2022年2月10日木曜日

新型コロナワクチン接種3回目(ファイザー)と副反応

  私は腎臓が片側しか無く、腎機能が低く人一倍コロナに感染しない様に用心しています。3回目のワクチン接種券が来て直ぐに予約を入れて昨日少し離れた医院に接種に行ってきました。

 先日、左胸が刺すように痛くなり、左腕も芯を刺すような痛みが出て、また柔軟剤にやられたかと思いましたが、最近は用心して接触した覚えが有りません。そこで3ヵ月ほど飲んでいるコレステロールを下げる薬の副作用を調べるとそれらしい症状が書かれていました。

 その薬の成分を調べると以前ジェネリックに途中から変えてひどい副作用が出た時の疑わしい成分(正規品とジェネリックで異なる添加物)が含まれていました。疑わしいのはステアリン酸マグネシウムで毒性を調べるとデータ無しとなっていて安全かどうか分かりませんでした。このため、医師と相談してステアリン酸マグネシウムを含まない薬を探して貰いましたが、見つからず薬を止めて様子を見ることになりました。ステアリン酸マグネシウムは良く使われている物質の様ですが、普段から何も薬やサプリメントは飲んでいないので今まで症状が出なかったのかも知れません。薬を止めて暫くすると症状は消えました。

 長くなりましたが、一般的な薬で副反応が出たかも知れないので、今回は2回接種で実績の有るファイザーのワクチンを予約しました。ファイザーでは2回とも副反応は出ず、次の日に腕を上げると少し突っ張った感じがするくらいで全く問題有りませんでした。柔軟剤ではすれ違っただけで気分が悪くなるのに、今までインフルエンザとか肺炎球菌のワクチンは副反応なしで何とも有りませんでした。

 今回も1,2回目と同じで熱も出ず、1日経った今日も少し突っ張った感じがするくらいで済みました。

 それよりも怖いのは、他の接種者との接近で柔軟剤にやられる事です。この為、今回は物々しいですが、危険作業用の国家検定マスクでDL2規格を通った物をきちんと装着して行きました。このマスクはN95マスクの性能に有毒ガスの危険防止も付加した様な製品で95%以上の除去能力が有ります。もっと性能の良いDL3も有り99%以上の除去能力ですが、値段が3倍位になるのでDL2で我慢しています。排気弁が付いているのでメガネも曇りにくいです。

DL2規格の国家検定マスク


 このマスクをして行った結果、臭いは全く感じませんでした。

 







 接種に出かける時に微小粒子状物質PM2.5等とVOC(揮発性有機化合物)の測定器をぶら下げて計測したグラフを添付します。

 VOCの数十PPMにも及ぶ大きな山はアルコールです。最近はそこら中にアルコール消毒が置かれてVOCが非常に高くなって他の成分は測定不能です。

 一方微小粒子状物質PM2.5等も70㎍/㎥と異常な値になっており、今回は採取しませんでしたが、以前病院で採取したサンプルでは、柔軟剤等で使用されている香料マイクロカプセルやその破裂した破片でした。微小粒子状物質のグラフを見ると、PM1.0と呼ばれる1㎛以下の微粒子がほとんどを占めている事が分かります。この大きさだと、1日以上空気中を漂い、なかなか落ちてきません。そして、上気道で捕捉されずに肺の奥深く入ってしまい、更に血液中にまで入り込むと言われています。 

 マスクのおかげで臭いを感じず、気分が悪くなる事も有りませんでしたが、無防備の目は調子が悪く本日複視(文字がダブって見える)で見辛い状態です。







2022年2月5日土曜日

2022年1月の外気観測データ:PM2.5が異常に飛ぶ日、VOCが異常に高い日、県の観測データとの比較

  自宅外気のPM2.5(微小粒子状物質)やVOC(揮発性有機化合物)を24時間観測しています。と言っても自動で記録してくれるので、データを無線でダウンロードして分析するのと測定器のバッテリーを充電するのが仕事です。

 一方、約1km離れた所には県の運営する自排局(自動車排出ガス測定局)が有り、PM10や窒素酸化物等を観測しており、データを逐次ダウンロード出来ます。

 我が家と自排局は測定方式が以下の様に異なりますが、測定項目のPM10は共通なので両者の比較もしてみます。

自排局・・・β線減衰方式による1時間毎の測定。(粒子の分析は行っていないそうです)

   1時間分の微粒子を収集して放射線のβ線を当て、その減衰量から微粒子の量を測定する。

自宅の測定・・・レーザー散乱方式により1分毎の測定(粒子はほとんどマイクロカプセルとその破片)

   レーザー光が粒子に当って遮られて散乱した時の散乱パターンから粒子の大きさを測定する。


 以下は1月の測定データのグラフです。日によって大きく変動している事が分かります。
















 上のグラフで微小粒子状物質PM2.5等が一番多かった11日を詳しく見てみます。
















 12:25にPMの値が異常に高い。グラフでは分からないので生データを見ると、PM1.0の非常に小さな微粒子が67㎍/㎥でほとんどを占める。 

  


 もう1台の測定器もすぐ北側に並べて測定しているのでそちらも見てみると、やはり12:25にもっと大きな値が記録されている。
 北側から何かが飛んで来たと推測される。






 1分でほとんど元の値に戻っているという事は、何か1㎛以下の物の塊が飛んで来たと思われます。以下の写真は別の日に山の中で飛んでいた物ですが、この様な物が飛んで来たのではないでしょうか。















 この日の1時間毎の天気を調べて見ると、ずっと雨だがちょうど12時台に曇りとなっていました。雨の止んだ後にこの様な異常値が出るのを何度も経験しています




曇り→PM異常



 次にVOC(揮発性有機化合物)が一番高かった25日を見てみます。朝起きて新聞を取りに玄関外に出ると薬臭い臭いが立ち込めていました。その後急にVOCが5時から8時にかけて異常に高くなり、PMも5:29の1分間に上と同じ様な現象が起こっていました

 VOCが何かはクロマトグラフ等で分析しないと分からないができるかな?主が亡くなったガスクロマトグラフを借りて来たけど動かせると良いのだが。


















 最後に我が家と自排局の微小粒子状物質PM10の測定値がほぼ一致している23日から24日を見てみます。自排局は1時間毎の測定で遅れがありますが、似たような傾向を示しています。自排局と一致しない日の方が多いですが、この日は広域に微小粒子状物質が飛んでいる事が分かります。