2017年12月4日月曜日

冬の自宅外気測定:臭いは弱くなったがまだ油断大敵

 冷え込む日が多くなり近所からの柔軟剤の臭いも弱くなってきました。
 ここ数日目の調子も良くなり、複視もほとんど感じずスーパームーンがくっきり見えて世の中が明るくなった感じです。

 金曜日に車庫の石鹸臭が強かったので、臭いが強くなる土日にイソシアネートとTVOCを測ってみることにしました。測定器は工場等で使われている有毒ガス検知器 SPM Flexと個人用の空気質モニターのAtmotubeを使用します。

①12月2日(土)の測定結果




















 イソシアネートはデジタル表示される0.4ppbに達する事は無かった。
 しかし、下の画像の様にテープはイソシアネート基に反応しており、この日は外で作業していたので咳が出たり鼻水がでたりした。






②12月3日(日)の測定結果




















 この日もイソシアネートはデジタル表示される0.4ppbに達する事は無かった。
 しかし、下の画像の様にやはりテープはイソシアンート基に反応していた。
 ずっと部屋の中に居たのでこの濃度ではごくわずかに部屋の中に侵入する物で症状は出なかった。








③冬場の測定の難しさ
 外気温が下がって部屋の中が暖房されていると、外から部屋に測定器を持ち込んだ時に光学センサーが結露の影響をもろに受ける様で、テープが全く反応していないのに数ppbの値を示す事を何度も経験しました。

<測定が済んで外から室内に持ち込んだ時>テープは全く反応していない



<次の朝一番>テープは全く反応していない
*前日にゼロになって直ぐに吸気を切ってしまったのがまずかったのか?
 まだ前日の影響が残っていた。


 実際にテープが反応していてこの様な値が出ているか、見極めが大切です。

2017年12月3日日曜日

AtmotubeでVOC(揮発性有機化合物)を測りながら旅行

 同窓会で帰省するので、Atmotubeをお供に自分の呼吸で吸い込むVOCと症状の関係を測ってみることにしました。

 Atmotubeは左の写真の様に筒形の小型の物でスマホと連携してTVOC(総揮発性有機化合物量、温度、湿度を測定し表示できる物です。

 また、空気の汚染度合いをスコアで表示して写真の様に82とか表示もしてくれます。

 測定データはメール等で取り出す事もでき、PCに取り込んで私はExcelで処理します。


メーカー資料に載っている検出出来るガスの種類(原文とその機械翻訳)
<DETECTED AIR POLLUTANTS>
Carbon Monoxide
Formaldehyde
Benzene
D-Limonene
a-Pinene
Acetaldehyde
Hexanal
Ethylene glycol
Acetone
Propane
Toluene
Methylene chloride

1,3-butadiene
Vinyl acetate
Acetylene dichloride
Xylene
VOCs in Smoke
Acrylyl chloride
Methyl chloroform

<検出された空気汚染物質>(機械翻訳)
一酸化炭素
ホルムアルデヒド
ベンゼン
D-リモネン
α-ピネン
アセトアルデヒド
ヘキサナール
エチレングリコール
アセトン
プロパン
トルエン
塩化メチレン

1,3-ブタジエン
酢酸ビニル
アセチレン二塩化物
キシレン
煙中のVOC
塩化アクリリール
メチルクロロホルム

1日目(2017.11.27 月曜)
 茨城県の自宅から同窓会の会場である愛知県の和風料理店に直行します。
 自宅を出て数軒先で石鹸酸っぱい柔軟剤臭、数分後に咳が出始めたので活性炭のマスクをしました。しかし、ここでAtmotubeの反応は有りません。
 新幹線の中では最初臭いを感じなかったが複視がひどくて新聞が読み辛い状況でした。途中でトイレから戻ると柔軟剤臭がするので外していたマスクを着ける。
 中央本線に乗ると活性炭マスクをしていても感じる程強い柔軟剤臭を感じる。
 同窓会の会場である和風料理店の個室の中では、メンバーに柔軟剤臭の人は居なくて臭いは感じず安心して話が弾んだ。しかし、TVOCの値は高い。
 その後同窓会の会場から自宅まで歩いて行ったが、途中でAtmotubeのバッテリーが無くなりデータは途切れている。グラフに細いひげ状の変化が有りますが、これはAtmotubeのプログラムの問題と思われます。




二日目(2017.11.28 火曜日)
 朝食は近くの喫茶店へ行って名古屋名物のモーニングを楽しむ。喫茶店のトイレは芳香剤の匂いが強くAtmotubeも反応したが、私は咳が出たりしなかった。私はトイレの液体芳香剤は大丈夫ですが、ゼリー状の物ではひどい目に合い寝込んだ事が有る。
 一旦実家に戻り、その後両親のお墓へ掃除に約1時間歩いて行く。途中洗濯物が出ている家で柔軟剤臭がきつく目が痛くなる。しかしVOCに特段の変化は無い。検出出来ない微量の成分が影響していると思われる。
 公園墓地では人気が無くVOCは低い値になっている。空気もさわやかに感じる。徐々に下がっているのはAtmotubeの応答が遅いせいも影響している。
 昼食で寄った店は混雑していてVOCも上昇しているが、柔軟剤臭は感じず快適だった。
 店を出て自宅へ戻る途中に新しい住宅街に入ると強い柔軟剤臭で再び目が痛くなった。
 実家に着く頃にはVOCはゼロ近くになったが、家の中に入るとストーブが点いていてVOCは急激に上がり灯油の燃える臭いがするが私は何ともない。





















三日目(2017.11.29 水)
 実家からの帰り、新幹線の中で頭痛がしてきて、そのうちズキンズキンと痛くなり複視もひどくなった。しかしこの時柔軟剤臭は感じなかった。
 自宅に戻り1時間半ほど昼寝をしたら頭痛は治まったが、起きると左耳が痛んだ。帰りに着ていたフリースが柔軟剤臭く、次の日石鹸で洗濯して貰ったら臭いは取れた。気が付かない間に柔軟剤の香り成分が付着して汚染されていた。





















 やはり住宅街や電車の中は咳や頭痛、複視になりできるだけ避けた方が良い。発生源を何とかして安心して旅行したいものである。