2019年4月5日金曜日

人里離れた登山道でも大量のマイクロカプセル

2019年4月5日(金) 7:56~13:43 5時間46分

 登山中は柔軟剤臭に包まれた自宅と違い、空気もすがすがしく、思い切って呼吸が出来ます。しかし、それもつかの間、柔軟剤の香りを発しながらの他の登山者と行き交うと、咳や頭痛、ひどいと目が痛くて開けられなくなったり、ひどいだるさや眠気に襲われたりします。また、最近は用心しているので有りませんが、以前は暫く経ってから平衡感覚が狂って、高速道路で何度も車線を逸脱しそうになった事も有りました。

 これらの症状は柔軟剤のマイクロカプセルがはじける時に出る有毒成分(イソシアネート)の暴露を受けた時の症状と一致します。このため、登山中のマイクロカプセルをPM2.5,PM10として計測すると共に、微粒子を捕集してその中にマイクロカプセルが含まれるか顕微鏡で観察してみる事にします。

 今回登った山は、茨城県高萩市の横根山で、以前滑落が多発し入山禁止となっていましたが、現在は禁止では無くなりました。登山の詳細は→リンク

 体調を整えて慎重に登山しましたが、柔軟剤臭の人と行き交うと咳が出ました。自宅に帰って車から降りると、今度は石鹸の香りの柔軟剤臭が立ち込めていました。
 
 PM2.5,PM10共に一番低かったのは、山から下った後で昼食を食べた公園広場で誰も居なかった場所です。遠くで登山者の声がしましたが、誰も来ることはなく静かに桜の花見をしながら昼食を食べる事が出来た場所です。

 人間には誰にも会わない、他の動物しか出ない様な登山道では気分が悪くなる事は有りません。たった一人の柔軟剤臭のする人とすれ違っただけで咳き込んだ事が何度も有ります。今度は実際に布を柔軟剤処理して干しながら観測し、乾いたら水分を与えたり擦ったりしてPM2.5やPM10のカプセルが出る実験をしたいと思います。

 以前この様な実験をしましたが、室外に干すと汚染されるので部屋干しで各社の柔軟剤を試験しましたが、推奨濃度でフキンたった1枚を干しただけで数十ppbのイソシアネートが出ました。最初は測定器の誤動作を疑っていましたが、夜中に何度も激しい咳で起こされ、声帯をやられて1週間声が出ませんでした。また、腎細胞がんでCT撮影すると肺に炎症が発見され、1年以上経った今でも小さくはなってきましたがまだレントゲンでも写るレベルの炎症が残っています。

 この時は試験が終わったサンプルを不覚にも近くに置いていて隔離が不十分だったので、どの柔軟剤から出たのか証明できずにデータ公開を諦めました。我が家の1階全てが危険なレベルに汚染された状態でした。次回は密閉された空間で汚染された空気を吸わない様に試験したいと思います。

<PM2.5,PM10測定グラフ(5分毎に測定)>





















<PM2.5,PM10の正体(顕微鏡写真)>
 こんな山の中でも、PM2.5やPM10の計測値にも表れている様に、撮影するのが嫌になる位多数のマイクロカプセルが見られた。

 最初は従来から良く見掛けるタイプ
カプセルの形を留めている 3,000倍 外径27μ
























中味が出ているカプセル























崩壊が始まったカプセル
























鉱物(黄砂?)と結合したカプセル 3,000倍























ばらばらになったカプセル 3,000倍
中から出た子カプセルは1μ以下の物も見られる
























以下は最近良く見掛けるようになったタイプで、観察中に破裂した事も有ります。
色々な形が有りますが、一部を紹介します。
3,000倍























3,000倍























3,000倍


2つに割れてしまった 3,000倍 外径約27μ






















面白い形に崩壊中 3,000倍






















内容物がまだ残っている 3,000倍 外径約28μ
























中が3つの部屋に分かれている様にも見える 3,000倍 外径36X33μ























2019年4月2日火曜日

安価なUSBデジタルマイクロスコープでマイクロカプセルを見てみる

  以前、学習用の光学顕微鏡500倍でマイクロカプセルを見てみましたが、厳しい状況でした。
 そこで今回は1,600倍を謳うUSBマイクロスコープを試してみました。中国製で値段は2千円ちょっとと、これでほんとに見えるのか?おもちゃではないか?という状況でしたが、値段の割には意外と見えました。

 但し、相手がほぼ透明なので照明や感度設定を調節しないと見つかりません。内蔵のLED照明を細かく調整すると共に、横から別の照明も当てています。

<使用したマイクロスコープ>

UMTELE社 YPC-X02
拡大倍率:50~1,600倍
写真の解像度:1,920X1080P(max)
焦点距離:3-60mm(手動)
対応システム:Android 4.2以上
       Windows vista,7,8,10
       MacOSX 10.8以降
*詳細はメーカーの資料を参照して下さい。

 私のスマホにはコネクタが固くて途中までしか入りませんでした。
 全てPCで撮影しました。






<撮影サンプルの採り方>
 黒いアート紙に両面テープを貼って準備しておきます。捕集を開始する時に両面テープの剥離紙を剥がします。捕集を終える時は、これ以上の汚染を避けるために科学実験用のサンプル管に入れて保管します。

 この方法は、両面テープの接着剤が見えて邪魔ですが、確実な捕集が出来ると思います。なお、今回捕集したのは、道路工事や塗装工事、柔軟剤で悩むお宅の周辺をイソシアネートを測定しながら回った時に、同時に捕集した物です。

<上記マイクロスコープでの撮影画像>
 設定は1,600倍ですが、とてもそこまでの倍率が出ているとは思えません。
 ピントは距離で調節するタイプなので、ピント合わせにこつが要ります。うまくピントを合わせれば、ノイズが多いですが意外と見えます。
 また、親カプセルが崩壊して放出された子カプセルが点々と見えるのにも感心しました。
中央部に透明な斜めのだるまの様なカプセルと内容物(子カプセル)が見える

















ほとんど透明な小さなマイクロカプセルが見える
中心部が光っている


















中央部に形の崩れたカプセルと黄色い不明の異物
中にまだ粒々(子カプセル)が残っている


















中央部に透明なカプセル
内容物が見える
繊維くずに付着したカプセル


<いつも使用している顕微鏡での写真>・・・比較用です
1,000倍
親カプセルが壊れて中の液や子カプセルが出ている























3,000倍
親カプセルから大量の子カプセルが放出されている