです。
<12月のクリスマスピーク>
12月でピークの24日から25日にかけてデータを詳しく見てみると以下の様になります。
23日 昼間は晴れてPM,VOC共に低いが日没とともに上昇
20:37 外は石鹸臭
21:11 室内で咳が出てきた
24日 0:41 VOCがピークの10.102ppmを記録
昼間は雲って寒かったが15時頃からPMが上昇を始め23:06にピーク(PM1=69㎍/㎥)になる
24日夜には外に出ると喉が痒く咳が出た。また2階で寝る時には風呂場の換気扇が回っており、咳が出たり下腹部痛となった。それでは次に24日夜から25日朝に飛んで来た微粒子を顕微鏡(PCマイクロスコープ)で見てみます。
<ピーク時に飛んでいた微粒子>
微粒子を電子顕微鏡用のアルミ基材両面テープ(面が真っ黒で緻密のため模様が出ない)でピークの時間に収集して見てみると、ほとんどがマイクロカプセルの分解物でした。
収集時刻:24日19:39~25日05:33(約10時間)
20201225141300 1000倍 分解した小さい粒は数㎛~1㎛以下 |
20201225165939 400倍 中央の大きな物の横の長さは0.43mmも有る 丸い小さなカプセルがシャボン玉がくっつく様に融合して出来た物か? 一番左の塊は外壁が剥がれて中身が漏れている様にも見える |
20201225170609 400倍 外壁が剥がれて中から数㎛~1㎛以下の粒が出ている |
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