2017年12月4日月曜日

冬の自宅外気測定:臭いは弱くなったがまだ油断大敵

 冷え込む日が多くなり近所からの柔軟剤の臭いも弱くなってきました。
 ここ数日目の調子も良くなり、複視もほとんど感じずスーパームーンがくっきり見えて世の中が明るくなった感じです。

 金曜日に車庫の石鹸臭が強かったので、臭いが強くなる土日にイソシアネートとTVOCを測ってみることにしました。測定器は工場等で使われている有毒ガス検知器 SPM Flexと個人用の空気質モニターのAtmotubeを使用します。

①12月2日(土)の測定結果




















 イソシアネートはデジタル表示される0.4ppbに達する事は無かった。
 しかし、下の画像の様にテープはイソシアネート基に反応しており、この日は外で作業していたので咳が出たり鼻水がでたりした。






②12月3日(日)の測定結果




















 この日もイソシアネートはデジタル表示される0.4ppbに達する事は無かった。
 しかし、下の画像の様にやはりテープはイソシアンート基に反応していた。
 ずっと部屋の中に居たのでこの濃度ではごくわずかに部屋の中に侵入する物で症状は出なかった。








③冬場の測定の難しさ
 外気温が下がって部屋の中が暖房されていると、外から部屋に測定器を持ち込んだ時に光学センサーが結露の影響をもろに受ける様で、テープが全く反応していないのに数ppbの値を示す事を何度も経験しました。

<測定が済んで外から室内に持ち込んだ時>テープは全く反応していない



<次の朝一番>テープは全く反応していない
*前日にゼロになって直ぐに吸気を切ってしまったのがまずかったのか?
 まだ前日の影響が残っていた。


 実際にテープが反応していてこの様な値が出ているか、見極めが大切です。

2017年12月3日日曜日

AtmotubeでVOC(揮発性有機化合物)を測りながら旅行

 同窓会で帰省するので、Atmotubeをお供に自分の呼吸で吸い込むVOCと症状の関係を測ってみることにしました。

 Atmotubeは左の写真の様に筒形の小型の物でスマホと連携してTVOC(総揮発性有機化合物量、温度、湿度を測定し表示できる物です。

 また、空気の汚染度合いをスコアで表示して写真の様に82とか表示もしてくれます。

 測定データはメール等で取り出す事もでき、PCに取り込んで私はExcelで処理します。


メーカー資料に載っている検出出来るガスの種類(原文とその機械翻訳)
<DETECTED AIR POLLUTANTS>
Carbon Monoxide
Formaldehyde
Benzene
D-Limonene
a-Pinene
Acetaldehyde
Hexanal
Ethylene glycol
Acetone
Propane
Toluene
Methylene chloride

1,3-butadiene
Vinyl acetate
Acetylene dichloride
Xylene
VOCs in Smoke
Acrylyl chloride
Methyl chloroform

<検出された空気汚染物質>(機械翻訳)
一酸化炭素
ホルムアルデヒド
ベンゼン
D-リモネン
α-ピネン
アセトアルデヒド
ヘキサナール
エチレングリコール
アセトン
プロパン
トルエン
塩化メチレン

1,3-ブタジエン
酢酸ビニル
アセチレン二塩化物
キシレン
煙中のVOC
塩化アクリリール
メチルクロロホルム

1日目(2017.11.27 月曜)
 茨城県の自宅から同窓会の会場である愛知県の和風料理店に直行します。
 自宅を出て数軒先で石鹸酸っぱい柔軟剤臭、数分後に咳が出始めたので活性炭のマスクをしました。しかし、ここでAtmotubeの反応は有りません。
 新幹線の中では最初臭いを感じなかったが複視がひどくて新聞が読み辛い状況でした。途中でトイレから戻ると柔軟剤臭がするので外していたマスクを着ける。
 中央本線に乗ると活性炭マスクをしていても感じる程強い柔軟剤臭を感じる。
 同窓会の会場である和風料理店の個室の中では、メンバーに柔軟剤臭の人は居なくて臭いは感じず安心して話が弾んだ。しかし、TVOCの値は高い。
 その後同窓会の会場から自宅まで歩いて行ったが、途中でAtmotubeのバッテリーが無くなりデータは途切れている。グラフに細いひげ状の変化が有りますが、これはAtmotubeのプログラムの問題と思われます。




