台風が過ぎ去った北風の強風の中、用事で出掛けるのでイソシアネートとTVOC測定器を持って出かけました。
自宅→郵便局→ショッピングセンター→コンビニ→自宅の経路で歩きましたが、自宅を出た途端に1.2ppbのイソシアネートが観測されました。この値は米国の工場等の管理値であるACGIH許容限度1ppbを越えています。
その後、臭いがしてもイソシアネートは検出限度0.4ppb未満でした。郵便局やショッピングセンター内でもTVOCは上昇しましたが、イソシアネートは検出しませんでした。
ところが、ショッピングセンターの建物を出て駐車場に来た途端に臭いは感じないけど0.7ppbが出ました。ここは後で地図を見ると、風上の北側に住宅が密集していました。
コンビニ内ではTVOCが高いですが、イソシアネートは検出されませんでした。
ところが自宅に近づき、いつも柔軟剤の臭いが立ち込めるエリアに入ると、今回は臭いを感じませんがイソシアネートが検出され、自宅の前まで続きました。自宅の玄関を入るとゼロに落ちました。
臭いの成分とイソシアネートの伝搬特性は異なる様で、臭いの強さとイソシアネートの測定値は一致しません。イソシアネート自体は臭いを感じたら生命の危険が有るレベルなので、臭いはあてになりません。
このところ雨が続いたり強風が吹いたりして新規に吸い込む量が減って、蓄積した化学物質がだいぶ減った様で、今日は曝露される時間も短くマスク無しで平気でした。
今日は強風で低湿度という環境で、イソシアネートの場所がはっきりと出ました。
<測定データ>
<イソシアネート基に反応したテープ>赤い丸の部分
私は2007年に産業医から「合成香料アレルギーで微量でも症状が出る」と言われました。最近のテレビで良く宣伝されている強い臭いの長続きする柔軟仕上げ剤の人と出会うと(極端な場合は姿が見えなくてもその残り香で)、喉や気管支が痒くなり咳が出たり頭痛や体が異常にだるくなったりします。その他、視覚や聴覚にも異常が出て脳梗塞ではないかと思った事もあります。 この症状は化学物質過敏症の一種と言われており、柔軟剤以外にもいろいろな物で起こりますがまだ十分解明されていないのと周知されていないので、気がつかない方も多いのではないかと思います。私は化学や医療の専門家ではありませんが、起こった事をありのままに伝えて、同じような症状に悩んでおられる方々の理解の助けになればと思います。
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