2014年3月27日木曜日

ピロリ菌の除菌で大量の抗生物質を飲む:検査薬で副作用?

 昨年の人間ドックで胃カメラの検査をした時に、胃炎でピロリ菌が居ますよ、と言われました。ピロリ菌が居ると胃がんのリスクが大きいそうで、まずはピロリ菌検査を受けることにしました。

 私の行っている総合病院では、最初に血液検査で調べます。結果は、見事陽性でした。

 対策として、今は健康保険で除菌治療ができるそうですので、治療することにしました。治療内容は、写真の様な胃酸を抑える薬と抗生物質を沢山飲むことになります。これだけの薬を1回に飲みます。これを朝食と夕食後の2回、1週間飲み続けます。

 1回でも飲み忘れると、除菌効果が無くなるそうで、忘れたら本も子も無くなります。外食が無い週を選んで、1回目を飲んだら次の回のを食堂のテーブルの上に置いておきます。

 ただ心配なのは、以前中耳炎の治療で飲んだ一般的なケフラールという抗生剤(ペニシリン系)でひどい副作用(血便、ほとんど鮮血)になり、1週間近く寝込んだ覚えがあります。今回もペニシリン系だそうですので、副作用が心配です。先生から異常があったらすぐに飲むのを中止するという注意を受けて飲んでみることにしました。

 飲み終わったら、その後は何も無くて3ヶ月後に除菌できたかの検査です。


 飲み始めて、次の日に少しお腹がごろごろする気がしましたが、その後は慣れた様で普段通りで何とも有りませんでした。

 今日は、3ヶ月後の検査で朝食抜きで病院に行ってきました。今日の検査は、尿素呼気試験(UBT)というので、呼気で袋を膨らませる試験です。最初に1個目の袋を膨らませて呼気を取ります。次に薬を水と共に飲んで、左を下にしてベッドに5分横になります。次に15分間椅子に座って待ちます。その後、もう一度袋を膨らませて呼気を取って、後は結果待ちです。

 結果は・・・除菌成功でした。

 次回の人間ドックの胃カメラで、画像がきれいになっていることを確認できれば良いですね。ピロリ菌が居ないと、がんの発生リスクは1/3に低下するそうです。副作用も出なくて良かった。→投稿後に、夕食を食べて暫くして腹痛がして2度下痢した。(以下詳細)

----------------------
2014.03.30追記
病院から帰ってきて、朝が絶食の割りにお腹が空かなくて昼食を通常通り食べましたが、その後は何ともなかった。

ところが、夕食を食べて1時間位経って、激しい腹痛がして2度下痢しました。その後は治まり大丈夫でした。特に変わった物も食べてないので、検査で飲んだ薬の副作用か?

病院の診療明細書を見ると、尿素呼気試験(UBT)で使った薬はユービット錠100mgとあります。
ユービット錠の説明書をネットで見ると、副作用の項目に腹部膨満感・下痢が書いて有りました。

もう一つ気になるのは、以前ジェネリックに変えてひどい副作用が出た時の疑わしい添加成分のステアリン酸マグネシウムが含まれていることです。

その後は今日まで何とも無いので大丈夫ですが、病院で検査を受ける時に飲む薬の説明が何も無かったのが気になります。


2014年3月2日日曜日

ケーキ屋さんの行列:柔軟剤の香りで咳が出て、気管支が締め付けられる様に

 今日はお祝い事で妻と近くのケーキ屋さんへケーキを買いに出かけました。
 ちょうど明日がひなまつりとあって、お店は混雑しており、買うのに長い行列です。

 行列に二人で並んで遠目に見てどのケーキにしようか考えていると、前の方から柔軟剤の香りが流れてきて、喉が痒くなり、咳が出始めました。ちょうどこの頃、前の方でも咳き込み始めた人が居ます。この人も弱いんだなと感じました。

