2017年11月11日土曜日

寒冷前線通過とイソシアネート基の発生

 今日は天気予報によると寒冷前線が通過して天気が急変するとの事なので、天候とイソシアネート基発生との関連を測定してみる事にしました。

<測定結果>

















 イソシアネート基は8時頃から13時すぎまで計測され、最大値は9時半~10時半に掛けて0.8ppbを記録しています。ちょうどこの頃は寒冷前線が通過して気温と湿度が急変しているので関連有るのか?

 また、昼頃に気温が一旦下がり、湿度が上がっている点では一時的にイソシアネートが観測されなくなっているのも気になります。

 しかし、測定値がゼロ(測定下限の0.4ppb未満)でも、下のテープ画像の様に絶え間なくイソシアネート基の反応は続いて赤い丸が記録されており、完全に消える事はない。

 TVOCについては、風が強くなって(15時で4.9m/sの北西風:つくば市館野の気象庁観測データ)0.02ppmまで下がって行った。

<テープ画像>











2017年11月10日金曜日

朝あちこち柔軟剤臭がするので急遽測定

 今朝起きて新聞を取りに玄関ドアを開けると、甘いハッカに花の臭いが混ざった様な柔軟剤臭がします。その後ウォーキングに出ると、あちこちで柔軟剤の臭いがします。

 朝4時過ぎで洗濯物を外に干している家は夜干しの習慣が有る一部の家だけですが、それ以外の家も臭いが周りに充満しています。こんなに早く洗濯をしているはずも無く、家の中から出てきています。

 急いで準備をして、イソシアネート基とTVOCを測ってみることにしました。

<測定データ>



















 結果は意外や意外、朝方のイソシアネート基はゼロ(検出限界の0.4ppb未満)でした。
但し、下のテープの画像を見ると、試薬はイソシアネート基に反応して赤い丸が記録されているので、微量のイソシアネート基が来ていることになります。

 その後ずっとゼロが続き、15時頃になると急に値が出る様になり、21時近くまで継続しました。18:12頃には部屋の中で喉が痒くなり咳が出たので、後から見るグラフのピークとほぼ一致しています。

 イソシアネート基が出始めた15時頃に起こった変化は、湿度が上がり始めた事と、ちょうど小学校の下校時刻で子供たちが我が家の前を通った事です。他にもこの頃は洗濯物を取り込む時刻なので、どれが効いているかはまだ不明です。

<テープ画像>











2017年11月7日火曜日

臭いがしなくてもイソシアネート基測定値が高い

 今朝起きて玄関ドアを開いた時に柔軟剤臭は感じませんでした。

 しかし、臭いを感じなくても体調が悪い時が有るので、今日もイソシアネート基とTVOCを測ってみることにします。

<測定結果>




















 結果は、朝方9時頃と14時半過ぎからといつものパターンでイソシアネート基の測定値が高くなっています。そして、18時過ぎには1.4ppbにもなり、この値はACGIHの許容濃度である1ppbを越えて、住宅街なのに工場の中の許容値を越えている事になります。

 また、測定値がゼロ(測定下限の0.4ppb未満)でも、下のテープ画像に有りますように、テープにはイソシアネート基の反応(テープの赤い丸)が消える事無く記録されています。


<テープ画像>



2017年11月6日月曜日

ウオーキングコース、自宅外気、町内のイソシアネート基、TVOC測定

 昨日に続いてイソシアネート基とTVOCを測ってみます。最初に早朝ウオーキングに測定器を持参し、いつも歩いている場所を測定し、その後は自宅の外気を測定します。

 15時を過ぎたら急にイソシアネート基が出てきたので、測定器を持って町内の分布を測ってみました。同時に柔軟剤臭がする点をGPSロガーに入力します。

<測定結果>


 ウォーキングコースでイソシアネート基の検出は無かった。自宅の外気では8時から9時にかけて0.5~0.7ppb検出された。その後も数値はゼロ(測定限界の0.4ppb未満)だが、テープに反応は続いている。

 16時半頃から17時半頃の約1時間、測定器を持って町内を網の目状に歩いてみたが、0.8~1ppbが検出された。一番高い値の1ppbは米国の職場の規制値と同じレベルであり、この様な値が住宅地で出るという事は異常である。

 この時間は洗濯物はほとんど取り込まれている時刻なのに、あちこちで柔軟剤臭を感じる点が有った。薄暗くなり窓も締まっている時間なので、柔軟剤を使用している家の中から常時換気や換気扇で排気される空気がかなりの臭気を伴っていると考えられる。

<柔軟剤臭がした点とイソシアネート計測値が高かった点>
紫色の線が歩いた軌跡を示す。GPS衛星からの電波受信状態が悪く少しずれています。
柔軟剤臭がした点はピンが立っている場所です(見辛いですが)
数値(単位ppb)はイソシアネート基の測定値が高かった点を示す。
(テープを送った直後は感度が低いのでこれ以外にも高い点が有るかもしれませんが目安と考えて下さい)















この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである。

<テープ画像>










2017年11月5日日曜日

室内外イソシアネート、TVOC測定

 今朝ウォーキングに出ると、柔軟剤の強い臭いが良く漂う場所はあちこち臭います。特に南と西、北東側は強い臭いがし、北東側は臭う範囲も広い。急いで準備をしてイソシアネート基とTVOCを測ってみることにします。

 最初に室内で測定器を動かして室内の状態を見てから、測定器を外に出し外気を測定します。今までの経験から、閉め切った室内ではごくわずかしか検出されません。また、窓を開けてイソシアネート基が検出されている場合でも、窓を閉めると2~3分後にはゼロに落ちます。

<測定結果>


 最初に測定した室内はゼロ(測定限界の0.4ppb未満)で、テープも拡大してよく見ないと分からない程度の反応しか見られなかった。

 室外では10時過ぎに0.6ppb、19時半過ぎに0.5ppbのイソシアネート基検出が有った。臭いの強い時と一致しないので注意が必要です。
 また、その他の時間もテープを見ると検出限界(0.4ppb未満)以下ではあるが、ずっとイソシアネート基に対する反応は続いている。

<テープ画像>

   ↑この辺りからが室内の部分で拡大してほんの僅かに反応しているのが分かる程度