2017年2月17日金曜日

自宅で職業病?イソシアネート中毒?

<追記>
2017.02.26 イソシアネートの測定グラフにAtmotubeで測定したTVOCの値も入れてみました。但し、Atmotubeのアプリにバグが多く、安定して動作しないので、あくまで目安です。これを見ると、PPB(PPMの千分の一)レベルのイソシアネートとPPMレベルのTVOCの関係がお分かり戴けると思います。

 夜中の1時に目が覚め、階段を下りると柔軟剤の酸っぱい臭いがします。口の中が酸っぱく胸がチクチク痛みます。

 トイレに行って休むとまた3時半頃に目が覚め同様に口の中が酸っぱく胸がチクチク痛みます。

 4時に起きて新聞を取りに玄関ドアを開くと柔軟剤の酸っぱい臭いがします。相変わらず胸がチクチク痛み目も痛くなってきました。急いでSPM Flexという最新型の有毒ガス検知器のイソシアネートテープを冷凍庫から出して(イソシアネート用のテープは反応性が高いので冷凍保存が必要。常温になじませる為に保管袋のまま常温に戻す)おきます。

 支度をしてウォーキングに出ると、近所で臭いの強い柔軟剤を使用している家からは、洗濯物が出ていないのに換気口から木の臭い、酸っぱい臭い、花の臭い、石けんの臭いと色々な臭いが道路に漂っています。今朝は無風状態で、各家庭から排出された臭いの元の化学物質が雲の様に町内を覆っています。

 ウォーキングを終えて自宅に戻ると、胸が痛く目も痛いので、閉め切って換気口も閉じた部屋の中で活性炭のマスクをします。朝食の準備をしていると、頭痛もしてきました。

 測定器を準備して、8時から測定をスタートしました。下のグラフはイソシアネートの検出結果を測定器からダウンロードしてグラフにしたものです。トルエンジイソシアネートの測定値でピーク1PPB近くになりました。

測定風景
イソシアネートに反応して赤くなったカセットテープ






 本来は呼吸をしている高さで測るのが正しい測り方ですが、安定した台が無いので吸気口が一番高くなる様に測定器を立てて測定します。



















 ここで使ったテープはイソシアネートの色々な種類に反応するので、代表的なトルエンジイソシアネートとして計測しています。また、副反応(他の数種類の物質にもいくらか反応する)特性があるので、100%イソシアネートであるとは残念ながら言えません。トルエンジイソシアネートだとすると、1PPBという値は米国産業衛生学会の職業暴露限度になります。この様な値が住宅街で出るというのは異常な状態です。

ACGIH(米国産業衛生学会)の資料
入手先

<上記コピー原文>
New toluene diisocyanate (TDI) occupational exposure limits adopted by the ACGIH
Pittsburgh, February 2, 2016 — The American Conference of Governmental Industrial Hygienists (ACGIH®) has adopted new time-weighted average (TWA) and short-term exposure limit (STEL) Threshold Limit Values (TLVs®) for Toluene-2,4 or 2,6-diisocyanate or as a mixture (TDI).  These adopted values lower the 8-hour TWA from 5 parts per billion (ppb) to 1 ppb and the 15-min STEL from 20 ppb to 5 ppb. ACGIH also adopted a biological exposure index (BEI®) of 5 μg/g creatinine.
ACGIH® is a private, not-for-profit, nongovernmental corporation that publishes guidelines known as TLVs® and BEIs®.  ACGIH® acknowledges that these guidelines are not regulatory 'standards.' The Occupational Safety and Health Administration (OSHA) does have a standard, or a US regulatory exposure limit for TDI, which is set at 20 ppb (Ceiling limit for 2,4-TDI). This OSHA exposure limit is the only US regulatory occupational exposure limit for TDI.
The newly adopted ACGIH® values will be published in the 2016 TLVs® and BEIs® Book. The TLV® and BEI® Documentation will became available to the public around mid-March 2016. For more information about this change, please visit http://www.acgih.org/. Additional information about TDI can be found on the Diisocyanates Panel website www.americanchemistry.com/dii and the Center for the Polyurethanes Industry’s website www.americanchemistry.com/.


<上の文書を機械翻訳>
ACGIHが採用した新しいトルエンジイソシアネート(TDI)の職業暴露限度ピッツバーグ、2016年2月2日 - 米国産業衛生学会(ACGIH®)は、トルエン-2,4(TWA)および短期曝露限界(STEL)閾値限界値または2,6-ジイソシアネートまたは混合物(TDI)として使用することができる。これらの採用された値により、8時間TWAは5ppbから1ppbに低下し、15分STELは20ppbから5ppbに低下します。 ACGIHはまた、5μg/ gクレアチニンの生物学的暴露指数(BEI(登録商標))を採用した。ACGIH®は非営利団体の民間​​非営利団体で、TLV®およびBEI®として知られているガイドラインを公開しています。 ACGIH®は、これらのガイドラインが規制上の基準ではないことを認めています。労働安全衛生局(OSHA)は、TDIの標準または米国規制曝露限度が20 ppb(2,4-TDIの天井限度)に設定されています。このOSHAの暴露限度は、TDIに対する米国の規制上の職業暴露限度でしかない。新しく採用されたACGIH®値は、2016TLV®およびBEI®®ブックに掲載されます。 TLV®およびBEI®のドキュメントは、2016年3月中旬に公開される予定です。この変更の詳細については、www.acgih.orgをご覧ください。 TDIに関する追加情報は、Diisocyanates Panelのウェブサイトwww.americanchemistry.com/diiおよびPolyurethanes Industryのウェブサイトwww.americanchemistry.com/に掲載されています。

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