2017年2月25日土曜日

他人の衣類を汚染してしまう香り付き柔軟剤のカプセル

横浜の夜景
昨日は合成香料アレルギー(化学物質過敏)の私にとっては危険ですが、電車に乗って桜木町のパシフィコ横浜へCP+(カメラショー)を見に行きました。

 もちろん、新品の活性炭マスクで空気が漏れない様に十分注意して予防措置を取って行きました。

 最初にセミナーに出席し、その後会場内を見て、途中では持参したカメラの清掃点検もして貰いました。


 ショーの後は駅で待ち合わせて昔の職場の人と一緒に近況を報告し合いながら楽しく夕食を食べて気分も悪くならずに無事帰ってきました。

 帰りはなかなかドアが締められない様な超満員電車でしたが、始発で幸運にも座れたので良かった。家に着いてマスクを外し風呂に入ろうとすると柔軟剤の臭いがシャツ(化繊)からしてきました。

 昨日着て行ったズボンやトレーナーを今朝片付けようとすると、これも柔軟剤の臭いがします。昨日は鼻が慣れてしまって感じなかったのか今朝は感じます。急遽洗濯をすることにしました。

 しかし一番上に着ていたダウンは臭いがしません。ツルツルした生地で防水加工もされているので臭いが付かないとすれば、これは気体では無くて空中を飛ぶ香りのカプセルがくっついて臭いを出しているに違いありません。もし気体なら、空気を多く含むダウンの中に入り込んで取れないはずではないでしょうか?

 一方、今日は妻がスポーツジムと買い物から帰って昼食の支度をして一緒に食べようとすると、きつい柔軟剤の臭いで私は喉が痒くなり咳き込んでしまいました。もちろん我が家は石鹸洗剤しか使っていませんので、スポーツジムやスーパーで貰ってきた柔軟剤の臭いです。

 急遽着替えて貰ったら臭いは消えて咳も止まりました。この様に、強制的に他人の衣類を汚染してしまう柔軟剤には困った物です。


繊維にくっついた香りのカプセルを自分で撮影した画像(今回の衣類ではなく、実験で柔軟剤処理した物です)

デジタル顕微鏡 X1000





2017年2月21日火曜日

他人の服に残る柔軟剤は「毒ガスの苦しみ」(産経新聞記事)

他人の服に残る柔軟剤は「毒ガスの苦しみ」 理解されない化学物質過敏症の患者

 YAHOOニュースに表題の産経新聞記事が掲載されました。
 私のお知らせしたい事がうまくまとめられています。
 私は近所のアレルギーをうたう医院にイソシアネート感作の検査を出来ないか問い合わせたら、健康保険ではいやだと拒否されました。医師の間でも理解されていません。

以下記事の冒頭部分です。
 汗の臭い対策などとして強い芳香や消臭効果のある洗剤や柔軟剤などの需要が高まる陰で、苦しんでいる人たちがいる。「化学物質過敏症(CS)」の患者たちだ。他人の衣服に残る柔軟剤などの化学物質が、めまいや頭痛などを引き起こすため、飲食店に入ることもためらわれ、会社や学校に行くのが困難になるケースもある。CSは暮らしの中にある化学物質によって発症する身近な疾病にもかかわらず認知度が低く、患者は周囲の無理解にも苦しんでいる。

YAHOOニュースへリンク↓(産経新聞 2/21)

2017年2月17日金曜日

自宅で職業病?イソシアネート中毒?

<追記>
2017.02.26 イソシアネートの測定グラフにAtmotubeで測定したTVOCの値も入れてみました。但し、Atmotubeのアプリにバグが多く、安定して動作しないので、あくまで目安です。これを見ると、PPB(PPMの千分の一)レベルのイソシアネートとPPMレベルのTVOCの関係がお分かり戴けると思います。

 夜中の1時に目が覚め、階段を下りると柔軟剤の酸っぱい臭いがします。口の中が酸っぱく胸がチクチク痛みます。

 トイレに行って休むとまた3時半頃に目が覚め同様に口の中が酸っぱく胸がチクチク痛みます。

 4時に起きて新聞を取りに玄関ドアを開くと柔軟剤の酸っぱい臭いがします。相変わらず胸がチクチク痛み目も痛くなってきました。急いでSPM Flexという最新型の有毒ガス検知器のイソシアネートテープを冷凍庫から出して(イソシアネート用のテープは反応性が高いので冷凍保存が必要。常温になじませる為に保管袋のまま常温に戻す)おきます。

 支度をしてウォーキングに出ると、近所で臭いの強い柔軟剤を使用している家からは、洗濯物が出ていないのに換気口から木の臭い、酸っぱい臭い、花の臭い、石けんの臭いと色々な臭いが道路に漂っています。今朝は無風状態で、各家庭から排出された臭いの元の化学物質が雲の様に町内を覆っています。

