国民生活センターの商品テスト・回収情報の中で、全国の商品テストという項目が有り、その中で2014年11月の「柔軟剤の香り成分」
「柔軟剤の香り成分の含有量、使用量の変化に伴うタオルへの香り成分残存量と香りの強さに関する官能検査を実施 」という商品テストが公開されています→リンク
但し、そのページで「ちょっと気になる 柔軟剤の香り成分[PDF形式](静岡県)」と題するリンクを見ようとクリックすると、HTTP404未検出 というエラーになり、そのリンク先が変更か削除されてしまっています。(以前は正常にリンクした)
しかし、その文書の発行元である静岡県環境衛生科学研究所に直接行くと見られます。→リンク
ここでは静岡市内のドラッグストアなどで販売されている柔軟剤8銘柄と洗剤1銘柄、芳香消臭剤1銘柄について香料の分析や使用量の違いによる香りの強さについて調査が行われています。
この結果として、
①海外の化粧品に関する法令でアレルギー物質として表示が義務付けられている成分が使用されている。
②揮発性有機化合物(VOC)でもある成分が使用されている
と書かれています。
また、化学物質に過敏な人などでは、これらの成分が空気中にわずかに存在していても、目や喉の痛み、頭痛の原因となることもあるので、注意が必要とも書かれています。
そこで、これら検出された物質のうち、海外製品や香り付け柔軟剤で量が多かった物の毒性について、MSDS(化学物質安全性データシート)等で調べてみました。
---以下は亀の子が全く分からない私ができるだけ信頼性の高い所で調べた結果です---
これらの毒性で生ずる症状は、私や皆さんの症状と一致するのではないでしょうか。
<α-ピネン>・・・TOXNETの機械翻訳です→原文へのリンク(私は専門家ではないので、正確には原文を参照して下さい)
アレルギー物質である。
吸入すると、動悸、めまい、神経障害、胸の痛み、気管支炎、腎炎の原因となる。
下痢、口や喉の痛み、腹痛、吐き気、嘔吐、経度の気道症状
時折痛みを伴う排尿、蛋白尿、血尿、尿は臭いが・・・スミレに似ている
<β-ピネン>・・・TOXNETの機械翻訳です→原文へのリンク(私は専門家ではないので、正確には原文を参照して下さい)
人の暴露量の研究で、露光チェンバー内の吸入でα-ピネン、β-ピネン、3-カレンとの間に僅かな相互作用が有る。露光中にのどや気道に不快感を経験した被験者は、気道抵抗が露光終了後に増加した。
吸入すると、動悸、めまい、神経障害、胸の痛み、気管支炎、腎炎を引き起こす可能性がある。
目、呼吸器、皮膚を刺激し、皮膚接触により感作(アレルギー)を引き起こすことがある。
<d-リモネン> 柑橘の香り
用途:香料
毒性:①感作性と刺激性を除けば毒性の低い物質であると評価されている。(Wikipedia)
但し、
②大気中でリモネンは光化学的に生成されたヒドキシル・ラジカルとの反応により以下
の物質が生成される。d-リモネンの計算寿命は0.3から2時間の範囲である。
(世界保健機関 国際化学物質安全計画より引用)
4-アセチル-1-メチルシクロヘキセン・・・目刺激、麻酔作用、眠気またはめまい。
気道に侵入すると生命に危険
ケトーアルデヒド・・・たんぱく質を凝固させ有毒(Wikipedia)
ホルムアルデヒド・・・気道への刺激性、鼻や口蓋神経の感受性低下、視床下部への影響
長期暴露による呼吸器、中枢神経の障害(MSDS)
3-オキソブタナール・・・不明
グリオキサール・・・別名 シュウ酸アルデヒド(蓚酸アルデヒド)、エタンジアール
架橋剤として樹脂や繊維その他の加工に用いられる。
眼、皮膚、気道を刺激する。反復または長期の接触により、皮膚が感作
されることがある。(環境省)
C10ジカルボニル・・・不明
<リナロール>スズランの香り
用途:。(S) 体はオレンジ様の香りで、(R) 体はラベンダー様であるとされており、また閾値は
(R) 体が (S) 体の1/5であるとされている。。(Wikipediaより)
毒性:①酸化によって強力な感作物質(アレルギー反応をおこしうる状態にする)が生成
される。(医療従事者用医療情報専門サイト)→リンク
②ラベンダーの精油に含まれている『リナロール』という成分が酸化された物が
アレルギー反応を起こすと言われています。(アレルギー対策ガイド)→リンク
<α-イソメチルイオノン>花の香り
スミレの花のようなにおいを持つ、無色または黄色みを帯びた液体である。
においは異性体ごとに異なる。
用途:多く調合香料や食品香料として利用される
毒性:イオノンはアレルゲン(感作性物質)となる可能性がある。
ドイツ水質危害クラスでクラス2(危険性あり、endangering)に指定されている。
これらを調べていて分かったことは、元の物質はそれほど害が無くても、大気中でより強力な毒性を持つ物質が生成されてしまうことです。私の経験でも、香りの強い人とただすれ違っただけでは咳が出たり頭痛がしたりしますが、それは暫くして治まります。ひどいのは電車の中でずっとその香りを嗅ぎ続けたり、近所の洗濯物の臭いが吹き溜まりの様になっている我が家の庭にずっと漂っている時は次の日にも残るひどい症状になってしまう原因ではないでしょうか。
以下は電車に乗って東京のセミナーに参加した時の経験です。
3/20 特殊活性炭マスクを装着して電車に乗ったが、マスクで除去しきれない強い臭いが充満
空調が入らない温度で電車の換気が行われていない
マスクをしていても臭いを感じるという事は、かなり強烈な柔軟剤の臭いです。
セミナー会場ではマスクを外しても臭いは感じなかった
夜になるとパソコンのキーボードがひどい複視状態で見える。
まぶたが重く、散瞳薬が効いている様な感じ
3/21 朝起きると目の周りに目やにが付いている
夜中に2度変な時間に目が覚めた
複視は少し良くなった
午後3時半頃体がだるく、寒気がして異常に眠いので昼寝をする。1時間半後に目が覚める
すっきりしたが、まだ複視は完全に治っていない。
3/22 複視は少し残っていますが、遠くの小さな字も読める様になってきました。
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