2016年10月17日月曜日

柔軟剤香料マイクロカプセルの正体(臭いの正体)その2

 香りの強い主要な柔軟剤3種類について、発生する成分の観測を行いました。データの整理に時間が掛かるので、それらの画像を先に公開します。

 アクリル90%とウール10%の混紡布で、アクリル繊維の表面に付着した香りのカプセルを1,000倍maxのデジタル顕微鏡を借用して撮影しました。化繊の方がカプセルがくっつき易いそうです。

 解像度を上げようとしましたが、スピードが遅くなりピント調節や位置合わせに遅れが出てうまく撮影出来ませんでしたので、低解像度VGAでの撮影です。


<PBR>・・・香り付き洗剤で手洗いの後に柔軟剤処理した布
アクリル繊維にくっついた合成香料のカプセル(X1,000)

カプセルが破壊された跡と思われる(X1,000)

合成香料カプセルを真上から見たところ(X1,000)右上の光っている結晶の様な物

上の写真の右上の光っている部分をデジタル処理で拡大
中に大きな粒や小さな粒らしき物が見える


<KF>・・・柔軟剤処理のみ
アクリル繊維にくっついた合成香料のカプセル(X400)
アクリル繊維にくっついた合成香料のカプセル(X1,000)

<LS>
アクリル繊維にくっついた合成香料のカプセル(X400)

アクリル繊維にくっついた合成香料のカプセル(X1,000)

上記写真をデジタル処理で拡大
中に小さな粒が見える

 電子顕微鏡だと鮮明に撮影できるそうですが、表面しか見えないそうで、この様に中を見る事は出来ないそうです。それに価格が・・・ピンキリだそうですが、車が1台、良いのになるとベンツが買える位になってしまうので遠い世界ですね。借用できる機会でもあれば、お見せしたいと思いますが。

 これらの大きな粒がはじけた時に、外側の殻の成分が分解されて有毒成分が出るのか、それとも中の小さなカプセルがPM2.5となり空中を漂って、我々の肺に入り香料やカプセルの成分が血液に効率よく取り込まれて、分解の苦手な人々に色々な症状をもたらしているのでは?と疑っています。

2016年10月14日金曜日

国立劇場で歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」鑑賞:柔軟剤にやられて最後尾に逃げる

 昨年12月は大丈夫だったので、今年も会社のOB会で国立劇場の歌舞伎鑑賞会に参加しました。今年は1等A席で舞台に近く迫力の演技が楽しめそうです。

 早めに到着し、幕間の休憩に食べる弁当を買って、余り席が埋まっていない時間に席に着きましたがこの時は問題無し。ところが始まって暫くすると、活性炭のマスクをしていても、左側から換気の緩い風に乗って嫌な柔軟剤臭が流れてきて、だんだんと強くなってきました。その方向では激しく咳き込んでいる人も居ます。

 時間が経過するにつれ、あちこちで咳をする人が増えてきました。私も我慢をして見ていましたが、三段目の終わり頃には頭がズキンズキンと痛み、心臓が激しくドキドキしてきて我慢できなくなりました。

 四段目は一番の見せ場で、扉が閉じられ途中で退席が出来ないので、始まる前に他の空いた席へ移動できないか係りの人に相談し、良い席なのにもったいないですねと言われましたが、最後尾の周りに人が居ない空席に座る了承を得ました。最後尾は迫力が無く、演者の細かい表情も見えず台詞も聞き取りにくい場面も有りましたが、近くに人が居なくて空気は綺麗で徐々に頭痛は軽くなりましたが、終演までには治りませんでした。

 その後地下鉄に乗って、妻の登山靴修理を依頼する為に登山用品店に妻と向かいましたが、体が異常にだるく、全身の力が抜けて階段を登るのがきつい。地下鉄の中では立っていたら、近くの女性が雰囲気を察して席を譲ってくれましたが、あと1駅なのでお礼を言って遠慮しました。

 店を出てからも歩くのがつらいので、近くで早めの夕食を食べて休憩することにしました。本当は妻の誕生祝をしてなかったので、遅ればせながらスペイン料理店に行って、美味しいアヒージョを食べてワインで乾杯する予定だったのですが残念です。

 ゆっくり軽い夕食を食べて休憩したら、だるいのも直ってきて、普通に歩ける状態になって無事帰りました。自宅近くの民家が無い所でマスクを外すと、空気がさわやかで美味しいこと。これが本当の空気なんだ!