観光客が居なくて静かな裏筑波へ登山に出掛けるので、2台のエアクオリティモニターを使って静かな山中とマイクロカプセルの飛散が激しい自宅のPM2.5,PM10を比較してみる事にしてみました。
<測定結果>
自宅 室内 20㎍/㎥程度で外部からの侵入を防いでいるので低い。
屋外 朝方は室内と同程度だが、洗濯物が干され乾き始めたと思われる10時15分
から急上昇しピークで76㎍/㎥を記録した。15時頃には一旦40程度まで
下がったがまた徐々に上昇。
車中 往路の車中8:20にPM2.5が43㎍/㎥とピークが見られるが、同乗者の影響かチャイル
ドシート(保育園で貰ってきたマイクロカプセルが光っているのを見た事がある)
の影響が考えられる。
復路では途中休憩したセブンイレブンで石鹸系の柔軟剤臭がした。窓を開いていて
PM10が23→30に上がっていた。
駐車したキャンプ場と歩いた林道
登山の駐車場となっている所で、行った時は数台しか車が止まっていなかったが
PM2.5が30台、PM10が40台とやや高い。
人通りの有る林道ではこの時は無人だったが40程度に上がる。
谷沿いのハイキングコース
ほとんど人通りのないハイキングコースだが思ったより高く30台が続く。
地図に記載されていない尾根道
地図に無い測量用の道で誰にも会わなかったがハイキングコースと比べて
余り変化が無かった。
風上方向約1kmに別荘、2kmに民家が有るのでその影響か?
<自宅と山を比べて>
自宅は2階建て住宅が混みあった所のほぼ中心にあり、晴れて洗濯物が干されるとグラフの破線の様にPM2.5とPM10が異常に高く、顕微鏡でその微粒子を観察するとほとんどがマイクロカプセルや破裂した破片です。今回は風が強く感じなかったが、山で嗅覚をリセットして帰ってきて自宅に着いて車のドアを開いた途端にきつい柔軟剤臭を感じます。
一方、人のほとんど来ない登山道でも意外と高い30台の値が続いいます。今回は都合で出来なかったが、顕微鏡で微粒子を観察すると山でもマイクロカプセルやそのかけらが多数見られます。
遠くの人家の方から飛んで来るのか、登山者が落としたマイクロカプセルが舞い上がっているこかまだ未解明ですが、我が家に比べるとはるかにましで、人を避けて登山すると体調が良くなります。
<その他参考になる登山時の測定、写真>
日付、表題をクリックすると、その投稿にリンクします。
この写真を見てまだ貴方は香り付き柔軟剤を使い続けますか?衝撃的な写真です。
・2019.09.27 登山道に残るマイクロカプセル測定(南会津 七ヶ岳)
PM測定、破裂して中身を放出しているマイクロカプセル、繊維くずにびっしりと付着した柔軟剤の内容物、破裂してバラバラになったマイクロカプセルの残骸、劣化して繊維からぼろぼろ剥がれている柔軟剤成分
・2019.09.20 筑波山で遠足の小学生達が吸う空気
PM測定値、マイクロカプセルが破裂して飛び散る写真、マイクロカプセルから更に小さなカプセルがしみ出している写真、破裂して粉々になったカプセルの写真、繊維くずに厚く積もって剥がれるカプセル内容物
・2018.09.30 筑波山は森の香りどころか強烈な柔軟剤臭に包まれて
マイクロカプセルやその破片、壊れたカプセルから中身が出ている、中身がバラバラに吹き飛んだカプセル
以上
私は2007年に産業医から「合成香料アレルギーで微量でも症状が出る」と言われました。最近のテレビで良く宣伝されている強い臭いの長続きする柔軟仕上げ剤の人と出会うと(極端な場合は姿が見えなくてもその残り香で)、喉や気管支が痒くなり咳が出たり頭痛や体が異常にだるくなったりします。その他、視覚や聴覚にも異常が出て脳梗塞ではないかと思った事もあります。 この症状は化学物質過敏症の一種と言われており、柔軟剤以外にもいろいろな物で起こりますがまだ十分解明されていないのと周知されていないので、気がつかない方も多いのではないかと思います。私は化学や医療の専門家ではありませんが、起こった事をありのままに伝えて、同じような症状に悩んでおられる方々の理解の助けになればと思います。
2020年3月18日水曜日
2020年3月17日火曜日
2020年3月13日金曜日
歩いて病院と院外薬局へ行く時のPM2.5,PM10
新型コロナウィルスや柔軟剤にやられるといけないので人混みは避けたいところですが、病院には行かなければなりません。
人間ドックで見つかった緑内障のため左目の治療が必要との事で、目薬を差しながら3ヶ月ごとに通院しています。今日は予約の日で散瞳剤を使用したOCTの検査も有り、車では行けないので歩いて行きます。ついでに、病院までの往復の道のりと、病院内・院外薬局の微粒子(PM2.5,PM10)分布を測り、また微粒子を捕集して顕微鏡でどんな物か観察してみることにします。
