通常は山に登ってきれいな空気を吸い汗をかくと、すっきりして心地よい疲れで、帰りの車の片道4時間運転も苦にならないのものです。
ところが、筑波山とか人の多い山へ登ると、柔軟剤等の化学物質に弱い私は、香りの強くてなかなか消えない柔軟剤臭とすれ違った時に咳や頭痛、涙等の症状が出ます。そして、時間が経つと疲労の回復機能が失われた様なひどい疲れと眠気に襲われます。
今回の登山もその様な症状が出て、次の日には朝起きると体がだるくて耳鳴りと頭痛がして、右肩の痛みと腕の痺れが出ました。自宅でも新聞を取りに外に出ると北風に乗って薬臭い柔軟剤独特の臭いがします。
近所で洗濯物が干される7時半頃になると、目がごろごろして痛く鏡を見ても何も入っていません。目を洗ってしのぎます。そして、8時半頃には家の前の道路に酸っぱい薬臭い柔軟剤臭が充満して複視がひどくなって、昼頃には両腕に赤い模様が出ました。
午後1時半頃から1時間位だるいので昼寝をしましたが、起きると両足がだるくて複視がひどい状態で両腕に赤い模様が出ています。
これらの症状のトリガーになったと思われる筑波山登山時のTVOC(揮発性有機化合物の総量)をAtmotubeで測定したので、グラフにしてみました。成分は分かりませんが人が居る所に揮発性有機化合物有りです。但し、量が多くても害が少ない物とごくごく微量でも毒性の強い物が有るので、成分を分析しないと原因物質は分かりません。成分のうち一般的な合成香料と猛毒のイソシアネートでは百万倍もの毒性の差が有ります。
最初の頃の鋭いピーク2カ所は、妻と私が虫よけスプレー(無香料品)を使用した影響と思われます。
登山中に強い柔軟剤臭の人とすれ違ったと思われる場所3ヵ所でわずかな上昇がみられます。しかし、この山は虫よけスプレーの様にストンと落ちません。マイクロカプセルが付着して、化学成分を出し続けているせいでしょうか。
御幸ヶ原で昼食を食べて休憩した時には、途中から立ち込める柔軟剤臭を避けて風上に逃げたのですが、それでも測定値が上昇しています。この時の影響が一番大きく症状に出ているのではないでしょうか。
私は2007年に産業医から「合成香料アレルギーで微量でも症状が出る」と言われました。最近のテレビで良く宣伝されている強い臭いの長続きする柔軟仕上げ剤の人と出会うと(極端な場合は姿が見えなくてもその残り香で)、喉や気管支が痒くなり咳が出たり頭痛や体が異常にだるくなったりします。その他、視覚や聴覚にも異常が出て脳梗塞ではないかと思った事もあります。 この症状は化学物質過敏症の一種と言われており、柔軟剤以外にもいろいろな物で起こりますがまだ十分解明されていないのと周知されていないので、気がつかない方も多いのではないかと思います。私は化学や医療の専門家ではありませんが、起こった事をありのままに伝えて、同じような症状に悩んでおられる方々の理解の助けになればと思います。
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