 ウォーキングを終えて自宅に戻ると、胸が痛く目も痛いので、閉め切って換気口も閉じた部屋の中で活性炭のマスクをします。朝食の準備をしていると、頭痛もしてきました。

 測定器を準備して、8時から測定をスタートしました。下のグラフはイソシアネートの検出結果を測定器からダウンロードしてグラフにしたものです。トルエンジイソシアネートの測定値でピーク1PPB近くになりました。

測定風景
イソシアネートに反応して赤くなったカセットテープ






 本来は呼吸をしている高さで測るのが正しい測り方ですが、安定した台が無いので吸気口が一番高くなる様に測定器を立てて測定します。



















 ここで使ったテープはイソシアネートの色々な種類に反応するので、代表的なトルエンジイソシアネートとして計測しています。また、副反応(他の数種類の物質にもいくらか反応する)特性があるので、100%イソシアネートであるとは残念ながら言えません。トルエンジイソシアネートだとすると、1PPBという値は米国産業衛生学会の職業暴露限度になります。この様な値が住宅街で出るというのは異常な状態です。

ACGIH(米国産業衛生学会)の資料
入手先

<上記コピー原文>
New toluene diisocyanate (TDI) occupational exposure limits adopted by the ACGIH
Pittsburgh, February 2, 2016 — The American Conference of Governmental Industrial Hygienists (ACGIH®) has adopted new time-weighted average (TWA) and short-term exposure limit (STEL) Threshold Limit Values (TLVs®) for Toluene-2,4 or 2,6-diisocyanate or as a mixture (TDI).  These adopted values lower the 8-hour TWA from 5 parts per billion (ppb) to 1 ppb and the 15-min STEL from 20 ppb to 5 ppb. ACGIH also adopted a biological exposure index (BEI®) of 5 μg/g creatinine.
ACGIH® is a private, not-for-profit, nongovernmental corporation that publishes guidelines known as TLVs® and BEIs®.  ACGIH® acknowledges that these guidelines are not regulatory 'standards.' The Occupational Safety and Health Administration (OSHA) does have a standard, or a US regulatory exposure limit for TDI, which is set at 20 ppb (Ceiling limit for 2,4-TDI). This OSHA exposure limit is the only US regulatory occupational exposure limit for TDI.
The newly adopted ACGIH® values will be published in the 2016 TLVs® and BEIs® Book. The TLV® and BEI® Documentation will became available to the public around mid-March 2016. For more information about this change, please visit http://www.acgih.org/. Additional information about TDI can be found on the Diisocyanates Panel website www.americanchemistry.com/dii and the Center for the Polyurethanes Industry’s website www.americanchemistry.com/.


<上の文書を機械翻訳>
ACGIHが採用した新しいトルエンジイソシアネート(TDI)の職業暴露限度ピッツバーグ、2016年2月2日 - 米国産業衛生学会(ACGIH®)は、トルエン-2,4(TWA)および短期曝露限界(STEL)閾値限界値または2,6-ジイソシアネートまたは混合物(TDI)として使用することができる。これらの採用された値により、8時間TWAは5ppbから1ppbに低下し、15分STELは20ppbから5ppbに低下します。 ACGIHはまた、5μg/ gクレアチニンの生物学的暴露指数(BEI(登録商標))を採用した。ACGIH®は非営利団体の民間​​非営利団体で、TLV®およびBEI®として知られているガイドラインを公開しています。 ACGIH®は、これらのガイドラインが規制上の基準ではないことを認めています。労働安全衛生局(OSHA)は、TDIの標準または米国規制曝露限度が20 ppb(2,4-TDIの天井限度)に設定されています。このOSHAの暴露限度は、TDIに対する米国の規制上の職業暴露限度でしかない。新しく採用されたACGIH®値は、2016TLV®およびBEI®®ブックに掲載されます。 TLV®およびBEI®のドキュメントは、2016年3月中旬に公開される予定です。この変更の詳細については、www.acgih.orgをご覧ください。 TDIに関する追加情報は、Diisocyanates Panelのウェブサイトwww.americanchemistry.com/diiおよびPolyurethanes Industryのウェブサイトwww.americanchemistry.com/に掲載されています。

2017年2月13日月曜日

今朝は無風状態で柔軟剤臭に包まれる。香りのカプセルが浮遊?

 今朝は久しぶりに無風状態でウォーキングに出ると月や星がきれいに見えます。我が家の車庫は近所の柔軟剤臭で酸っぱい臭いが充満しています。ここは吹き溜まりで近所の落ち葉やゴミが山の様になりますが、臭いも一番きつくなります。柔軟剤や洗剤の香りのカプセルが集まってきているのでしょうか?

