2019年3月2日土曜日

土砂降りの雨でも大量のマイクロカプセルやVOC(揮発性有機化合物)が来る

 雨の日でも私も妻も体調が悪くなるので、エアクオリティモニターで測定してみました。15時ごろ土砂降りの雨だった2月28日に測定した結果を整理したものです。

測定風景

使用測定器:
Bluetooth エアクオリティモニター
RATOC System,Inc
REX-BTPM25V

(注)VOC測定値はあくまで目安で、官公庁や自治体の法令や規制に準じた測定には使用できないと取説に書かれている。







 夜間は雨風が強くなる予報だったので玄関の中に退避していたのですが、早朝4時過ぎに目が覚めた時には大丈夫そうだったので、測定器を玄関の外で雨が掛からないぎりぎりの所に出しました。

 以下のグラフは上の写真の様に2台並べて測定した結果です。1号機と2号機で感度の差は有りますが同じ傾向です。

・玄関の内側(室内)より外側(外気)がPM2.5,PM10共に多く、PM2.5よりPM10の方が多い。我が家では「窓を開いてきれいな空気を入れましょう」と言うのは通用しません。
 窓を開くと大量のPM2.5やPM10(顕微鏡で観察するとほとんどが柔軟剤等の香料マイクロカプセル)が入ってきてしまいます。
 
・土砂降りの雨でもVOCが散発的に1,000ppb(参考値)の飽和レベルに達するほど検出されるが、この中に有毒成分がどれだけ含まれているかは不明です。
 以前有毒ガス検知器 SPM Flexで測定したときは、イソシアネートがピークで2ppb(トルエンジイソシアネートとして測定した時)近く検出されています。この値は米国の工場で働く人の健康を守る為の規制値である1ppbの倍も有ります。
 また、雨が止むとVOCがほとんど無くなる特異な現象が起こっています。

・本日3月2日は晴れて、直射日光が当たっている測定器の周りでは、キラキラ光るマイクロカプセルと思われる微小な点が多数見られます。そのうちマイクロスコープでこの光る点を観察して確認出来る様に準備中です。
 























2 件のコメント:

  1. 7-8年前から電車内では布マスクを着用しておりましたが、ここ3-4年の電車移動が苦しく、もうこの国には吸える空気が無くなってしまったと落胆していたその時に当ページを見つけました。

    全うな生物として有毒物質に反応する体を保持している者同士が団結し、実情を突き付けることによって、何か訴える手立てになるのではと希望を持ちました。しかもこのように早くから行動を起こしてくださっていて感服しております、ありがとうございます。

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    1. コメント有難うございます。
      電車内、特に混みあった地下区間ではPM2.5(ほとんどが香料マイクロカプセルやその破裂した破片)が大量に飛んでおり、またイソシアネートという咳喘息等のアレルギーを引き起こす猛毒の物質がアラームレベルで存在します。
      布マスクよりもっと微粒子をカットできる不識布マスク、更には活性炭層の有る不識布マスクを漏れがない様に装着するとだいぶ軽減されると思います。
      それでもダメな時も有ります。
      また、座席に座ると、衣類にマイクロカプセルが付着し、自宅に帰ってそのままだと、部屋の中が汚染されてしまいます。歩き回る前に玄関で着替えています。

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宜しかったらコメントを下さい。多忙(登山、花の写真整理)や体調不良で返事が遅くなるかも知れませんがよろしくお願いします。
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