今回は購入した新品の布(木綿100%のタオル雑巾)を洗濯機で石鹸洗剤を使って良く洗って、庭の芝生上に有る物干しざおで天日干ししてから柔軟剤処理して測定する事にします。
ホームセンターで購入したタオルぞうきん
木綿100%
約20cmX30cm
1.26日に新品を石鹸で洗い庭に干して良く乾かし、29日まで室内に吊るしておいた布がひどくイソシアネートに汚染されていた。
そっとしておいて測定してもイソシアネートは出ない。
布を揉んだり、霧吹きで湿らせるとACGIHが職業病を防止する為の規制値とする1ppbの6倍ものイソシアネートが出る。
10:12 5.6ppb |
測定中の写真で、この時は5.6ppbで警報が鳴って画面が赤くなっている。
外に干したタオル雑巾に付着したポリウレタンマイクロカプセルが機械力や水分により解離し、材料のイソシアネートが発生していると思われる。
洗濯物を畳んでいると咳が出たり頭痛がしてくる時が有る理由がこれで分かった。
2.今日、外に干した洗濯物が心配になり測定してみた。
始めに測定場所・用具が汚染されていない確認をしてから、今日2階に干したバスタオルを測定した。
今日は汚染は無く、バスタオルを揉んだり叩いたりしても計測値はゼロのままだった。霧吹きは今日使うのが濡れてしまうので実施しなかった。こちらは庭では無く2階に干したので、高さにより汚染されないのか、それとも風の状態で我が家に飛んでこなかったのかは不明です。
3.1.の布を柔軟剤処理して乾かし測定したが極端な値の発生は無く、この程度では
元の汚染の残りか柔軟剤処理の汚染かは判定できず。
16:43 1.6ppb |
1.6ppbを計測した時の写真です。この程度だと外に干した時の汚染かどうか分からない。
今回の実験で、柔軟剤から出るイソシアネートは
①柔軟剤処理して濡れたままだと出ない。一旦乾かす事が必要。
②静かにしていると出ない。機械的刺激や水分で出る。(各メーカーの香りの宣伝通り)
以前、電車の中で測定した時に、満員電車から皆が一斉に降りて、ドアが閉まった後に急上昇した理由がこれで分かった。