 暫く我慢して並んでいると、気管支が締め付けられる様に苦しくなってきました。私のケーキの種類を急いで決めて車に逃げ帰りましたが、まだ咳は治まりません。

 咳をしながら車を運転して帰って、だんだん咳は治まり、1時間位で平常に戻ったので良かった。

2014年3月1日土曜日

ジェネリック薬は全く同じでない:変えてひどい副作用が出た経験

 何でもない様な貧血治療薬の鉄剤をジェネリックに途中で変更して起こったトラブルを振返ります。

 この問題は、ごく一部の人にしか起こらないかも知れませんが、現実に直面した人には深刻な問題なので、参考になればと思います。
 確定申告も終わり一息ついたので、過去のトラブルを思い出して整理してみます。

 以下はトラブルの経緯で、合成香料アレルギー(化学物質過敏症の一種)の症状についてにまとめたのと同じです。


病院の薬で
 合成香料アレルギーを発症した頃から(血液内科の医師は関連有るとは言わないが)貧血がどんどんひどくなり、とうとう危険ラインに達したので鉄剤を飲む事になった。飲み始めて少しずつだが順調に赤血球は増えてきた。

 数ヶ月後に薬局でジェネリックが有りますと初めて言われ、健保からもジェネリックを勧められていたので、ジェネリックに変更した。ところが、次の日から気持ちが悪く、強烈な便秘になり病院に行くと、ジェネリック不可で対症療法の薬を一週間処方された。一週間で症状は治まったが、大量のジェネリック品は薬局でも引き取って貰えず、結局ゴミになった。正規品ではその後ずっと異常が無く、一年で治療は完了した。

・最初に飲んだ新薬とジェネリックの成分比較
 ジェネリックの解説には、同じ有効成分、同等の効き目で価格が安いという事が宣伝されています。この有効という文字が曲者である事が後で調べて分かりました。意地悪く解釈すると、有効成分以外は異なるという事です。

 医薬品はメーカーから成分が公表されているので、実際に私が飲んだ新薬とジェネリックの成分比較を行ってみました。薬局で事情を話すと、やはり有効成分は同じなので、添加物が影響しているのでは、という事でした。




 一番右のMSDSという項目は、化学物質安全性データシート: (Material) Safety Data Sheet、略称 (M)SDS)、または、製品安全データシートとは、対象化学物質を含む製品を他の事業者に譲渡又は、提供する際に、その化学物質の性状や取り扱いに関する情報を提供するためのもの。」(Wikipediaより引用)で、原料の危険性を表しています。実際使用されるのは微量なので、一般の人はこの症状が出ませんが、過敏症だと症状が出るのかも知れません。

 新薬とジェネリックで差が有る所を見ると、ステアリン酸Mgが一番今回の症状に関連有りそうです。これは、また香料の安定剤としても使用されているのが気になります。

 錠剤→吐き気、嘔吐
 香料→咳

で、私の悩んでいる症状と一致します。


・関連して気になる事
 以前、中耳炎の治療で耳鼻科でシオノギのケフラールを飲んでいて、ひどい血便の症状が出て一週間位寝込みました。今回調べたところ、この錠剤にもステアリン酸Mgが含まれています。この時の医師からは、ペニシリン系の抗生物質は避けるように言われていますが、使わざるを得ない時が有り、その時は何ともなかったのでペニシリン系が全部ダメではない。

 私は化学者でも医師でも無いので確かな事は言えませんが、素人で調べられられる所まで調べてみました。日本では合成香料は規制が無く野放しです。花粉症はマスク等で防ぐ事が出来ますが、合成香料はガスなので、ガスマスクしか完全に防ぐ手段が無い様です。電車の中でガスマスクを付けたら周りの人はどう思うでしょうか?ガスマスクはガスの種類によってフィルターを換えなければならない問題も有りそうですが。
 今のところは、柔軟剤のあの甘酸っぱいいやな臭いから逃げ回り、薬にも気をつけるしかありません。

 合成香料アレルギーや化学物質過敏症が解明される日が来ることを待ち望んでいます。
 次回は、副作用のリスクが高い薬でも平気だった経験にも触れてみたいと思います。