二日目(2017.11.28 火曜日)
 朝食は近くの喫茶店へ行って名古屋名物のモーニングを楽しむ。喫茶店のトイレは芳香剤の匂いが強くAtmotubeも反応したが、私は咳が出たりしなかった。私はトイレの液体芳香剤は大丈夫ですが、ゼリー状の物ではひどい目に合い寝込んだ事が有る。
 一旦実家に戻り、その後両親のお墓へ掃除に約1時間歩いて行く。途中洗濯物が出ている家で柔軟剤臭がきつく目が痛くなる。しかしVOCに特段の変化は無い。検出出来ない微量の成分が影響していると思われる。
 公園墓地では人気が無くVOCは低い値になっている。空気もさわやかに感じる。徐々に下がっているのはAtmotubeの応答が遅いせいも影響している。
 昼食で寄った店は混雑していてVOCも上昇しているが、柔軟剤臭は感じず快適だった。
 店を出て自宅へ戻る途中に新しい住宅街に入ると強い柔軟剤臭で再び目が痛くなった。
 実家に着く頃にはVOCはゼロ近くになったが、家の中に入るとストーブが点いていてVOCは急激に上がり灯油の燃える臭いがするが私は何ともない。





















三日目(2017.11.29 水)
 実家からの帰り、新幹線の中で頭痛がしてきて、そのうちズキンズキンと痛くなり複視もひどくなった。しかしこの時柔軟剤臭は感じなかった。
 自宅に戻り1時間半ほど昼寝をしたら頭痛は治まったが、起きると左耳が痛んだ。帰りに着ていたフリースが柔軟剤臭く、次の日石鹸で洗濯して貰ったら臭いは取れた。気が付かない間に柔軟剤の香り成分が付着して汚染されていた。





















 やはり住宅街や電車の中は咳や頭痛、複視になりできるだけ避けた方が良い。発生源を何とかして安心して旅行したいものである。

2017年11月11日土曜日

寒冷前線通過とイソシアネート基の発生

 今日は天気予報によると寒冷前線が通過して天気が急変するとの事なので、天候とイソシアネート基発生との関連を測定してみる事にしました。

<測定結果>

















 イソシアネート基は8時頃から13時すぎまで計測され、最大値は9時半~10時半に掛けて0.8ppbを記録しています。ちょうどこの頃は寒冷前線が通過して気温と湿度が急変しているので関連有るのか?

 また、昼頃に気温が一旦下がり、湿度が上がっている点では一時的にイソシアネートが観測されなくなっているのも気になります。

 しかし、測定値がゼロ(測定下限の0.4ppb未満)でも、下のテープ画像の様に絶え間なくイソシアネート基の反応は続いて赤い丸が記録されており、完全に消える事はない。

 TVOCについては、風が強くなって(15時で4.9m/sの北西風:つくば市館野の気象庁観測データ)0.02ppmまで下がって行った。

<テープ画像>











2017年11月10日金曜日

朝あちこち柔軟剤臭がするので急遽測定

 今朝起きて新聞を取りに玄関ドアを開けると、甘いハッカに花の臭いが混ざった様な柔軟剤臭がします。その後ウォーキングに出ると、あちこちで柔軟剤の臭いがします。

 朝4時過ぎで洗濯物を外に干している家は夜干しの習慣が有る一部の家だけですが、それ以外の家も臭いが周りに充満しています。こんなに早く洗濯をしているはずも無く、家の中から出てきています。

