2022年7月2日(土)
孫が富士山へ行きたいと言っていたので、マイカー規制が始まる前に五合目まで車で登って散策する事にしました。
五合目の駐車場へ着くと窓も開けられない土砂降りでした。
雨雲レーダーを見ると、少し下がった奥庭は雲が切れていそうです。
行ってみると小雨の状態で、支度をしているうちに雨は止みました。
しかし、山頂は残念ながら雲の中です。
7歳と4歳の孫を連れて奥庭を散策し、山小屋の奥庭荘で昼食にしました。
私は2007年に産業医から「合成香料アレルギーで微量でも症状が出る」と言われました。最近のテレビで良く宣伝されている強い臭いの長続きする柔軟仕上げ剤の人と出会うと(極端な場合は姿が見えなくてもその残り香で)、喉や気管支が痒くなり咳が出たり頭痛や体が異常にだるくなったりします。その他、視覚や聴覚にも異常が出て脳梗塞ではないかと思った事もあります。 この症状は化学物質過敏症の一種と言われており、柔軟剤以外にもいろいろな物で起こりますがまだ十分解明されていないのと周知されていないので、気がつかない方も多いのではないかと思います。私は化学や医療の専門家ではありませんが、起こった事をありのままに伝えて、同じような症状に悩んでおられる方々の理解の助けになればと思います。
2022年7月2日(土)
孫が富士山へ行きたいと言っていたので、マイカー規制が始まる前に五合目まで車で登って散策する事にしました。
雨雲レーダーを見ると、少し下がった奥庭は雲が切れていそうです。
行ってみると小雨の状態で、支度をしているうちに雨は止みました。
しかし、山頂は残念ながら雲の中です。
7歳と4歳の孫を連れて奥庭を散策し、山小屋の奥庭荘で昼食にしました。
室内でマイクロカプセルから出ると言われているHCHOホルムアルデヒドを常時監視しています。
測定はNDIR方式の測定器を使用しています。
この測定器はFTIRと同じ原理で、分子振動により特定の波長の赤外線が共振して吸収される原理です。FTIRは周波数成分を分析して解析出来ますが、NDIR方式は固定の赤外線光学フィルターを使用して、特定の周波数が吸収されて減衰するのを検出しています。
我が家では通常は数十㎎/㎥位ですが、建物の反対側に有る台所で調理をしていると、下の様に極端な値が出る時が有ります。台所で何を使っているのが妻に聞くと、この時はみりんでした。他にも料理酒を使っている時も同じくらいの値が出ます。
我が家の外気観測結果6月分です。6月前半は雨が多く微小粒子状物質は少な目でしたが、雨が上がって晴れた16日~17日は異常に多くなっています。我が家の環境は、2階建ての住宅が混みあっている住宅街です。近くには工場等は有りません。
<微小粒子状物質の環境基準>
環境省 1日平均値が35㎍/㎥以下/年平均値15㎍/㎥以下
WHO 1日平均値が25㎍/㎥(暫定目標)/ガイドラインは年間平均10㎍/㎥
これらは昔の工場ばい煙や自動車の排ガスを問題にしていた頃の基準で、現在は住宅街では後述の様に物質が全く異なっているので、健康影響を考えて新たな基準が必要と考えます。
<6月の全観測データ>
<PM10のみを1km離れた環境省の自排局と比較>
自宅から約1kmの距離に環境省の自排局が有りPM10を観測していますので、その測定値との比較です。
但し測定方式が異なり、我が家はレーザー散乱方式で1分間隔の測定ですが、自排局はベータ線減衰方式で1時間毎の測定です。測定方式は異なりますが、17日~18日のピークはほぼ一致している様に見えます。
<6月のピークである17日~18日を拡大して見る>
17日~18日を拡大して見ると、約1km離れている自排局とほぼ同じ値が出ていて、犯人は広域な成分の様です。また、我が家の測定器はPM1も測定できるので、成分はほとんどがPM1が占めている事が分かります。
<17日~18日のPM10を環境省の自排局と比較>
<ピーク時の微粒子を捕集して工業用顕微鏡で観察>
17日のピーク時刻で4:18~8:02の3時間44分の間に微粒子を電子顕微鏡用両面テープで収集して工業用顕微鏡で観察して見るとほとんどが柔軟剤等に使用されている香料マイクロカプセルやその破裂、分解物でした。以下に代表的な写真を掲載します。
これらを呼吸で大量に吸い込んで、鼻腔で破裂したり、肺の奥深く血液にまで入ってしまってどうなるのだろうか?
未破裂マイクロカプセル
20220617115902 1000倍 未破裂 |
本来繊維にくっついて香りを出す機能の物が、そのまま剥がれて飛んできている。カプセルの表面が紫外線劣化しているのがくさい。
大気中や吸い込んだ人の気道で破裂し、高濃度の合成香料液を飛ばしていると思われる。
吸い込んだ人はどうなるのだろうか?
20220617110726 1000倍 未破裂 |
上は直径32㎛
下は直径20㎛
破裂してまだ中身が残っている物
20220617105736 1000倍 破裂しまだ中身が残る |
直径20㎛程度の破裂して中身が一部出てしまったカプセル。拡大して見ると、中に微粒子や液体、塊が見える。
破裂した殻
20220617102429 1000倍 破裂した殻 |
長径67㎛の破裂して中身が吹き飛んでしまったカプセルの殻
中身がしみ出る
20220617102641 1000倍 染み出る |
上の方から液体の様な物がしみ出ている。
20220617115109 1000倍 染み出る |
左側から液体や微粒子が放出されている
20220617131727 1000倍 染み出る |
右上に向かって液体を飛ばしている様に見える
伸びて溶けていく
20220617101830 1000 伸びて溶ける |
真ん中の伸びてしまったマイクロカプセルの右下から液体の様な物が噴き出している。他にも下側から液体や微粒子が放出されている。
20220617105521 1000倍 溶けながら粒子を放出 |
20220617114800 1000倍混合未破裂溶けるかけら |
(注)画像の分類は、私が数千枚の顕微鏡観察中に破裂したのを見た経験を基に分類した物です。専門家の方で、もし間違い等に気付かれましたらご助言戴けると助かります。