2018年9月16日日曜日

山の中でもマイクロカプセルだらけだった

 山の中のハイキングコースでイソシアネートを測定する事を考えていましたが、実現しなかったので、代わりに柔軟剤等で使用されているマイクロカプセルが飛んでいるか調べてみる事にしました。

調査日時:2018年9月9日 8:53~13:50(4時間57分)
天候:曇り、霧 後晴れ
調査場所:筑波山の北東側、東筑波ハイキングコースで筑波高原キャンプ場を出発し、つつじヶ丘までを往復8.1km(下記地図参照。紫色の線がGPSで記録された歩いた軌跡です)


 平日はほとんど人に遭わないコースですが、日曜日なので20名位に追い越されたりすれ違ったりしたでしょうか。
















<調査方法>
スクリュー管と捕集用両面テープ

 マイクロカプセルの捕集には、ビニール袋の中に入っている黒い紙に両面テープを貼った物を使用しました。両面テープの部分は20X8mmです。

 捕集開始時に両面テープの剥離紙を剥がして粘着面を出します。

 バックが黒いので、このまま顕微鏡で観察できます。但しこの方法は簡単ですが粘着面も見えてしまうのが欠点です。

 直ぐに撮影出来ないので、左のスクリュー管に入れて保管します。今回はスクリュー管が間に合わなかったので、捕集後1日だけ上と同じチャック付きビニール袋で粘着面が付かない様に保管して、撮影してからスクリュー管に入れました。

 特記無き画像は光学1,000倍Xデジタルズーム3倍=3,000倍で撮影しています。
 周りの両面テープ粘着剤が光って見にくいので、目立たなくする為に2枚目からは周りの明度を落とす加工を施しています。

<カプセルやその破片、飛び出した中身が沢山見られる>
光学1,000倍

 気持ち悪いぐらいカプセルだらけで、まるでマイクロカプセルの墓場です。これは、私のウェストバッグに飛んできた物です。

 空気のきれいなハイキングの山の中でこの空気を吸っていると考えるとぞっとします。


 マイクロカプセルはマイクロスフェアとも呼ばれ、透明な(ポリウレタンが適していると色々な特許に書かれています)カプセルの中に合成香料を入れたり、更に合成香料を入れた小さなカプセルを多数入れています。これらが繊維がこすれたり、汗や水分、温度変化、自然劣化等で破壊されて香りを放出します。壊れやすさをコントロールすることで、早く壊れる物から遅く壊れる物まで色々混ぜる事で長く匂い続けることが出来ると考えられます。以下の写真の物はどこのメーカーのどの製品の物かは分かりませんが、山の中でもこれだけ飛んでいるとは驚きです。



<壊れたマイクロカプセルから中身が出ている>














































































<中身がばらばらに吹き飛んだカプセル>

 一部がまだ中に残っている




















<子カプセルがさらに破裂?>

 飛んできた子カプセルが更に割れて中身が出ていると思われる。


















<塊となって飛び散ったカプセルの中身?>





2018年9月7日金曜日

干した洗濯物から剥がれた香りのカプセルは大量に近所へ飛ぶ?

 近所で洗濯物を夜干しして匂い最強を誇るお宅の敷地境界で、翌朝早朝に大気中の浮遊物を52分間サンプリングして顕微鏡で観察してみました。8mmX20mmの両面テープにくっついた大量の浮遊物です。

9/5(おそらく入浴後)洗濯
  ↓
9/5(22:00頃) いつも夜干しで強烈な臭いが立ち込める事が多い
        (我が家から北北東約40mの距離)但し、この日は未確認
  ↓
9/6 4:06 我が家の玄関ドアを開けると薬臭いいやな柔軟剤臭がする。晴れて北風微風。
  ↓
 4:25 嫌な臭い(表現が難しい複雑な臭い)
  ↓サンプリング期間
 5:17 まだ嫌な臭いがする
  ↓
顕微鏡で観察

 特記無き画像で左の小さい画像は光学1,000倍(レイアウトの都合で小さく掲載していますが、画像をクリックすると大きく表示されます)
 右側の中くらいの画像は光学1,000倍Xデジタルズーム3倍で3,000倍








 カプセルの中から下方に内容物が飛び出しているのが見られる。














 カプセル自体が崩壊?