 急いで準備をして、イソシアネート基とTVOCを測ってみることにしました。

<測定データ>



















 結果は意外や意外、朝方のイソシアネート基はゼロ(検出限界の0.4ppb未満)でした。
但し、下のテープの画像を見ると、試薬はイソシアネート基に反応して赤い丸が記録されているので、微量のイソシアネート基が来ていることになります。

 その後ずっとゼロが続き、15時頃になると急に値が出る様になり、21時近くまで継続しました。18:12頃には部屋の中で喉が痒くなり咳が出たので、後から見るグラフのピークとほぼ一致しています。

 イソシアネート基が出始めた15時頃に起こった変化は、湿度が上がり始めた事と、ちょうど小学校の下校時刻で子供たちが我が家の前を通った事です。他にもこの頃は洗濯物を取り込む時刻なので、どれが効いているかはまだ不明です。

<テープ画像>











2017年11月7日火曜日

臭いがしなくてもイソシアネート基測定値が高い

 今朝起きて玄関ドアを開いた時に柔軟剤臭は感じませんでした。

 しかし、臭いを感じなくても体調が悪い時が有るので、今日もイソシアネート基とTVOCを測ってみることにします。

<測定結果>




















 結果は、朝方9時頃と14時半過ぎからといつものパターンでイソシアネート基の測定値が高くなっています。そして、18時過ぎには1.4ppbにもなり、この値はACGIHの許容濃度である1ppbを越えて、住宅街なのに工場の中の許容値を越えている事になります。

 また、測定値がゼロ(測定下限の0.4ppb未満)でも、下のテープ画像に有りますように、テープにはイソシアネート基の反応(テープの赤い丸)が消える事無く記録されています。


<テープ画像>



2017年11月6日月曜日

ウオーキングコース、自宅外気、町内のイソシアネート基、TVOC測定

 昨日に続いてイソシアネート基とTVOCを測ってみます。最初に早朝ウオーキングに測定器を持参し、いつも歩いている場所を測定し、その後は自宅の外気を測定します。

 15時を過ぎたら急にイソシアネート基が出てきたので、測定器を持って町内の分布を測ってみました。同時に柔軟剤臭がする点をGPSロガーに入力します。

<測定結果>


 ウォーキングコースでイソシアネート基の検出は無かった。自宅の外気では8時から9時にかけて0.5~0.7ppb検出された。その後も数値はゼロ(測定限界の0.4ppb未満)だが、テープに反応は続いている。

 16時半頃から17時半頃の約1時間、測定器を持って町内を網の目状に歩いてみたが、0.8~1ppbが検出された。一番高い値の1ppbは米国の職場の規制値と同じレベルであり、この様な値が住宅地で出るという事は異常である。

 この時間は洗濯物はほとんど取り込まれている時刻なのに、あちこちで柔軟剤臭を感じる点が有った。薄暗くなり窓も締まっている時間なので、柔軟剤を使用している家の中から常時換気や換気扇で排気される空気がかなりの臭気を伴っていると考えられる。

<柔軟剤臭がした点とイソシアネート計測値が高かった点>
紫色の線が歩いた軌跡を示す。GPS衛星からの電波受信状態が悪く少しずれています。
柔軟剤臭がした点はピンが立っている場所です(見辛いですが)
数値(単位ppb)はイソシアネート基の測定値が高かった点を示す。
(テープを送った直後は感度が低いのでこれ以外にも高い点が有るかもしれませんが目安と考えて下さい)















この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである。

<テープ画像>










2017年11月5日日曜日

室内外イソシアネート、TVOC測定

 今朝ウォーキングに出ると、柔軟剤の強い臭いが良く漂う場所はあちこち臭います。特に南と西、北東側は強い臭いがし、北東側は臭う範囲も広い。急いで準備をしてイソシアネート基とTVOCを測ってみることにします。

