外出自粛が要請されていますが、自宅は北風に乗って柔軟剤臭がして窓も開けられないので、人の居ない利根川の堤防を散策することにしました。途中で高速のパーキングエリアに寄りトイレ休憩をします。
ついでにエアクオリティモニターをぶら下げて、微粒子PM2.5とPM10の分布を5分おきに計測してみます。
<測定結果>
自宅の締め切った室内では微粒子PM2.5、PM10共に低いですが、玄関を出た途端にPM2.5,PM10共に急上昇しました。過去に顕微鏡観察を何度も行っていますが、この原因はマイクロカプセルやそのかけらです。
散策途中では、途中通過した新興住宅街ではPM2.5,PM10共に更に上昇し、無人の堤防上では思ったほど下がりませんでした。広域に汚染されている様です。
休憩で寄った高速道路のパーキングエリアでは、中の商店街でPM10が急上昇しました。その後高速道路の風下側でパーキングエリア外側を歩いている時にPM2.5,PM10共に上昇し、その後は古い住宅街の所でも上昇しました。
まとめると、やはり人が居る所でPM値が上昇し、少し離れた位では落ちない事が確認されました。
参考に下の方に以前南会津の人家から遠く離れてほとんど登山客にも会わない七ヶ岳に登った時のデータと比べてみて下さい。ここは中級コースで、滝の脇をロープで登る所では良好な値を示していますが、尾根に出て登山客がある程度通る所では高い値となっています。この時は登山客が少なく滝の脇では1名に追い越されただけで、尾根に出てから会ったのは追越された人ともう1名だけでした。
<自宅近辺のグラフ>
2020年4月22日(水)
破線で示したのは自宅南側2階ベランダで連続測定しているもう1台の測定値です。こちらはいつも午前の早いうちは低く、昼頃や午後に向かって上昇しています。自宅の外でも実線の東側玄関外と南側2階ベランダが異なるのは風の影響か垂直分布の差かも知れませんが、検討が必要です。
<民家から十分離れた山の中では>南会津七ヶ岳の滝を登るコースは低いが尾根は高い
詳細は以下リンクを参照して下さい。
https://mukouryou.blogspot.com/2019/09/pm25pm10voc.html
私は2007年に産業医から「合成香料アレルギーで微量でも症状が出る」と言われました。最近のテレビで良く宣伝されている強い臭いの長続きする柔軟仕上げ剤の人と出会うと(極端な場合は姿が見えなくてもその残り香で)、喉や気管支が痒くなり咳が出たり頭痛や体が異常にだるくなったりします。その他、視覚や聴覚にも異常が出て脳梗塞ではないかと思った事もあります。 この症状は化学物質過敏症の一種と言われており、柔軟剤以外にもいろいろな物で起こりますがまだ十分解明されていないのと周知されていないので、気がつかない方も多いのではないかと思います。私は化学や医療の専門家ではありませんが、起こった事をありのままに伝えて、同じような症状に悩んでおられる方々の理解の助けになればと思います。
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