 カプセルの中から内容物が激しく周りに飛び散っているのが見られる。














 カプセルが激しく破裂して原型をとどめない?











 カプセルの中から小さな塊となって内容物が飛び出している。













 カプセルの中から粒々が飛び出している。













 カプセルの中から粒々が飛び出している。





























光学1,000倍









 色々な形に壊れたカプセルの残骸。カプセルの墓場のよう。




光学1,000倍
















光学1,000倍
































 まだ1μ程度の粒々が放出されずに中に残っている。












 カプセルの中身が下側に流れ出ている












 中身が近くに飛び散っている













 中身が近くに飛び散っている




 今回は短い時間にも関わらず、発生源と疑われる家の近くでサンプリングすると、大量の破壊したマイクロカプセルが大気中を浮遊している事が分かった。これらの一部が我が家まで飛んできていると推定される。

 そして、これらマイクロカプセルの壊れた破片は透明で、ポリウレタンの可能性が高い。分解すると、元の材料のイソシアネートが発生すると言われている。大気中や家の物にくっついているうちに分解したり、もっと恐ろしいのは我々の呼気から吸い込まれて体の中で分解したら恐ろしい事が起こっているのではないだろうか?

柔軟剤臭い配布物の正体?:これを貰った人は?

 町内会の配布物で強い柔軟剤臭のする防災マップが一昨日回ってきました。

 1日放置した昨日には臭いは取れましたが、念のために顕微鏡で見てみると、マイクロカプセルの破片らしき物がくっついていました。半透明なかけらの中にごく小さな1μ程度の粒々が入っているのが見られました。

 撮影はバックが白いと見えませんので、白黒印刷の黒インクの上を見ながら探したものです。うまく固定出来ないので、ピントが合った瞬間にシャッターを切って(マウスをクリック)撮影したものです。

 もう1日経過した今朝、この紙が近くにあると、臭いは感じませんが私は咳が出ますので、離れた所に仕舞って貰いました。学校等で、マイクロカプセル柔軟剤を使用した人に接触した後には、この様にカプセルのかけらに配布物が汚染されて家庭に持ち込まれたりしている恐れがあります。もし、学校の先生等で香害に悩んでおられる方は、理科室の顕微鏡で柔軟剤臭い物を眺めてみて下さい。数百倍の倍率が有れば、十分に見えると思います。

 これを書いている最中に用事で車庫へ行くと、朝の雨が上がって晴れて、南風に乗って気持ちの悪い柔軟剤の強い臭いがします。恐らく洗濯物から剥がれ落ちた大量の香りのカプセルが飛んできているのではないでしょか?

<画像1>
配布物に付着したマイクロカプセルのかけら? 光学1,000倍























上の画像をデジタルズームX3で拡大し3,000倍
























<画像2>
配布物に付着したマイクロカプセルのかけら? 光学1,000倍
























上の画像をデジタルズームX3で拡大し3,000倍
























<画像3>
配布物に付着したマイクロカプセルのかけら? 光学1,000倍























上の画像をデジタルズームX3で拡大し3,000倍






2018年9月6日木曜日

柔軟剤からと思われる香りのカプセルの崩壊する瞬間

 昨日は台風や激しい雷雨の後で、空気がきれいになったせいか我が家の玄関前は余り臭いませんでしたが、今朝は新聞を取りに玄関を開けた途端に柔軟剤の薬臭い臭いがしました。

