2018年3月23日金曜日

前日の消臭スプレーで次の日朝は高レベルのイソシアネート発生

 桜の開花と共に近所からの柔軟剤臭もきつくなってきました。夜中に目が覚めて咳き込んで寝られない事も有ります。昼間に窓を閉めた状態でも活性炭のマスクをしていないと咳が出る時が有ります。

 今回は以前のデータ(2018.01.16実験)で確認の終わった物を掲載します。
 朝測定器を作動させたら、いきなり数ppbのイソシアネートが出ていたという現象です。柔軟剤でも同様の現象を何度も経験しましたが、まだ自信が無いのでもう少し確認してからという事で、今回は前日に消臭スプレーをした物から朝に発生していた例を紹介します。

 当初、朝測定器を作動させたときに高い値が出るのは測定器の誤作動と思っていました。しかし、日によって出たり出なかったりするので、今回誤作動でなく実際にイソシアネートが出ている確認を行いました。

 確認方法は、イソシアネートを検出している時に、スプレーした布巾を何度も離したり近づけたりして変化を見てみる事にします。

香料無添加の消臭スプレー



←前日にスプレーした









←「皮膚科医監修のもと、肌テスト済み」と書かれています。






<朝測定器を作動させて2分後の写真>
9:52測定器を作動させて間もない時の写真

 有毒ガス検知器 SPM Flexには4.9ppb(TDIとして計測)が表示されています。アラーム状態で、画面が赤くなり危険を知らせています。警報音はうるさいので止めていますが、けたたましく鳴っている状態です。

 前日スプレーして夜間放置して置いたら、いつからか分からないがイソシアネートが発生していたものです。




<発生源の布巾を遠ざけると徐々にレベルが落ちる>
9:59サンプルの布巾(青い布)を遠ざけた状態


 測定器の誤作動でない事を確認する為に、イソシアネートを発生していると思われる布巾(青い布)を遠ざけて変化が有るか見てみる。

 前日に無香料消臭スプレー処理した布巾を遠ざけると暫くしてイソシアネートは検出されなくなりました。そして、ポリエチレン袋の中を再度測定するとイソシアネートがまた検出された、計4回確認して同じ結果なので、布巾からイソシアネートが出ているのは間違いない事が確認された。

 トルエンジイソシアネートとして測定した値は下のグラフの様にピークで6.5ppbも有り、アメリカ合衆国産業衛生専門官会議の定める短時間ばく露限界値5ppbを越えています。これは職業病予防の規格で、こんなものが家庭用品から検出されるのは恐ろしい事です。
 家庭用品から発生するイソシアネートで敏感な人は職業病になってしまいます。

<有毒ガス検知器 SPM Flexからダウンロードした測定値>

















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