 最初に室内で測定器を動かして室内の状態を見てから、測定器を外に出し外気を測定します。今までの経験から、閉め切った室内ではごくわずかしか検出されません。また、窓を開けてイソシアネート基が検出されている場合でも、窓を閉めると2~3分後にはゼロに落ちます。

<測定結果>


 最初に測定した室内はゼロ(測定限界の0.4ppb未満)で、テープも拡大してよく見ないと分からない程度の反応しか見られなかった。

 室外では10時過ぎに0.6ppb、19時半過ぎに0.5ppbのイソシアネート基検出が有った。臭いの強い時と一致しないので注意が必要です。
 また、その他の時間もテープを見ると検出限界(0.4ppb未満)以下ではあるが、ずっとイソシアネート基に対する反応は続いている。

<テープ画像>

   ↑この辺りからが室内の部分で拡大してほんの僅かに反応しているのが分かる程度








2017年10月31日火曜日

ウォーキングコースと自宅外気のイソシアネート・TVOC測定

 昨日に続いて今日は早朝のウォーキング(約5km)時に測定器とGPSロガーを持って広域のイソシアネートやTVOC分布を測ってみます。その後、自宅1階の外気を夜まで連続で測ってみます。

<測定結果>


 ウォーキングのコース上では、2カ所で1ppbと0.5ppbのイソシアネート基を検出した。この2カ所は良く柔軟剤のきつい臭いがする場所である。その他の場所もデジタル値はゼロ(測定下限の0.4ppb未満)であるが、一番下のテープ画像の様にテープは反応しており、住宅街ではイソシアネート基が途切れる事無く存在する事を示している。



 その後の自宅1階の外気では、9時ごろまで0.4~0.7ppbのイソシアネート基が出ていたが、その後測定値はゼロ(測定下限の0.4ppb未満)が続いた。しかし、テープ画像をチェックすると、最初から終りまで途切れる事無く赤い丸の反応跡が認められる。この事は、イソシアネート基がレベルは低いが途切れる事無く我が家を包んでいる事になる。

 また、9時ごろを境として風向きが変わっており、北~北北西の風の朝早い時間に強度が高くなっている。

 なお、2段目のテープで隙間が空いているのは、エラーでテープが空送りされた為である。エラーの内容は光電センサーのレベル異常で、テープが使用できないと判断して空送りされたのであるが、テープの色には異常が無かった。直射日光が差し込んでいたので日光でセンサーが影響を受けたと推定される。以後、この部分を遮光してからはエラーは出ていない。

<テープ画像>




    ↓センサー部に日光が差し込んでテープが空送りされた




 もう少し同様の観測を続けてみる事にします。

2017年10月30日月曜日

住宅が混み合っている所では木枯らし一番の中イソシアネートが検出される

 台風が過ぎ去った北風の強風の中、用事で出掛けるのでイソシアネートとTVOC測定器を持って出かけました。

 自宅→郵便局→ショッピングセンター→コンビニ→自宅の経路で歩きましたが、自宅を出た途端に1.2ppbのイソシアネートが観測されました。この値は米国の工場等の管理値であるACGIH許容限度1ppbを越えています。

 その後、臭いがしてもイソシアネートは検出限度0.4ppb未満でした。郵便局やショッピングセンター内でもTVOCは上昇しましたが、イソシアネートは検出しませんでした。

 ところが、ショッピングセンターの建物を出て駐車場に来た途端に臭いは感じないけど0.7ppbが出ました。ここは後で地図を見ると、風上の北側に住宅が密集していました。

 コンビニ内ではTVOCが高いですが、イソシアネートは検出されませんでした。

 ところが自宅に近づき、いつも柔軟剤の臭いが立ち込めるエリアに入ると、今回は臭いを感じませんがイソシアネートが検出され、自宅の前まで続きました。自宅の玄関を入るとゼロに落ちました。

 臭いの成分とイソシアネートの伝搬特性は異なる様で、臭いの強さとイソシアネートの測定値は一致しません。イソシアネート自体は臭いを感じたら生命の危険が有るレベルなので、臭いはあてになりません。