 香りの強い柔軟剤を使用している家は、近くを通ると木の臭いだったり花の臭い、石けんの臭いと臭いに包まれています。こんな臭いの中に暮らしていると鼻がマヒして感じなくなりますが、1時間のウォーキングをすると鼻の感覚が戻ってきます。

 帰りに犬を散布させている人が前を歩いていましたが、50m位先でもきつい臭いを感じます。まともに吸うとまずいので、息を止めて急いで追い越しましたが、50m位が息を止めていられる限界でした。

 自宅に近づくとせっけんの臭いを出している家が有り、自宅まで続いています。家を出る時は感じなかった臭いですが、ずっと嗅いでいたのでマヒしていたのでしょう。

 以前顕微鏡写真で繊維に付いた柔軟剤の香料カプセルを掲載しましたが、その後撮影した別のメーカーの写真を掲載します。洗剤と柔軟剤で洗った後なので、どちらのカプセルか分かりませんが了承願います。

柔軟剤か洗剤の香料カプセル

 カプセルの中にさらに小さな大小カプセルがいくつも見える。

 外側のカプセルは以前掲載した写真の様に丸くない。この様な形を不定形多核のカプセルと言うらしい。



デジタル顕微鏡光学1,000倍
トリミングで更に拡大





カプセルがはじけた所
こちらははじけたカプセルで、破れた風船の様に見えます。外側のカプセルはまだ繊維にくっついたままです。

 中身の小さなカプセルは空中を飛散して我々の鼻に入って臭いを感じ、更に肺まで入って咳が出たり溶かされて血液に乗って頭痛を引き起こしているのでしょうか?

デジタル顕微鏡光学1,000倍
トリミングで更に拡大


 西向きの台所で昼食の跡片付けをしていると咳き込んできました。ゴミを片付けに西側の物置に行くと、建物の西側は酸っぱい柔軟剤臭が充満しています。部屋の中で臭いは感じませんでしたが、咳が出て止まりません。仕方が無いので部屋の中で活性炭のマスクをして今日はなるべく外に出ない様にします。

2017年2月10日金曜日

夕食の支度と柔軟剤臭

 夕食の支度の匂いと言えば、道路を歩いていて近くの家から魚を焼く匂いや煮物の匂いがして食欲をそそります。しかし、最近は強い臭いの柔軟剤を使用している家からは柔軟剤臭しか漏れてきません。おそらく台所の換気扇から排気される室内の臭いでしょう。

 先ほどウォーキングから戻る時に、近所の家から我が家の玄関まで石けんに酸っぱい臭いが混ざった様な柔軟剤臭が続いています。直線距離で40m位有りますが、まだ先まで臭いは続いています。

 発生源の家の中の人は鼻が慣れてしまってあまり感じないのでしょうが、我が家は今夜は要注意です。発生源の近くではせっけんの様な臭いでも、遠く離れると酸っぱい臭いに変化し、酸っぱい時に気分が悪くなる気がします。

 正確にはこの成分を測定してみないと分かりませんが、何だか分からないガスの分析は専門家でも非常に難しい様です。詳しい人の話では、これらの化学物質は今は2万種類以上にも及ぶそうです。


2017年2月6日月曜日

雨後晴れ、微風後強風:空気がきれいになるのには時間が掛かる

 今朝4時に起きた時は曇って北寄りの微風でした。ウォーキングに出ると途中で突然本降りの雨になりましたが、直ぐに止みました。天気予報は晴れて西風が強い予報でしたので、強風でどれ位空気がきれいになるか急いで準備をして測定してみました。


<測定の状況>
①SPM Flex(ガス検知器)イソシアネート測定
 吸引チューブ長が15cmMaxなので、測定器を窓際に設置し、外にチューブ先端が出る様にする。

②Atmotube(TVOC、温度、湿度計測)
 SPM Flexと同じ空気を測定する為に、吸引チューブ先端付近にぶら下げる。夜間はシャッターをチューブの上まで下ろすが、隙間から電波は届き室内のスマホと通信できる。










<測定結果まとめ>
    強風が吹くとAtmotubeで測定したTVOCはゆっくりと低下していく。思ったほど急には下がらない。
    SPM Flexで測定したイソシアネートは当初からデジタル値の測定限界以下であるが、テープは反応している。TVOCと同様に徐々に薄くなっているがゼロにはならない。

    体調は、朝方は①右ひじ皮膚がチクチク刺される様な過敏症状や②咳が出たりした。9時頃まで酸っぱい柔軟剤臭が西風に乗って(西側に強い臭いの柔軟剤使用の家が3軒有る)きたが、10時頃には臭いを感じなくなり皮膚の過敏や咳も出なくなった。朝から複視の症状も有ったが、複視は4~5日回復に掛かる事が経験上分かっている。1日位空気がきれいになっただけでは治らない。