昨日に続いてイソシアネート基とTVOCを測ってみます。最初に早朝ウオーキングに測定器を持参し、いつも歩いている場所を測定し、その後は自宅の外気を測定します。
15時を過ぎたら急にイソシアネート基が出てきたので、測定器を持って町内の分布を測ってみました。同時に柔軟剤臭がする点をGPSロガーに入力します。
<測定結果>
ウォーキングコースでイソシアネート基の検出は無かった。自宅の外気では8時から9時にかけて0.5~0.7ppb検出された。その後も数値はゼロ(測定限界の0.4ppb未満)だが、テープに反応は続いている。
16時半頃から17時半頃の約1時間、測定器を持って町内を網の目状に歩いてみたが、0.8~1ppbが検出された。一番高い値の1ppbは米国の職場の規制値と同じレベルであり、この様な値が住宅地で出るという事は異常である。
この時間は洗濯物はほとんど取り込まれている時刻なのに、あちこちで柔軟剤臭を感じる点が有った。薄暗くなり窓も締まっている時間なので、柔軟剤を使用している家の中から常時換気や換気扇で排気される空気がかなりの臭気を伴っていると考えられる。
<柔軟剤臭がした点とイソシアネート計測値が高かった点>
紫色の線が歩いた軌跡を示す。GPS衛星からの電波受信状態が悪く少しずれています。
柔軟剤臭がした点はピンが立っている場所です(見辛いですが)
数値(単位ppb)はイソシアネート基の測定値が高かった点を示す。
(テープを送った直後は感度が低いのでこれ以外にも高い点が有るかもしれませんが目安と考えて下さい)
この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである。
<テープ画像>
私は2007年に産業医から「合成香料アレルギーで微量でも症状が出る」と言われました。最近のテレビで良く宣伝されている強い臭いの長続きする柔軟仕上げ剤の人と出会うと(極端な場合は姿が見えなくてもその残り香で)、喉や気管支が痒くなり咳が出たり頭痛や体が異常にだるくなったりします。その他、視覚や聴覚にも異常が出て脳梗塞ではないかと思った事もあります。 この症状は化学物質過敏症の一種と言われており、柔軟剤以外にもいろいろな物で起こりますがまだ十分解明されていないのと周知されていないので、気がつかない方も多いのではないかと思います。私は化学や医療の専門家ではありませんが、起こった事をありのままに伝えて、同じような症状に悩んでおられる方々の理解の助けになればと思います。
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