自宅の外に出ると柔軟剤の臭いが立ち込めて咳や頭痛になり、また病院の待合室も入った途端にきつい柔軟剤臭がします。このため、今日は活性炭のマスクで漏れを少なく改造したのをしていきます。しかし、もうマスクの在庫があと少ししか無く、入手も困難で困っています。
人混みを避けるというのは新型コロナウィルス対策と柔軟剤対策共通です。
<PM2.5,PM10、TVOC測定結果>
5分おきに自動で測定してくれるエアクオリティモニターをカバンにぶら下げて測定した結果です。
厚生労働省によると、高感受性者(呼吸器や循環器系疾患のある者、小児、高齢者等)での許容値は1日平均35㎍/㎥でグラフの赤く太い破線で示しています。
測定結果で自宅の室内は低い値を保っていますが、一歩外に出るとPM2.5,PM10共に50越えとなり、少し離れると一旦40台に下がります。しかし、高速道路を横切って5分程歩いた点がピークでPM2.5,PM10共に60㎍/㎥を記録しました。ここは中古車展示、ガソリンスタンドと畑の広がるのどかな所です。
その後のピークは病院前の歩道でPM2.5が52㎍/㎥を記録しましたが、病院の中に入ると眼科の待合は空いていて低く、検査室や診察室も低い値でした。ところが診察が終わって外の待合に出ると混んでおりPM2.5が35㎍/㎥と少し高くなり、その後柔軟剤臭のする混雑した会計待ちへ行くと41㎍/㎥まで上昇しました。
一旦外に出て混雑している院外薬局に入ると急に高くなり、PM2.5が53㎍/㎥を記録しました。院外薬局を出てからの歩道はずっと高い値が自宅前の道路まで続き、自宅の室内に入るとストンと落ちました。参考にもう1台の自宅外気を連続測定しているデータを細かい破線で示しましたが、こちらは洗濯物が干されて少し経った8時頃から上昇し、ずっと35のラインを越えたままです。
まとめると、自宅室内や混雑していない室内ではPM濃度は低いが、病院の混雑した会計待ちや混雑した院外薬局内といった人が多い所では高い。また、室外の歩道や住宅街で高い値が続いている。
<微粒子の顕微鏡写真:病院内と院内薬局>
病院に入ってから院外薬局を出るまでにエアクオリティモニター上面に貼ったSEM(電子顕微鏡)用両面テープに落ちてきた微粒子の顕微鏡写真です。
<微粒子の顕微鏡写真:自宅までの帰り道>
院外薬局を出てから自宅の前までにエアクオリティモニター上に貼ったSEM用両面テープに落ちてきた微粒子の顕微鏡写真です。マイクロカプセルやその内容物と思われる物のみ記載します。
<複視について>
眼科に着くと最初に視力検査が有りますが、昨日植木の剪定をしてから柔軟剤の影響で複視になり、Cマークが縦にぶれていて検査表の上の方しか見えません。あてずっぽうで何とか真ん中位まで行ったけどひどい状態です。
一旦この状態になると数日間直りませんが、今回は散瞳剤が切れてきたら複視も治ってきて次の朝ははっきり見えました。散瞳剤には神経の緊張を開放する作用もある様なので、柔軟剤成分で過敏になったのが抑えられたせいか?次回検査の時に聞いてみたいと思います。
昨日の剪定時には、少し息苦しいですが活性炭のマスクの上に更にDS2(N95相当)マスクを重ねて行いましたが、それでもダメなのでやはり化学防護メガネも必要かもしれない。
人間ドックで見つかった緑内障のため左目の治療が必要との事で、目薬を差しながら3ヶ月ごとに通院しています。今日は予約の日で散瞳剤を使用したOCTの検査も有り、車では行けないので歩いて行きます。ついでに、病院までの往復の道のりと、病院内・院外薬局の微粒子(PM2.5,PM10)分布を測り、また微粒子を捕集して顕微鏡でどんな物か観察してみることにします。
自宅の外に出ると柔軟剤の臭いが立ち込めて咳や頭痛になり、また病院の待合室も入った途端にきつい柔軟剤臭がします。このため、今日は活性炭のマスクで漏れを少なく改造したのをしていきます。しかし、もうマスクの在庫があと少ししか無く、入手も困難で困っています。
人混みを避けるというのは新型コロナウィルス対策と柔軟剤対策共通です。
<PM2.5,PM10、TVOC測定結果>
5分おきに自動で測定してくれるエアクオリティモニターをカバンにぶら下げて測定した結果です。
厚生労働省によると、高感受性者(呼吸器や循環器系疾患のある者、小児、高齢者等)での許容値は1日平均35㎍/㎥でグラフの赤く太い破線で示しています。
