産業医から「合成香料アレルギー」と言われた私が缶コーヒー(アロマ何とかという香料が沢山入っている)を飲んだら気持ち悪くなった原因が分かりました。
香料の成分は企業秘密とやらで公開されていませんが、香料専業メーカーが使用している材料から推定してみました。
香料を作っている会社の化学物質使用量でダントツに多いのが、トルエンです。
以下の資料はある香料専業メーカーの化学物質使用量を量の多い順に並べたものです。そして、一番右には長期または反復暴露の影響を一部ですが調べて記入しました。
成分に香料と書かれている缶コーヒーや缶チューハイを飲むと気持ちが悪くなったり、頭痛がしたりするのは、トルエンまたはその化合物による影響ではないでしょうか?
その根拠として、以下のブログ(小児科医が産業医の講習を受けた時の事)が挙げられます。トルエンを扱っている人の尿検査をする前日には、缶コーヒーを飲んではいけない。ほとんどの缶コーヒーには香料が含まれています。
以下「毒多ぁ亀山の小児科日誌」へリンク
http://plaza.rakuten.co.jp/drkameyama/diary/201102260000/
そして、最近また私の症状がひどくなってきました。缶コーヒーは飲まなければ済むのですが、空気は吸わない訳にはいきません。
以下、柔軟剤の臭いにさらされた履歴と症状です
1/11 町内会の集まりでキーメイトマスク(特殊活性炭マスク)着用。臭いは感じなかった。
1/12 目がおかしい。二重にダブって見える。
1/13 ①筑波山登山。御幸ヶ原で祖父母と孫のグループが目にしみる強烈な柔軟剤の臭いを発しているのに遭遇。直ぐに離れたが10m位離れないと臭いは消えなかった。
②その後、夜景観察中に後から来た人がこれまた柔軟剤が臭う人で、一番端の離れた位置で写真を撮った。帰ってから缶ビール350mlを妻と半分ずつ飲んだが、これも間違いだった。アルコールも有機溶剤と同じ仲間だ。
1/14 朝起きると目がべたべたして目やにがひどかった。
静かにしていても心臓がドキドキする。手足が冷えて、特に足は厚い靴下を2枚履いても冷える。ひどい耳鳴りがする。文字が二重に見える(横線が二重線に見える)。お腹がすっきりしない。寒気がして布団に入っても直らず、目をつむると川が流れる様に上から下にもやもやしたのが流れている様に見える。
この後、すっかり昼まで2時間半位寝てしまいました。起きて体温を測ると36.7℃でちょっと高目位でした。
これらの症状は、もう有機溶剤の中毒と一緒ではないか?
1/15 目がおかしいのも直って快調。しかし、夕方妻のヘアクリーム?の臭いを暖房の風上からもろに受ける。
1/16 朝起きた時は少しだるい位だったが、その後文字が二重に見え、静かにしていても心臓がドキドキした。1時間半位寝ると少し治まった。
有機溶剤は肺から効率よく吸収され、粘膜からも吸収されるそうで、マスクだけでは阻止できないようです。また、体からの排出には時間が掛かり、上記の様に排出が終わらない内に次のが入ってしまうと、ひどい症状が出てしまう様です。
以下の資料が分かりやすく参考になります。
ボランティア団体『想見の会』のHPより「慢性有機溶剤中毒の症状」→リンク
低濃度であっても、長い間さらされ続けると慢性中毒を引き起こす
体の許容量を越えて蓄積するといろいろな障害が起こる
環境保健学講義資料「有害化学物質による健康障害」→リンク
山形大学医学部の講義資料です。→医者になろうとする人はこの様な事を学んでいます。
特に参考になるのは、
7ページ
C.量・影響の関係 臨界影響が感受性の高い人と低い人で異なる
8ページ
D.量・反応関係
集団における特定の影響の有無 閾値の低い人と高い人
15ページ
B.トルエン 香料に使われている
慢性毒性・・・頭痛、不眠、食欲不振など
脳波の異常、小脳の萎縮、視力障害など
これを読むと、香りの強い柔軟剤(香料としか書かれていませんが)はどんなに危険かが分かります。また、前記の表でトルエンには薬物依存性が有ることが分かります。したがって、成分は香料とだけしか書かれていませんが、トルエンかその化合物が含まれるとすれば柔軟剤の量をどんどん増やしたり、何種類もの柔軟剤を混ぜて使う人が出て来るのも不思議ではありません。
お母さんの趣味で匂いの強烈な柔軟剤を使っているとすれば、子供が可愛そうです。徐々に蓄積していって、そのうち私と同じ様に症状が出る様になると思われます。その閾値(症状が出るか出ないかの境目)は人によってばらつきが大きいので、弱い人は私の様に早く出ることになるでしょう。
私は2007年に産業医から「合成香料アレルギーで微量でも症状が出る」と言われました。最近のテレビで良く宣伝されている強い臭いの長続きする柔軟仕上げ剤の人と出会うと(極端な場合は姿が見えなくてもその残り香で)、喉や気管支が痒くなり咳が出たり頭痛や体が異常にだるくなったりします。その他、視覚や聴覚にも異常が出て脳梗塞ではないかと思った事もあります。 この症状は化学物質過敏症の一種と言われており、柔軟剤以外にもいろいろな物で起こりますがまだ十分解明されていないのと周知されていないので、気がつかない方も多いのではないかと思います。私は化学や医療の専門家ではありませんが、起こった事をありのままに伝えて、同じような症状に悩んでおられる方々の理解の助けになればと思います。
トルエンは水に溶けません。缶コーヒーに混じり様がないです。
返信削除香料を作る時に出発物質として使っても、カルボキシ基やヒドロキシ基がついていないと、水に溶けません。
水性の物質には残留しようがありません。
尿検査の前日に缶飲料を飲んではいけないのは、防腐剤等の安息香酸でしょう。
亀山先生のブログをよく読めば解ると思います。