アリドオシラン |
標高差1,300mの直登で厳しい行程なので、前日の昼過ぎに自宅を出発し、途中で日帰り温泉に寄り入浴と夕食を済ませて、登山口に一番近い道の駅で車中泊し早朝から登山を開始する計画です。
日帰り温泉入浴で、私は全然臭いを感じず問題有りませんでしたが、女風呂で妻が柔軟剤の臭いで逃げ出したそうです。隣の人と話をしていたそうですが、その人が自前のタオルを使い始めた途端に強烈な臭いでその場を離れたそうです。
また、休憩所で食事をする時は、奥の離れた席にしましたが、水を取りに行くと途中の席の子供連れが強烈な臭いを放って、息を止めて通過しました。
車中泊の道の駅は、熊に注意の掲示が有る程の山の中で、車中泊の教科書通りに道路脇を避けて奥の方に先客の隣の車から離れて駐車しました。妻は後部座席をフラットにして横になりましたが、私は体が収まりきらないので運転席を倒して休みました。
熟睡は出来ませんでしたが、何とか眠れましたが、2時半頃に頭がズキンズキンして目が覚めました。口の中は酸っぱくなって気持ちが悪い状態です。換気の為に僅かに開けた窓の隙間から柔軟剤臭が入ってきていました。
少し風が出てきて風下になっていたので、後から来た数十メートル離れた入口近くの車から流れて来ています。こんな熊が出る様な場所でも、柔軟剤に空気が汚染されてしまっています。
こんな状態では眠れないし、頭痛が治らないと山に登ったら体調不良で遭難て事にもなるので、洗面所に行って口の中をきれいにして今度は窓を閉め切って休みました。
夜明けの霧の中目が覚めると、入口近くの車は全部出発していて、爽やかな山の空気で頭痛も治っていました。三岩岳は私たち夫婦の貸し切りで、他の登山者は無く、柔軟剤臭に悩まされる事もなく爽やかな空気を吸って、無事山頂近くの湿原まで写真撮影に行く事ができました。
本来ですと避難小屋に泊まれは強行スケジュールの心配は要りませんが、運悪くきつい柔軟剤臭の人と会ってしまったら、私は気温数℃の小屋の外に非常用のビバークテントを持って逃げ出すしか有りません。
山を愛する仲間にお願いです。どうか今流行りの香りが長続きする柔軟剤臭は止めて下さい。汗臭い臭いは少し離れれば気になりませんが、柔軟剤臭は貴方が居なくなっても幽霊の様に登山道にずっと残っています。
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