2020年7月1日水曜日

雨の夜でもマイクロカプセルは飛んで来て残っている

測定日:2020.06.14日 18:20 ~15日 5:38

 夕方外は石鹸臭が立ち込めていたので、1階の物干竿に微粒子収集用のSEM用両面テープを置いておいたところ、その後直ぐに雨が降り始めました。、朝見ると両面テープ上に水が溜まっていました。そのままでは顕微鏡で見えないので、室内でそっと約5時間自然乾燥させて顕微鏡で観察してみました。

 雨でマイクロカプセルはほとんど無いだろうと思っていましたが、意外にもばらばらになったカプセルが多数観察されました。色々な壊れ方が見られました。

 また、2階のベランダで連続観測しているPM2.5,PM10も徐々に計測値が上がり、雨にも関わらずピークでPM2.5は50㎍/㎥、PM10は55㎍/㎥を記録していました。そして、微粒子の内容物は顕微鏡で見ると、マイクロカプセルのつぶれた物や内容物、繊維くずにくっついた物が観察されました。

 この様に5時間位降った雨ではマイクロカプセルは分解されず内容物が残っています。これが何日も続くと環境に蓄積し、側溝から大量に川に流れて行く事になります。(私の住む市では雨水は下水と分離してそのまま排水される)


<2階ベランダでの微粒子観測結果>



<庭の物干竿に飛んで来た微粒子の顕微鏡写真>
20200615103622 1000倍 NPO VOC研究会
つぶれて伸びたカプセルか?
中に小さな粒々(数㎛~1㎛以下)が見える



































20200615104308 1000倍 NPO VOC研究会
繊維くずにびっしりと小さな粒々が付いているのが分かる

































20200615105855 1000倍 NPO VOC研究会
バラバラに崩壊したマイクロカプセル
20200615110500 1000倍 NPO VOC研究会
バラバラに崩壊したマイクロカプセル
一部まだ塊が残っている


































20200615111351 1000倍 NPO VOC研究会
左上の直径約60㎛の未破裂のカプセルは右下に穴が開いて中身を放出?



































20200615112203 1000倍 NPO VOC研究会
分解中のマイクロカプセル


































20200615111854 1000倍 NPO VOC研究会
分解中のマイクロカプセル
右下には数㎛~1㎛以下の粒が気持ちが悪いほど見える



































20200615114359 1000倍 NPO VOC研究会
分解中のマイクロカプセル



































20200615115034 1000倍 NPO VOC研究会
マイクロカプセルから放出された粒々の塊

































20200615114707 1000倍 NPO VOC研究会
つぶれて伸びてしまったマイクロカプセルの内壁が剥がれている


































20200615115101 1000倍 NPO VOC研究会
分解中のマイクロカプセル

































20200615115130 1000倍 NPO VOC研究会
分解中のマイクロカプセル


































20200615115248 1000倍 NPO VOC研究会
分解中のマイクロカプセル
中から小さな粒々が放出された様に見える
20200615120008 1000倍 NPO VOC研究会
一部が崩れてきたか?
小さな粒々が大量に放出されている



































雨が続いた後の晴れは不発弾マイクロカプセルだらけ

測定日:2020年5月23日(土)~6月15日(月)

1.雨降り後の観察
 雨が降り続いた後で晴れた無風の朝は我が家では近隣からの柔軟剤臭がひどい。これは何年もの観測から分かっています。今回その様な時に大気中の微粒子を測定しながら、収集して顕微鏡で観察してみました。

 雨のち晴れの夜から次の早朝にかけて収集した微粒子は、破裂前のマイクロカプセルが大量に飛んでいました。顕微鏡で見始めての画像にびっくり。近隣の洗濯物夜干しが4軒有り、どこの家から飛んで来たか確定出来ませんが大きな破裂前のカプセルがたくさん収集されていました。

 初めての光景で、きれいな写真を撮ろうと顕微鏡の調整を始めたら、あっという間に全てが破裂してしまいました。調整前でも撮影しておくべきだったと悔やまれます。その後も近い条件の時に挑戦しましたが、まだ見られていません。

 5/23(土) ずっと雨が続いて、この日も午前は霧雨。昼頃から薄日が出て久しぶり晴れに向かう。
       18時から1階の物干竿で微粒子収集開始。

 5/24(日) 1:30頃夜中に一度起きたら薬臭い。
       4:09新聞を取りに玄関を開けるとまだ薬臭い。その後近所をウォーキング
        すると120m位先までこの臭いに包まれている。
         5:30夜の微粒子収集終了
       10:15顕微鏡観測開始

不発弾マイクロカプセルが顕微鏡の調整をしている間に全て破裂した
①微粒子サンプリング中の微粒子(PM2.5,PM10)の計測結果
 24日早朝にPM10(10㎛以下)のピークが3か所見られるのみで特に大きな変化はない。顕微鏡写真の様な大きなマイクロカプセルは除外されてしまう。



































②顕微鏡での観察・・・残念ながら破裂後です
400倍





















20200524101915 1000倍(画面横全幅=320㎛) NPO VOC研究会


































20200524102103 400倍(画面横全幅=800㎛) NPO VOC研究会


































20200524102210 1000倍(画面横全幅=320㎛) NPO VOC研究会
































20200524102314 400倍(画面横全幅=800㎛) NPO VOC研究会



































2.不発弾が徐々に崩壊していく経過を顕微鏡で観察





















































































































































































 8日経っても室内ではこの様にほとんど消滅せずに残っている。これらの写真は5mmX23mmのSEM用両面テープに夜間3時間半の間に降ってきた物を撮影した物です。これから暑くなり窓を開けて寝たら、我々の呼吸器は近所から飛んで来るマイクロカプセルやその破片でこれよりもっとひどい状態になってしまいます。呼吸器は1回の呼吸で平均0.5リットルの空気を吸って、1日の呼吸量は14,400リットルにもなるそうです(ダイキンの空気の学校より)。