2019年2月11日月曜日

外出で柔軟剤臭くなった衣類に付着していたマイクロカプセルの内容物

 妻が女子会で行ったファミリーレストランから帰ってくると、すごい柔軟剤臭がして喉が痒くなり咳が出そうになりました。直ぐに着替えて貰い、活性炭のマスクをして治まりましたが、ズボンや上着の椅子に接していた部分が特に臭います。座面や背もたれと接していた部分です。

 衣類をそのまま高倍率顕微鏡で見るのは固定しにくくピント合わせが非常に難しいのですが、どんな物がくっついているか何とか見てみます。

<ズボンの座面>
マイクロカプセルの内容物と中に2μ位の小カプセルが見える






















直径29μ位の小さなマイクロカプセルか? 中に2μ位の子カプセルも見える























繊維と繊維の間にくっついたマイクロカプセルの内容物
中央右寄りにも小さなかけらが見られる














引きずられた様な跡を残すマイクロカプセル内容物
内容物は柔らかい粘性の有る物か














潰れたマイクロカプセルとそこから出た内容物
左上には子カプセルが1個付着





























繊維にくっついたマイクロカプセル内容物
子カプセルは1~2μ程度


繊維に付着した4~6μ程度の小カプセル

<上着の背もたれ部分>
繊維に絡みついたマイクロカプセル内容物























繊維に付着したマイクロカプセル内容物






















繊維に付着したマイクロカプセル内容物
接着された様に右下の角だけでくっついている

マイクロカプセル内容物。まるで接着剤で固定されている様に見える























 他人から貰って繊維にくっついているのは、マイクロカプセルの原型を留めているのはほとんど見られず、その内容物や中から飛び出した数μの小カプセルが主体でした。

 香りの長持ちする柔軟剤や洗剤を使用している人が椅子等に座ると、そこに多量のマイクロカプセルが付着します。そして、柔軟剤等の香りに弱い人がそこに座ると、マイクロカプセルの内容物や子カプセルが再付着することになります。

 そのまま家に入ると、上の写真の様にマイクロカプセルの内容物が持ち込まれ、刺激や体温、湿気で更に崩壊して猛毒のアレルギー物質であるイソシアネートが発生するするのを実験で確認しています。


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