使用測定器:Air Quality Monitor NotAnotherOne.Inc Atmotube PRO
PM10 (0.3~10.0㎛)
PM2.5 (0.3~2.5㎛)
PM1.0 (0.3~1.0㎛)また、微粒子が何かを確認する為に、計測器の上部に電子顕微鏡で使用する特殊な両面テープ(真っ黒で表面が安定している)を貼って、そこに落ちてくる微粒子を収集し後で顕微鏡で撮影しました。
<その日一日の微粒子の変化>
最初にその日の一日の計測データです。どの場所が微粒子が多いかに注目です。
最初に自宅2階ベランダに置いて外気を測定していました。一旦室内に持ってきてからリュックに付け、車に積んで登山口に向かいます。自宅室内の微粒子は非常に低い状態です。
登山準備のため虫よけスプレーを車から離れて使用しますが、それでもVOCを高い値で計測しています。
この先の登山道の様子は下のグラフに続きます。
登山を終わって自宅へ戻りリュックを玄関に置いていると徐々に下がり、部屋の中に移すと急激に下がっています。室内で18時台にピークが出ているのは、台所で調理をしている影響です。
その後2階ベランダへ計測器を戻すと値が上がっていきます。次の日の様子は次回の投稿へ続きます。
<筑波山登山中のみのデータ>
その後、沢沿いを登り、男体山山頂まで行ったら女体山への尾根伝いの連絡路を通って女体山の山頂直下まで行き、尾根をキャンプ場まで下り、林道を戻るルートです。
沢沿いを登っている途中で、きつい柔軟剤臭の二人連れに追い付かれて登山道に柔軟剤臭が充満し、我々が先に行っても臭いを感じるので、裏道に避難しました。この部分が微粒子が上昇している部分です。
登山中は衣類に付着している柔軟剤のカプセルが体温上昇・汗とダブルに効くので盛んに破裂して強烈な臭いを出します。そして、谷底を行く様なコースだとこの臭い(破裂したカプセルの内容物やかけら)がいつまでも漂いなかなか消えません。
四阿で臭いの元が行き先を変えたので、ここで離れました。この後は風の良く通る尾根で、すれ違い時に盛んに柔軟剤臭を感じましたが計測値として出ませんでした。
<計測された微粒子は何か?>
登山開始時に両面テープの保護紙を剥がして、登山終了時にはサンプル管のガラス瓶に入れて持ち帰り、自宅に帰ってからPCマイクロスコープで撮影した画像です。細かなかけらのみは省略して大きな塊になっている物のみ紹介します。大半がこの様なマイクロカプセルの破裂した残骸でした。
ここではっきり見える小さな点がPM2.5と呼ばれる2.5㎛以下の粒子です。やっと見えるごく小さな点はPM1.0と呼ばれる1㎛以下の粒子です。この2種類の小さな粒子は肺の奥深く効率よく入り込み、血液にまで入って、赤血球より小さいので脳関門や胎盤を通過し脳や胎児に影響を与えると言われています。
20200822095855 1000倍 |
20200822095928 1000倍 |
20200822100612 1000倍 まだカプセルの殻の部分が残っている |
20200822101022 1000倍 |
20200822103111 1000倍 |
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