 このところ雨が続いたり強風が吹いたりして新規に吸い込む量が減って、蓄積した化学物質がだいぶ減った様で、今日は曝露される時間も短くマスク無しで平気でした。

 今日は強風で低湿度という環境で、イソシアネートの場所がはっきりと出ました。

<測定データ>





















<イソシアネート基に反応したテープ>赤い丸の部分


2017年10月23日月曜日

雨の日でも臭いが無い日でも油断大敵:柔軟剤の被害

 前日(10/17)の17:15に玄関ドアを開くと外は柔軟剤の石鹸臭が立ち込めています。北風なので北の方へ歩いて発生源をたどると、発生源の家側はさほど強くなく、道路を隔てた反対側の家のブロック塀寄りは強い臭いがしています。

 おそらくブロック塀に阻まれて臭い物質がそこに溜まるせいと思われます。そして低くなっている道路を伝って我が家まで数十m流れてきます吹き溜まりになっている我が家の車庫はいつも臭い物質が溜まってすさまじい臭いです。

 次の日はイソシアネートやVOC濃度が上がる事が予想されるので、準備をしておいて早朝から測定してみることにします。また、その次の日は雨の予報なので、雨の日の様子も見てみることにします。

試験日時:2017.10.18(水) 4:30~21:52(17時間22分)
       ~10.19(木) 5:46~21:48(16時間2分)
天気:(10/18)深い霧→晴れ/曇り→雨
   (10/19)一日中雨

<臭いと症状>
10/18(水) 朝起きた時は体調良好で目やにも出ていない。外の臭いも無し。
       7:40 晴れて来たら玄関外は柔軟剤の薬臭い臭いがする。
       8:40 我が家の北東側は柔軟剤の石鹸臭が帯状に流れている。
       9:00 車庫はすごく臭い(吹き溜まりで葉っぱが良く溜まる所)
       
10/19(木) 朝から雨で無風状態。玄関外は臭い無し。目やにが出ている。
       近所で洗濯物が出ている家は無い。しかし、北北東側の発生源の家の
      周囲は石鹸臭の柔軟剤臭がして隣家まで来ている。我が家では感じない。
       13:20 室内で喉が痒く咳が出始める。雨だが空が明るくなった。
       13:55 車庫は酸っぱい石鹸の柔軟剤臭が立ち込める。北風が吹く。
       16:42 雨本降り。
       20:20 雨でも車庫は柔軟剤の酸っぱい臭い。

<10/18の測定結果>


 1ヵ所だけ0.6ppbが出ているが、深い霧の時はイソシアネート基はほとんどゼロ(検出限界以下)である。霧が晴れて日が照って来ると1ppbまで上昇した。上昇部では臭いを感じている。近所の洗濯物が一斉に外に干されたせいか?
 昼頃から風が強くなるとレベルが下がり、夕方になると上昇を始め一旦下がったあと上昇している。この様なパターンが多いのは、夕食準備と風呂の後の換気扇で室内の成分が排出されているせいか?
 TVOCは風が強くなると共に減少している。

-NCO(イソシアネート基)に反応したテープ









<10/19の測定結果>



 雨の日は洗濯物が外に干されていなくても意外な事にイソシアネート基の値が高く、レベルが落ちる事無く続いている。雨の日でも咳が出たり頭痛がする時が有るのはこのせいか?
 VOCのレベルは良好である。(朝方だらだらと落ちているのはVOCの高い室内空気から外気に切り替えた測定器の応答が遅いため)

 朝方北風なので北の方へ歩くと、隣家から北は石鹸臭い柔軟剤臭を感じる。発生源の家の北側を過ぎると臭いは消える。臭いは北側の換気口から排出されていると思われる。約40mに渡って道路沿いに臭いを感じる。
 
-NCO(イソシアネート基)に反応したテープ



ここでテープを古い物と交換したが、テープによる変動は認められなかった。色も同等だった。





 10/23(月)10:30頃、台風一過で家の前の道路の落ち葉を掃くと、我が家の前が一番多く、車庫の車の脇にも沢山溜まっている。
 臭い物質もやはり空気の流れと関連しているのか。ガスというよりもっと大きな物質で吹き溜まりに溜まる物質ではないか?そして、窓を閉めると数分で無くなる(別の物質に変わる)物質が原因ではないか?例えば、繊維から離れた、崩壊時間が長い物から短い物までずっと臭いが出続ける様に制御されたマイクロカプセルが我が家に流れ続けているか?

