2021年10月2日土曜日

大きなマイクロカプセルは肉眼でも見える

 昨日、洗濯物を畳んでいると、畳の上にキラリと光る点が見えました。鋭い光で顔を少しずらすと見えなくなってしまいます。見失わないように、付箋とシャープペンで位置が分かるようにしました。

 この様な光る物は2018年に手術で入院していた時も見られました。感染症対策が行き届いた病院の中でも見られました。

 太陽光やLED照明の様なスポット光だと良く見えます。今回、色々な方法で撮影して見る事にしました。顕微鏡だと平面的にしか見えないので、デジカメで限界まで解像度を上げて撮影してみます。


1.スマホで撮影(右はデジタルズームで拡大)

 接写機能の無いスマホでは肉眼と同じ光る点にしか写りません。

















2.デジカメ(一眼レフ+等倍マクロレンズ)、更にエクステンションチューブ装着

 次にデジカメの一眼レフに等倍マクロレンズを付けて、一番接近して撮影して見ます。

下の写真は後程出るエクステンションチューブを装着した所です。











 そのままだと明るすぎて潰れてしまうので、露出補正をして形状が見えるようにします。等倍撮影でそのまま見るとこんな感じで点にしか見えません。シャープペンの先と大きさを比べて下さい。



















 次に上の画像をPCで拡大すると、形状が分かるようになりました。割れ目が確認出来ます。



 更にエクステンションチューブを装着して接近して撮影すると中の物がはっきり見えてきます。中に粒々が有るのが見えてきます。


















3.顕微鏡で撮影(上の物をひっくり返して見ています。両面テープを押し付けて採取した)

 電子顕微鏡用の導電両面テープを押し付けて、採取して顕微鏡で見てみます。今度は裏から見ている事になります。こちらは割れ目が見えません。しかし、400倍でも中に粒々がびっしりと詰まっているのが分かります。

 メーカーにより特許の関係で構造が全く異なります。この様な大きなカプセルを作れるのはあのメーカーです(非公開)。

顕微鏡400倍


















 倍率を上げて1000倍で見てみます。色々な大きさの粒や塊が見えます。小さな粒は1㎛以下の物も有り、光学顕微鏡ではぼんやりとした点にしか見えません。これらはPM2.5やPM1.0と呼ばれる物で、吸い込むと肺の奥深くにまで入って、更には血液中にまで入り込むと言われています。

 画面を拡大して見られる方は、ぜひ拡大してご覧ください。

顕微鏡1,000倍 中央底にピント























 次にカプセルの壁の部分にピントを合わせてみました。層の様になっているのが見えます

顕微鏡1,000倍 殻の部分にピント、明るさ絞る




















 以前に窓を開けていた頃は、この様な光る点が畳のあちこちに落ちていました。今は窓を開けられないのでたまにしか見つかりませんが、近所から飛んで来て洗濯物にくっついてきた物か、歯医者へ行った妻にくっついてきたのが落ちたものと思われます。

 歯医者でくっついたマイクロカプセルから高濃度のイソシアネートが出る実験動画を撮りましたので公開する予定です。

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