2017年3月5日日曜日

自宅周辺や混み合う電車の中はイソシアネートだらけ?

 東京にセミナーで出掛けるので、イソシアネートの測定器を持って出掛ける事にしました。自宅の室内から測定を始め、自宅周辺から電車の中、そしてセミナー会場まで往復、どれ位イソシアネートの影響を受けるのか測定してみました。電車の中では膝の上に測定器を横置きして、左側の空気を吸引します。
 ご注意)イソシアネートの測定ですが、副反応も有るので、100%イソシアネートである保証は出来ません。

<使用測定器>
 米国のHoneywell社製で、有毒ガスを使う職場でガス漏れ等で危険な状態になった時に警報を鳴らしたりすることが出来る最新型の物です。検出するガスのグループによりカセットを交換します。今回はイソシアネートのカセットを使用し、設定のガスはトルエンジイソシアネートです。警報は初期設定で2PPBですが、電車の中で1.5PPB位まで行った時は、すさまじい警報音が鳴ったらどうしようかと、びくびくしていました。
毒性ガス検知器 SPM Flex本体
ケミカセット
イソシアネート用










これらの機器はNPO VOC研究会より借用した物です。


<測定結果1>
 SPM Flexは、セットしたケミカセットテープに吸引した空気を通し、イソシアネートに反応し赤くなった度合いを光学的に読み取りデジタル値に変換します。読み取って蓄積した値をダウンロードし、その時刻の位置と統合してグラフにしたものです。


















・自宅周辺や混み合う電車内では、ACGIH:(American Conference of Government Industrial Hygienists)(米国)政府工業衛生等会議 の定める最新の許容濃度1PPBをオーバーしていました。
・但し、一部テープに粘着性の黒い粒子が付着しており、その部分は異物によりデジタルの読み取り値が影響を受けるので注意して下さい。しかし、これもマスクをしていないと我々が吸い込んでいる代物です。

<測定結果2>
 上記のデジタル値では0.4PPB以下はゼロとしか表示されないので、全く検出されていないのか、0.4PPB以下なのかが分かりません。このため、テープを撮影して位置を割り出しどの位の反応が有るのか見てみました。

・自宅室内(窓や換気口は閉め切ってある)以外は大なり小なりテープが反応しています。
・電車の車内では行きも帰りもテープに黒い粘着性の粒子(テープをはたいても取れない)が付着しています。
テープに付着した黒い異物(拡大)

 これは帰りの時のテープですが、赤い部分の直径が6ミリ位ですので、付着したのはかなり細かい粒子です。

 画面を拡大して計測したところ、形状のはっきりしている物は70μm位の直径でした。最初はタバコの煙かと思いましたが、タバコの煙の粒子径は調べたところ更に二桁小さくコンマ数ミクロンでした。

 この直径から推測するとマイクロカプセルが疑われるが、香料カプセルは着色を避ける為に透明だと思うので、香料カプセルではなさそうです。

タバコの粒子に関する研究報告へリンク
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jar/1/3/1_3_156/_pdf


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