 今朝は町内の防災マップが回覧で回ってきましたが、柔軟剤の臭いがしみついていて、見ていると目に沁みてきました。また、物置にちょっとゴミを置きに出ただけで石鹸臭い柔軟剤の臭いがして咳が出ます。そして後から頭痛がしてきました。

 昨日は臭いをあまり感じなかったので、マイクロカプセルは余り飛んできていないだろうと思い、7時間に渡って玄関前で捕集してみましたが、時間が長かったせいも有りますが臭いは感じていなくても意外と沢山観測されました。

 昨日顕微鏡でマイクロカプセルを観察している最中に、画面を何かが飛んで行く様に感じて、再度見直すとちょうどカプセルが自然に崩壊した瞬間で、中身が飛び出していました。動画でないのが残念ですが、自然に香りのカプセルが壊れる瞬間です。

 今回はたまたま1個のカプセルの自然崩壊でしたが、これが衣類が擦れたりした瞬間だともっと大量のカプセルがもっと激しく壊れて周りに飛び散り、周りの人や環境を汚染しているのではないでしょうか?

崩壊前 光学1,000倍 外周は48μ
左右の氷みたいな白いのは両面テープの粘着剤です























観察中に自然崩壊した 光学1,000倍
上に飛び出た液状の中の粒は1μやそれ以下の直径
























自然崩壊したカプセルの拡大
光学1,000倍Xデジタルズーム3倍で3,000倍
























2018年9月2日日曜日

香りが強くて長持ちする柔軟剤や洗剤の正体

 柔軟剤のTVコマーシャルで周囲に花びらが散って良い香りが長続きするのを盛んにPRしてますが、その正体は下の写真の様なマイクロカプセルに入った合成香料です。これらを私たちは吸い込んで良い香りとして感じたり、弱い人は咳き込んだり頭痛がしたりしていると思われます。問題は、これらのマイクロカプセルがそのまま数十m離れた我が家まで空中を飛んできている事です。また、近くに居る人に付着して、他人の衣類までも柔軟剤臭で汚染しています。

 我が家にご近所から飛んでくるマイクロカプセルを顕微鏡で観察すると、透明プラスチック(特許によると透明性が必要な事からポリウレタンと思われる)のカプセルの中に香料を入れて、その中に更に小さな香料を入れた数μ以下のカプセルが使用されています。非常に小さくて透明なので肉眼では見えませんが、200μ程度の大きな物では光の当たり具合でキラキラ光る小さな点として狭い範囲で見える事が有ります。

 そして、外側のカプセルがこすれたり、汗や温度で破れて中身が飛び散って合成香料が匂いを出している様です。また自然に壊れたり、紫外線等でも壊れると言われています。中の小さい粒々のカプセルは大きさが非常に小さくて軽い為にPM2.5となり、長い間空中を漂い遠くまで飛ぶことになります。

 下の写真は2018.09.01(土) 11時~14時の3時間、我が家の玄関前で両面テープにくっついたマイクロカプセルです。気候条件は、北北東から東の風1.8~3.1m、曇り時々晴れで、石けんに嫌な臭いが混ざった様な柔軟剤臭がしている状態です。風上には2軒、強烈な柔軟剤臭を出している家が有るのが分かっています。

<気持ちが悪い程大量に飛んできているマイクロカプセル>
1,000倍

 ぎゅうぎゅう詰めになる程我が家に飛んできているマイクロカプセル

















 色々な大きさのマイクロカプセル

















 色々な形のマイクロカプセル



















<外側が破裂して中身が飛び散ったカプセル>
1,000倍
3,000倍











 破裂して中身が飛び散っているカプセル












 分解中













カプセルが壊れている所












壊れて中身が右上の方へ飛び散っている














 中から2μ程度の大きさの粒と中身が左下に漏れ出している







 外側のカプセルが壊れてバラバラになり、周りに飛び散っている
















<カプセル同士がくっついて大きくなった物>
1,000倍
3,000倍