2017年10月21日土曜日

選挙(期日前投票)は臭くて大変

 選挙当日は台風の影響で雨が激しくなる予報です。このため初めて期日前投票に行ってみることにしました。皆同じ事を考えると思うので混雑を予想して出かけました。

 11時頃に投票場所に着くと案の定すごい待ち行列です。もっと驚いたのは、待合室の柔軟剤臭のひどさです。活性炭のマスクをしていても強い臭いがします。諦めて帰って出直す事にしました。

 午後1時頃になると咳が出始めて止まらず、昼寝をしたら2時間半も寝てしまいました。起きた時は咳は出ませんでしたが、窓が開いているトイレに行くとセキが出ます。

 18時半頃早い夕食を済ませて、空いているであろう夕食時を狙って再度期日前投票に行きました。投票待ちの列に並ぶと、新品の活性炭マスクも効かず柔軟剤臭い。暫くすると喉が痒くなり咳が出始めました。せっかく並んだので、そのまま我慢して30分も待たずに投票することが出来ました。

 しかし、19時頃になると目が痛く複視がひどくなりました。21時頃には体がだるく、新聞の字が読みづらい状態になり、PCの画面文字も判読できない状態に。

 翌朝起きると、写真の様に目の周りに目やにが付いています。以前、もっとひどかった時は、夜中に涙が流れていて目が覚めて、朝起きると目の周りがべたべたしていた事も有ります。一旦この様な目の症状が出ると、4~5日は複視が続きます。治ると新聞の小さなルビも平気で読める位に治ります。

 しかし、我が家は毎日柔軟剤臭がする状況なので、治っている暇が無いのが現状です。誰も居ない山の中に避難するしかないのか。

2017年10月16日月曜日

2階自室に入って来るイソシアネートとTVOCを自動測定(4日目)

 1日目(9/30へリンク)と同じ要領で今日は朝から夜まで2階自室の窓を30cm開けて網戸越しに測定機器を動かしてみました。但し、深夜はポンプ音がうるさいと山の神が怒るので停止します。また、試験の終わりには
①30cmの窓の開口部から室内にどれくらいのイソシアネートが侵入するか
②窓を閉めたらどうなるか
を測定してみました。

試験日時:2017.10.03(火) 6:40~21:45(所要15時間5分)
天気:雨上り、無風、18℃、84%(正確でない)、1,015.8mb・・・4:10現在
   曇ったり晴れたり/一時雨

<測定方法>
・基本的な測定については1日日の測定を参照して下さい。

・窓を30cm開いて室内に侵入するイソシアネート測定
窓30cm開き、部屋の中80cm奥で測定












同上で雨戸と窓を閉めて測定



















<測定結果>
・窓開状態での測定値


 8時過ぎに雨が降り始めるとTVOCが急に上昇してその後夕方までかかってゆっくりと減少していった。一方イソシアネート基は雨の後の晴れ間で上昇し、その値が夜まで続いた。ピークは一時1.7ppbで、1.5ppbが継続している。この値はACGIHが定める作業環境許容濃度値の1.5倍(8時間労働の許容値)である。
 11時半頃には頭痛がしてきて、室内でも活性炭のマスクをした。