測定結果で自宅の室内は低い値を保っていますが、一歩外に出るとPM2.5,PM10共に50越えとなり、少し離れると一旦40台に下がります。しかし、高速道路を横切って5分程歩いた点がピークでPM2.5,PM10共に60㎍/㎥を記録しました。ここは中古車展示、ガソリンスタンドと畑の広がるのどかな所です。
その後のピークは病院前の歩道でPM2.5が52㎍/㎥を記録しましたが、病院の中に入ると眼科の待合は空いていて低く、検査室や診察室も低い値でした。ところが診察が終わって外の待合に出ると混んでおりPM2.5が35㎍/㎥と少し高くなり、その後柔軟剤臭のする混雑した会計待ちへ行くと41㎍/㎥まで上昇しました。
一旦外に出て混雑している院外薬局に入ると急に高くなり、PM2.5が53㎍/㎥を記録しました。院外薬局を出てからの歩道はずっと高い値が自宅前の道路まで続き、自宅の室内に入るとストンと落ちました。参考にもう1台の自宅外気を連続測定しているデータを細かい破線で示しましたが、こちらは洗濯物が干されて少し経った8時頃から上昇し、ずっと35のラインを越えたままです。
まとめると、自宅室内や混雑していない室内ではPM濃度は低いが、病院の混雑した会計待ちや混雑した院外薬局内といった人が多い所では高い。また、室外の歩道や住宅街で高い値が続いている。
<微粒子の顕微鏡写真:病院内と院内薬局>
病院に入ってから院外薬局を出るまでにエアクオリティモニター上面に貼ったSEM(電子顕微鏡)用両面テープに落ちてきた微粒子の顕微鏡写真です。
20200313170343 1000倍 様々な大きなマイクロカプセルとそこから出た内容物と思われる。 カプセルの内側にはボロボロと崩れていく厚い層とその中から出てくる 数㎛~1㎛以下の微粒子が見られ、中心部にはそれらが溜まっている。 |
20200313170409 1000倍 ひょうたんの様な形の大きなカプセル。 よく見ると上側の首の部分が破れて内容物が出て周りに散らばっている。 周囲には中身の細かなかけらや極微小カプセルが散らばっている。 |
20200313170452 1000倍 カプセルから放出された内容物がばらばらに崩れて 極微小なカプセルが周りに散らばっている。 |
20200313170947 1000倍 親カプセルから放出された塊がばらばらになった物と思われる。 |
20200313161601 1000倍 繊維くずの向こう側にくっついているカプセルと思われる。 ほとんど透明でカメラを調節してもこれ以上コントラストが上がりません |
20200313161014 1000倍 潰れて伸びてしまったカプセルでしょうか |
20200313163801 1000倍 二重構造のカプセル |
<微粒子の顕微鏡写真:自宅までの帰り道>
院外薬局を出てから自宅の前までにエアクオリティモニター上に貼ったSEM用両面テープに落ちてきた微粒子の顕微鏡写真です。マイクロカプセルやその内容物と思われる物のみ記載します。
20200313210656 1000倍 親カプセルから放出されたごく小さな数㎛~1㎛以下のカプセル。 これらはPM2.5として計測され、肺の奥深くまで入り込み、 血液中にまでも入ると言われている。 |
20200313183630 1000倍 半分に割れて光り輝くマイクロカプセル |
20200313183918 1000倍 下のカプセルはまだ形を保っているが、右上のは伸びてしまっている。 |
20200313184631 1000倍 下の物は最近よく見かけるようになった。 |
20200313193617 1000倍 マイクロカプセルの内容物か? |
20200313194404 1000倍 繊維くずの上にくっついたマイクロカプセルの内容物か? 拡大すると小さな粒々の塊である事が分かります。 |
20200313205915 1000倍 |
20200313210450 1000倍 |
<複視について>
眼科に着くと最初に視力検査が有りますが、昨日植木の剪定をしてから柔軟剤の影響で複視になり、Cマークが縦にぶれていて検査表の上の方しか見えません。あてずっぽうで何とか真ん中位まで行ったけどひどい状態です。
一旦この状態になると数日間直りませんが、今回は散瞳剤が切れてきたら複視も治ってきて次の朝ははっきり見えました。散瞳剤には神経の緊張を開放する作用もある様なので、柔軟剤成分で過敏になったのが抑えられたせいか?次回検査の時に聞いてみたいと思います。
昨日の剪定時には、少し息苦しいですが活性炭のマスクの上に更にDS2(N95相当)マスクを重ねて行いましたが、それでもダメなのでやはり化学防護メガネも必要かもしれない。
登録:
投稿 (Atom)