SPM Flex 有毒ガス検知器

ご注意:英文資料を素人が翻訳した所も有ります。誤りはご容赦下さい。
    ご連絡戴けると助かります。順次改訂します。
    正確にはメーカー資料(英文)を参照して下さい。

<製品概要>
・化学テープ方式毒性ガス検知器
 Honeywell Analytics社(旧MDA Scientific社) が世界で初めて開発した化学テープ方式による毒性ガス検知技術(ケミカセットテクノロジー)は、 比色定量分析に基づくシステムであり、吸引ボンプと乾式試薬テープを用いてサンプルエアーを捕集し、 対象ガスに曝露するとガス濃度に比例して色が変化します。 この色の濃さの変化を光学的に読み取り、光量の変化を内部にプログラムされているガス応答感度と比較して、 ガス濃度を算出します(試験紙光電光度法)。
  ケミカセットテクノロジーは、ガス漏洩の実証に物理的証拠を提供できる唯一の検知技術です。 この技術によって製造されたケミカセット(Chemcassette®)は、 検知器対象ガスのみにppbレベルの低濃度にも反応する高い感度、 また、誤報を引き起こす原因となる検知対象外のガスや物質には反応しない高い選択性などの特長があります。 (Honeywell社の商品詳細ページより)

・外観

















・特徴(旧機種からの変更点)










<仕様>
















<ケミカセットの詳細仕様>
。イソシアネート用







































*副反応はppm濃度での反応とされており、この濃度では臭いの閾値をはるかに超えており、臭いで認識できると思われます。念のために二酸化窒素は高速道路と車の往来の激しい国道で測定しましたが、変化は有りませんでした。



















<使用上の注意事項>・・・実際に使用した経験
①イソシアネート測定時は湿度に敏感
 カセットを冷凍庫から出して1時間経過後の測定ではガスが無いのに(テープは反応していないのに)高い値が出る事が有り、もっと待った方が良い。朝一急に異常な値が出てゆっくり下がっていく時は要注意。

②温度急変時に光学センサーが結露による影響を受ける。冷たい外気を測定した後に暖かい室内に持ち込んで測定する様な場合には注意が必要。異常はテープの反応が弱いのに大きな値が表示される事で確認出来る。
 湿気を含んだサンプルを加熱した場合もテープが反応してないのに高い値が出る。

 冬では室外で測定していて室内へ持ち込むと、テープは反応していないのに数ppbが表示される事が有ります。屋外が昼間の暖かい時でも発生するので要注意です。
 屋外を測定して終わる時は、屋外で吸引を止めてから室内へ持ち込みます。一晩掛けて室温にゆっくりと慣らせば大丈夫の様です。続いて室内でも測定したい時は、異常な値が収まるまで無視するしかない様です。
 密閉されたテープ収納部が屋外で冷えている所に、室内の暖かい空気を吹き付けて曇るのが原因と思われます。(2018.02.11改訂)

③電波干渉に弱い
(アマチュア無線の短波帯アンテナ至近距離では誤動作でエラーを2度経験)

④テープ送り時間は一定ではない。
 ・バックグラウンドが高いと何度も送って(10回?)それでも駄目だとエラー
 ・1分後の測定値が高い(電流変化から予測値)が高い(アラームレベル)時は、1分位でテープを送る

⑤ダウンロードしたデータの間隔(測定間隔)が等間隔になるとは限らない。後から時間間隔が一定になる様に処理しないと見辛い。
 ・測定値(予測値)がゼロ(TDIの場合0.4ppb未満)の時は1分間に3回測定
  データ出力の秒を表すと
   00,21,41
     02,22,43
     04,,24,45・・・
 ・測定値(予測値)がゼロでない場合は約1秒ごとに測定
  但し、1分間に45~46回となる。

⑥測定値(予測値)がアラームレベルを越えるとテープが頻繁に送られる(送り間隔は未調査)

⑦イソシアネート測定時は追加のフィルターが使用できない(測定成分が吸着して誤差)ので、埃が多いとセンサーが汚れてエラー(テープが使用できないと判断)となる。

⑧太陽光の差し込みに注意
 センサー部は一応スモークのプラスチックでカバーされているが、直射日光の様な強い光が当たると角度によりセンサーが影響を受ける様である。テープが使用できないエラーが出る。

⑨リアルタイムクロック(内部の時計)がけっこう遅れる
 単独ではそれほど問題ないが、GPSや他の計測器と連動して測定する場合は問題となる。測定前に正確な時計(電波時計)で合わせた方が良い。

⑩朝一テープは反応していないのに高い値が表示される
 テープをカセットから出してまたカセットに戻した時発生する事が有る。
 その次に測定した時、最初の30分位高い値が出る。徐々にゼロに戻っていく。
 カセットを外して再度セットする時に、カセット交換のメニューでセットすると今のところ回避出来ている。おそらくテープの位置が動いた事で、テープ送りのステッピングモータの相がずれ、テープが緩むためと思われる。

⑪不明事項
 ・測定値のグラフ表示の操作中にキーを受け付けなく事がたまにある。暫くすると自然に回復したり、勝手に再起動したりする。
 ・テープにかぶり(テープ全体が変色)を生じる時が有る→写真撮影の為にテープを引き出した時の汚染かもしれない。

⑫ケミカセットのテープが送られずに、カセットが使用できないメッセージが出る。
 テープを送リ始めようとした時に、ステッピングモータが脱調し、エンコーダーがこれを検知しエラーとなる。原因はテープを再セットした所がモーターの相の途中で、テープが半分くらい以上使用されて重くなっているとこの症状が出る。
 対策は、テープを交換や再セットする時は、カセット交換のメニューで行う

必ずクリーンな状態で測定を終える
 汚染された状態で測定を終了すると、内部が汚染されたままになります。きれいな所で空運転(パージ)を行い終了する様に説明書に注意書きが有りました。(2018.02.11追記)

⑭ケミカセット取付時に少し浮いている事が有る。テープ走行不安定の原因になる。カセットを取り付けた後に端を上から押してみてガタがない事を確認する。(2018.06.10追記)

<ケミカセットの特性>
・使用期限 本体に1度セットするとその日が記憶され1ヶ月で期限がくる。しかし、使用しない時に適切に保管すれば、アラームを解除して使用することが出来る。この場合、使用開始時に2回転テープを送る様に取説に指示が有る。
 そのまま使用し古くなったテープは感度が著しく低下する。

・保管期限(RFIDで読み取る)を過ぎたケミカセットは使用出来ない様にプログラムされている。裏技を使わないと動作せず使用は出来ない。
 使用期限の日の次の日からは警告が表示され、測定開始しても動かない。

・アラームレベルが出た時やテープに関連するエラーが出た時はテープの目視確認が必須

<メンテナンスメモ>
・センサーの汚れと定量ポンプ制御回路の故障(無償修理期間内)
・定期メンテナンスは使用頻度が低いので今の所様子見です


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