・室内への侵入と窓締め





















 30cm窓が開いた状態で80cm室内に入った地点では、窓際1.5ppb→1ppbと減少はするが入って来る。しかし窓を閉めるとゼロ(測定限界の0.4ppb未満)となる。我が家では窓や換気口をトイレと風呂場・台所を除いて全て閉め切っているが、その効果が測定で確かめられた。
 しかし、洗濯物を干す時や出入りで窓や玄関を開けざるを得ない。また台所も換気扇の空気取入で換気口を開けざるを得ない。以前実験中に妻が帰ってきて玄関ドアを開いたら、玄関に置いた測定器が反応した。風呂場に近い洗面所やトイレの中、台所でよく咳が出たり頭痛がしたりするので、今度その場所でも測ってみたい。
<ケミカセット テープのイソシアネート基反応画像>




                                   開始


                               終了

 測定開始の6:40~6:56の約20分はMax4.2ppbが記録された。しかしテープの変色はさほどでもない。暖かい室内にあった測定器に外の冷え込んだ空気を吸い込んだ為の湿気により光学センサーが影響を受けた可能性が高い。上のグラフでは6:40~7:00のデータは除いている。測定開始時にいきなり高い値が出た場合は、テープの反応を確認する必要が有る。

以上

2017年10月15日日曜日

2階自室に入って来るイソシアネートとTVOCを自動測定(3日目)

 1日目(9/30へリンク)と同じ要領で今日は早朝から夜まで2階自室の窓を30cm開けて網戸越しに測定機器を動かしてみました。但し、深夜はポンプ音がうるさいと山の神が怒るので停止します。また、試験の終わりには
①30cmの窓の開口部から室内にどれくらいのイソシアネートが侵入するか
②窓を閉めたらどうなるか
を測定してみました。

試験日時:2017.10.02(月) 6:08~21:44(所要15時間36分)
天気:曇り、南微風、18℃、81%(正確でない)、1,015.7mb・・・4:10現在
   曇り一時晴れ後雨

<測定方法>
・2階の窓を30cm開いて網戸越しに測定。
・終わり際に測定器を80cm部屋の中に後退させ、部屋に侵入してくるイソシアネートを測定。その後、窓を閉めてイソシアネートの変化を見る。

測定風景
イソシアネート基に反応したテープ
(測定器のカバーを開いて撮影)





















<測定結果>
・窓開状態での測定値と症状























 窓を30cm開けて網戸を通して部屋に入って来るイソシアネート基の合計が、TDI換算でMax1.5ppb観測された。今日もほとんどの時間、ACGIHの作業環境許容濃度値1ppbを越えており、管理された工場よりひどいレベルである。
 この日は朝6時半頃には部屋に柔軟剤臭が入って来ていて、アラーム1(1ppb以上)がけたたましく鳴っていた。8時40分頃には1階の台所で頭痛がしてきて活性炭のマスクをしたが、10:25には1階の和室でマスクをしていても咳が出た。また、昼食中にでマスクを外していたら12:20には咳や頭痛がして、食事が終わり次第マスクをした。
 13:15には喉が痒く咳が出て頭痛もするので、マスクをしたまま昼寝をした。約1時間後に目が覚め、咳は治まったがまだ頭痛がした。
 16時の保育園のお迎えに車を運転すると、複視がひどくセンターラインや路側帯が2本ずつ見える状態で、スピードを落とし慎重に運転する。
 19:52に玄関の外に出ると、雨上りだが薬臭い柔軟剤の臭いがする。20:40には室内の階段まで臭う様になった。雨が降っても、多少の雨ではイソシアネートは減衰しない。


・室内への侵入と窓締め























 室内では窓を開いていても測定下限の0.4ppb未満に落ちている。但し、他の窓は閉めた状態で風の通り抜けが無い状態です。また、今回時間が短いので、再度次の日に確認することにします。


<ケミカセット テープのイソシアネート基反応画像>




                                  開始










           終了
 テープはイソシアネート基に反応しており、光学センサーやA/D変換部の異常が無い事を確認した。

明日10/3の測定に続く